見出し画像

応援とは、キャッチボール

12月2日(土)15時〜18時の3時間に亙り、東大駒場生協食堂[銀杏]において、国立七大学応援団OB ・OGの有志の会である[七朋会]を開催した。
コロナで中止を余儀なくされていたが、4年ぶりの開催になった。

[七朋会]は、昭和50年卒団(部)の私たち同期の同期会から拡がってきた、国立七大学応援団(部)OB・OG有志の会だ。
東京六大学(早稲田・慶應・明治・法政・立教・東大)はメッカの明治神宮球場があることもあり、その関係は濃密だが、国立七大学(北大・東北大・東大・名大・京大・阪大・九大)となると、応援団は夏の国立七大学総合体育大会のせいぜい1週間しか7大学が集うことはない。そのため、東大に至っては、どうしても東京六大学にウェイトをかけることになり、国立七大学応援団との付き合いは片手間になってしまっていた。

私が卒業した金沢大学附属高校は、旧制第四高校があった金沢にあることもあり、私が在学していた時は、四高の歴史を受け継ぎ、毎年夏には校内行事でファイヤーストームが行われていた。
このファイヤーストームは、校庭で薪を炊いて、その火を囲んで、皆んなで肩組みながら、旧制高校の寮歌やその当時流行っていたフォークソングを歌うイベントだった。
勿論、それまでは、生徒のほとんどは寮歌を歌ったことはない。
そのため、春から夏にかけて、先輩たちが、校舎の屋上で寮歌の歌唱指導をすることが通例だった。私はそれで、寮歌を覚えた。

国立七大学の教養学部は、前身が旧制高校であったこともあり、応援団(部)のベースに旧制高校的なものが流れている。
私は、金沢大学附属高校と東京大学応援部の両面で、旧制高校→寮歌に愛着を持ち、ある意味で、国立七大学応援団への想いは東京六大学応援団以上のものがあった。
そんなことで、国立七大学応援団の同期と特別昵懇になり、[七朋会]の幹事長を引き受けている。

今年の[七朋会]は4年ぶりということもあり、集まったOB・OGには特別の想いがあったようだ。
私も前日は、少し興奮気味なところがあり、そのことを妻に指摘された。
私は昨年生まれ変わったが、その最初の[七朋会]は、やはり特別な想いが沸くものだ。

ご参加いただいた方は、総勢89名だった。
北大 10名、東北大 7名、東大 30名(東大OB・OG、慶應、早稲田、立教、東大応援部現役、OUEN Japan 関係)、名大 6名、京大 14名(京大OB、立命館)、阪大 11名、九大 11名

飲食と歓談をしながら、それぞれの大学が、校歌・学歌・応援歌・学生歌・旧制寮歌を高歌放吟する。演舞は各大学個性があって、東京六大学応援団とは一味も二味も違う。
和気藹々、ザックバラン、皆平等、家族的な雰囲気があり、私は大好きだ。

東大の受付は、杉田南実さんにお願いした。ありがたいことに、当日の朝に彼女からのお申し出があってのことだ。ありがたい。

杉田さんは、昨年度の東大応援部の主将(団長)だ。
昭和22年創部の東大応援部で初めての女性主将(団長)だ。彼女はリーダーの他、チアリーダーも兼ねていた。彼女は、4度の宝塚音楽学校受験でいずれも二次試験で断念し、東京大学に進学したという実にユニークな経歴の持ち主だ。
現在は、ITベンチャーに勤めているが、近い将来はミュージカル関係のビジネスに関わりたいとのこと。
ネット(下記に添付)でも、一つならず、彼女の記事が載っている。

杉田さんには、[七朋会]のみならず、私が昨年行なった[生前葬&出陣式]にも、今年1月の[OUEN Japan 信念会]にもご出席いただいた。
来年1月18日開催する[OUEN Japan 信念会]にも真っ先にお申込みいただいた。

明代の哲学者である呂新吾が[呻吟語]で喝破している。

深沈厚重なるは、これ第一等の資質
磊落豪遊なるは、これ第二等の資質
聡明才弁なるは、これ第三等の資質

彼女は、勿論、聡明才弁の第三の資質をお持ちであることは誰もが認めるところだが、それだけでは特にどうということはない。東大卒であれば当たり前だろう。

私が思うに、彼女は、"聡明才弁"を上回る、第一等の資質である"深沈厚重"と第二等の資質である"磊落豪遊"を併せ持っている逸材なのだ。
そして、"謙虚な心"と"感謝の心"を持っている。
何よりも、彼女は、"応援=キャッチボールの心"を持っている。
その意味は、必ず相手に好球を投げること、そうすれば、必ず相手から好球が投げ返されてくる。"応援とはけキャッチボール"なのだ。

杉田さんには、是非、[重陽の会]に入っていただこう。
そして、私は女性(を応援する)の応援団長として、これからの杉田南実さんを熱く応援したいと思う。

頑張れ 頑張れ 杉田❣️‼️
フレー フレー 杉田
❣️‼️

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

いいなと思ったら応援しよう!