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人生100年時代を"幸せに生きる生き方"

ネットで、[人生、春夏秋冬]と繰ってみる。

私が考えている「人生100年のライフステージ」とピッタリのことが書いてあってビックリした。

[特集 100年を幸せに生きるセルフケア]

⑴男性は、ひたすら一直線。
女性は、ゆらぎながら生きていく。

ホルモンから生じている女性と男性の〝違い〟

女性と男性は、それぞれ体を支配する性ホルモンが違うために、身体的にも行動的にも異なる傾向があります。

男性を支配しているのは、男性ホルモンです。筋肉の発達や闘争心をかきたてる特質があり、男性は本能的に「闘う力」に長けているといえます。
一方、女性を支配している女性ホルモンは、丸みを帯びた体にしたり、周囲との調和を好んだり、月経や妊娠をコントロールしたりする特質があり、「守る力」に長けています。

ホルモンの分泌の仕方にも違いがあります。
男性ホルモンの分泌は、加齢と共に減るものの、その変化は比較的緩やかです。
それに対し、女性は、女性ホルモンが月経周期の中で常に大きく変動。更年期になると分泌量が急激に減り、閉経後はほぼゼロに。月単位でも、ライフステージ全体を見ても、大きくゆらぐ(変動する)のが女性ホルモンの特徴なのです。

⑵緩急のある生き方は、長寿時代に必要なスキル。

女性の〝ゆらぎ〟は社会の中ではネガティブなものに捉えられがち。
でも、このゆらぎにこそ、これからの時代を豊かに生きるヒントがあるのかもしれません。
体調や感情がゆらぐのはネガティブなことじゃない。

「女性はすぐ感情的になるから困る」とか「日によって体調や集中力にムラがある」と言われることがありますが、これこそホルモンの〝ゆらぎ〟の影響です。
ホルモン分泌の特質上、男性は体調も感情も比較的いつも一定でいられますが、女性は一生を通じてゆらいでいます。
こう考えると、ゆらぎは厄介なものに思えてしまうかもしれません。

「ゆらぎというのは、緩急があるということです。調子がよくて頑張れる時もあれば、体を緩ませて休息したい時期もある。
例えば月経前後、妊娠中や出産後、更年期は体を緩ませたい時期ですね。こうした緩急のある生き方、働き方というのは、長寿の時代には必要だと感じています」
と対馬先生。

ゆらぎのない男性は、心身に多少の負荷がかかっても、ケアをせずに走り続けてしまう傾向にあります。
そのため、よい生活習慣を身につけずにいると、30代から高血圧やメタボになり、心筋梗塞や糖尿病のリスクが一気に高まります。

「今は、100年生きられる時代になっています。短距離走のように人生を一気に駆け抜けるのではなく、緩急をつけながら臨んだほうが、長く健康に生きられるのではないでしょうか」

ゆらぎがあるからこそ、いろいろな体験ができるし、立ち止まって考えることもできる。家族との時間を大切にしたり、適度な運動をしたり、ちゃんと体を休めたり、自然と親しんだり……、これからの時代に必要な緩急のある生き方は、女性だからこそ切り開いていけるのです。

⑶ライフステージを[四季]で表してみると?

冬に始まり、収穫の秋で終わる現代女性のライフステージ。
こうして一生を俯瞰することが、幸せな人生を送るための第一歩です。

現代の女性は現役が長い!
体との付き合い方を考えよう

10代で結婚し、子どもをたくさん産み、50代で死を迎えていた戦前と比べると、女性のライフスタイルは大きく変化しました。
しかし、体の仕組みは全く変わっていません。それに気づかずにいると、出産の適齢期を逃したり、婦人科系疾患のリスクを高めたりしてしまいます。

人生100年時代となった今、私たちはライフステージを捉え直し、体との付き合い方を刷新していく必要がありそうです。

人生のライフステージはよく、春夏秋冬に例えられます。
人生50年時代の女性の一生は、春に始まり、閉経以降は冬。これを百年時代に当てはめると、人生の半分が冬になってしまいます。

これに対し、対馬先生が考えた現代版の女性の一生は、ずっと前向き。冬から始まり、現役時代の夏が長く続き、収穫の秋で終わるのです。

対馬先生は言います。

「大事なのはライフステージを俯瞰することです。自分の体がどのように変化していくかを知っておけば、子どもを産むならいつまでか、そのためにはどういう準備をしておけばよいのか、仕事やパートナーはどうするのかなど、人生を戦略的に考えることができますから。
そして、自分が計画した人生を歩んでいくためには、体をこまめにメンテナンスしていくことが欠かせません」

⑷では、[女性の四季]は?

①冬(生まれてから10歳頃)
女性ホルモンは冬眠中 

②早春(10〜18歳頃)
ゆらぎが始まる思春期

③春(18〜25歳頃)
体は成熟するが、社会的には未成熟

④夏(25〜45歳頃)
女性ホルモンは安定。人生の選択が多い時期

⑤晩夏(45〜60歳頃)
更年期を迎え、ギアチェンジが必要

⑥秋(60歳頃〜100歳)
ゆらぎから卒業し、体の中が平和に

現代に生きる女性は、昔と比べたら、ずっと多様な生き方を選択できるようになった。
自分がどういう人生を選択し続けていくのか、そのためにカラダをどう使っていくのかは自由。自分が主人公。

対馬先生曰く、
「自分がやってきたことの延長線上に未来があります。体もそうだし、仕事においてもそう。自分がやりたいことや、人のためにできることを必死でやっていくと、自分自身の内側がどんどん豊かになっていくのです」と。

この「女性の四季の捉え方」は、男性にも当てはまるところがあるだろう。

"人生100年時代の幸せな生き方"とは、一毛作から"二毛作の人生"を生きることだ。
女性のように、"ゆらぎながら、人生を謳歌する"ことだ。
この"緩急のある生き方"こそが幸せな100年人生を送るポイントなのだ。

"幸せな人生"とは、オギャーと生まれて真っ暗で暗中模索の冬を乗り越え、七転八倒しながら、ゆらぎが始まる早春から、春・夏・晩夏を経て、人生の締めくくりとして、"実りの秋(白秋)"を迎える。
その秋は、今までの経験と、培ってきた知恵を総括して、自分に与えられた自分だけのミッションを完結させる季節だ。

これからは、この女性特有の"ゆらぎ""多様性"を持って生きることが、21世紀に求められている"幸せな生き方"なのではないか。
そういう生き方をする人が、"生き方上手"なのだと思う。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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