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老人が老害にならない方法。きっと老人の考えの一部が嫌いなんだよね

 神田伯山が好きだ。好きというか、大好きだ。どう言った人物か、未来の人間国宝だと爆笑問題の田中が言っている。講談会を盛り上げようとしている1人で、きっと最高のネクラ。どうして好きか。テレビにでてた。それをたまたま見た。テレビに吸い込まれたのは生まれて初めて。神田伯山の言葉を借りると、「らくだを見てずっと鳥肌が治まらなかった。」という具合。いいねボタンを気軽にクリックしない人がいる。本当にいいと思ったものしかクリックしない人がいる。そんな人間が、他人に勧めた数少ない事例となっている。「まじすげ〜けん」10人くらいの人に勧めた。10人?私の10人はあなたにとっての1万人。つまり、あり得ないこと。最初の1人が嫁である。偶然に録画していたその番組を「すげーけん見て」と半ば強引に見せた。そんな夫が横でギラギラしながら感想を待っている状態で見させられている。いま思えば酷なことをさせたが、感想は「なんかいいね。」と拍子抜けの感想。「だ、だろ。」”趣味趣向には個人差がある”という言葉がある。全ての女性がカベドンされたいわけではないのと一緒。話を戻すと、あなたはどっちなのか。youtubeをみてはっきりさせて欲しい。突然のお願いだが、嫁の「なんかいいね。」派なのか、私の「まじすげ〜けん」派なのか、ハッキリッさせて欲しい。

「今からyoutubeで神田伯山をみろと?」

そう、急な展開であるのは書いている本人が重々承知。

このページを離脱していいから、見ておいで。どっちの派閥かはっきりしないコウモリに続きを読んで欲しくない。みておいで。上がってる動画、どれでもいいから。なんなら、どっぷり伯山にハマってyoutubeから帰ってこなくてもいいから。いってらっしゃい。


ーおかえりなさいー


おかえりなさい。見てこられましたか?

どちらの派閥に入られましたか?ずばり、当てましょう。

あなた、YouTubeみてきてないど!

見てらっしゃい!白山見ておいで!

がっつり、あなたの行動を当てられたことですし、こんどこそ、いってらっしゃい。


ーおかえりなさいー


お帰りなさい。今度こそ見てこられましたね。

いかがでしょうか。

どちらの派閥になったかは、心にひめていてください。


で、その伯山が、NHKに出演していた

4〜6才さん対象の子供向け番組だった。


 その子供向け番組を娘が見ていた。「えっ!」と私びっくり。娘の横に”さっ”と座り一緒に観覧。

彼の凄さが子供に伝わるか心配だった。心配はおこがましいね。

工夫されていた。講談師になるきっかけの話をしていたが、なるほど、子供の共感を得られるようにわかりやすく砕いているな。とか、言葉尻を柔らかくしているな。さすがプロである。で、一席上演した。

どうしても、おこがましい心配をしてしまう。きっと、見終わった娘が「パパ、この人まじすげ〜」と共感して欲しかったのかもしれない。子供向けに崩した一席は「越の海」という題目らしい。最高。やはりプロだ。


娘に聞いた。

娘、面白いといった。

保育園の読みかせを聞いて「面白かった♪」くらいの中の上くらいの熱量だ。いや、もっと感動しなさいよ。せめて上の中くらいは。と娘に思う。

「この人の話すごいでしょ?」と、さらに娘に聞いたら「うん、すごいぃ〜♪」と素直に答えた。

はたしてそうなのか。答えさせておいてなんなのだが、どれだけすごいかわかっていない。


 予見するに、伯山は、このNHKの番組を通して、講談に興味を持ってくれる子供が増えたらいい。という思いも出演を決めた動機の一つであったと思う。伯山、うちの子、こんな感じです。読み聞かせの一つだと感じておられます。俺は、めっちゃよかったと思う。やっぱあんたすげー!

 もう一押し娘にしてみた「講談師になりたくなったでしょ?」伯山は、講談師が絶滅危惧種といっていたのでそのお役に立てればと聞いてみた。

娘「お話し、もうできるよぉ〜」といった。ならばやってみてごらん。と他人の子だったら聞けないクオリティーの「越の海」を耳がメロメロの状態で傾聴した。

うちの娘、もう講談師でした。


ここからが本題の手前なのだが、

小さい子供って大人なら何でもできると思っている

さらに言うと、自分も大人になったら自然にできていると思っている


仮面ライダーに普通になるつもりでいるし、過去「笑っていい友」という番組があり、笑っていいともにいつ親が出演するのか疑いもなく電話を待っている。


メンタルブロックが外れている。というか、メンタルブロックの存在すらない


誰しもそうであった


いつの間にこんなに高くブロックを積み上げちゃったんだろうね


物事を知っていく過程でそうなる。経験や自分を守るたびにブロックを何層にも重ねていくという意見もある。自己防衛機能が本能的に働く。とするならば、経験が増えるたびに、どんどん防御力が上がる。すなわち、年齢に比例してカメさんになっていくってこと。ってことは、老人クラスは核シェルターを地下に埋めているくらい難攻不落なのではないかと。それが本能的に自然に起こることなのか?


で、ここからが本題。前置き長いって。


歳を取るごとに避けられない事実

 これから歳を取るたびにブロックは高くなり、その守備力と引き換えに挑戦という攻撃力を失っていく。できないと思うことがふえるのか。

確かに、年寄りは 「もう歳だから」 という根拠のない大義名分をつかって、何事にも挑戦しない

最悪なのは、寿命を意識しているから挑戦しないというしまつ。賛否起こりそうだが、なんか、その考え、腹が立つ。

白石、お前がまだ歳を取っていないから、老人でないからそう言うんだよ。と人の気持ちも知らないでと否られるだろう。その否はその通り。高校の時分と重なる。

 高校時代、なんかサラリーマンという職業が、ただ会社に行って、つまらない人生であると誤解していた時と同じ。「そんな、つまんなそうな人生歩みたくない。だから、ビックになるんだ。」年老いて「もう歳だから」ということをいってる爺さんに「何言ってんの。そんな爺さんになりたくない。」と否定するのは、年寄りの気持ちとすごさを知らない暴言、無知で片付かない考えかもしれない。

 そうであろうが、やはり、自分はこの意見を曲げたくない。だって、歳だからを言い訳に、ただテレビ見て、だらだら過ごして、何が楽しいだろうか?習い事でもしなよ。人と会うこと気を遣う。などと言ってチャレンジもしない。いや、気を遣えばいいし、めんどくさがればいいし。となる。全ての老人がそうでないのは知っている。歳をとっても、ゲートボールやウォーキングし、パソコン教室に通う人もいる。

 要は楽に生きたいのだろう。その対価として、今日と同じ明日がくるのよね。今日と同じか、それ以下に退化した来年がくるんよね。それってどうなん?そんな年寄りになりたいとはやはり思わない。

余談ですが、なぜ、楽(らく)という漢字と楽しい(たのしい)という漢字は同じなのだろう。ラクとタノシイは同じじゃないのに。チャレンジこそが楽しむ唯一のことだと考えている。

 話を戻すが、老人だからといって、挑戦しない(=楽しむことをしない)ことは間違いである。

スマホに変えた老人もいるだろう。思い出して。ガラケーからスマホにすることを嫌がっていた。煩わしい操作に悩むよりは変わらないが一番と思ってた。買い換えたスマホ。ずばり、あなたのことを言い当てます。最初は不慣れだが、全部使えこなせることはないが、あぁ、便利な道具だな。と今思ってる。でしょ?今回も当てられたでしょう?メールも打てたし、なんか楽しいな。と思った方もいるだろう。スマホに変えよう。と決めて、娘か息子、子供もに同席してもらい契約しに行った。スタッフの説明が何も分からず、カタカナ用語、時には英語用語にボコボコとサンドバックされて、店員に、「よく分からんですな。」と笑顔でいった。帰って、子供に使い方習ったら、物覚えが悪くて怒られた。息子にこれ以上聞くのも申し訳ないと思った。そんな辛さを味わって、今どうですか。便利でしょう。ちょっと楽しいでしょう。息子に、「YouTubeは、なんでものってるぞ。零戦の動画とか、ベンチャーズの動画とか、何でもみれるぞ!」と自慢げに話したら「知ってるし」と、笑顔で息子は答えたでしょう。気を良くした息子が、また親切にさらなる便利な機能を教えようとして、これこそが、大きなお世話だと、私の吸収力の低さみくびるなよ。といいたかったことでしょう。そう、年寄りにもできることはあるし、新たなチャレンジとそれを乗り切ったらまた楽しい発見がある。あなたは、それを体験しているんです。だから、年寄りだからという言い訳はやめていただきたい。

 年上には敬語を使うことを礼儀としっていて、それでも、言わせていただきます。


何かやれ、いますぐに。

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泰宏白石(スモールビジネス専門の起業屋)
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