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のと、どぶろく宣言セレモニー

能登の里山である中能登町は、”おにぎりの里”である。

中能登町は、日本最古のおにぎりといわれる炭化米が出土した町で"おにぎりの里"として親しまれています。

世界農業遺産の「能登半島」で唯一海に面していない中能登町ですが、地下水源や山からの水が豊かで、町内外からわざわざ水を汲みに来られる方もいる程、おいしい水に恵まれた地域です。

自然豊かな能登半島の中能登町で、豊富なお水で育ったお米は、ふわっと握ったおにぎりが最高においしい"おにぎりの里"自慢のお米です。

OUEN Japan 信念会では、中能登町産の”コシヒカリ”と、同じく中能登町産の神の米”イセヒカリ”の2種類のおにぎりを提供する。

また、中能登町は”どぶろく特区”でもある。毎年12月12日に、道の駅にて、「のと、どぶろく宣言セレモニー」が開催されている。今日が、ちょうどその日だった。


道の駅「どぶろく宣言セレモニー」ステージ
2026年1月16日 第17回どぶろく研究会in中能登町の開催決定


宮下中能登町町長


船木中能登町観光協会会長「どぶろく宣言」を発表

今日の午前は能登には珍しい快晴であったので、宿泊先のみおやの里から道の駅まで、1時間かけて、11時の開会に間に合うようにウォーキングを愉しんだ。

【のと、どぶろく宣言】
中能登町は、「能登はやさしや土までも」の発祥の地として、日本の原風景と発酵文化が息づく地域です。
特に、伝統のどぶろく造りは3神社で江戸時代から連綿と受け継がれており、清らかな水を利用した米で織りなす中能登町のどぶろくは、世界に誇る歴史遺産です。
私たちは、能登半島の中心から、どぶろくの魅力を内外に伝え、ふるさと愛とやさしい地域性の心でシーズン到来を告げる、どぶろく宣言をします。

【どぶろく特区認定の中能登町】
中能登町は古くからどぶろくと大変、縁の深い地域です。全国に約8万社ある神社の内、どぶろく製造の許可を受けている神社は約30社しかありません。そのうち3社(能登國二之宮 天日陰比咩神社、能登比咩神社、能登部神社)が中能登町にあります。この神社は、藩政期以前より、神事用「どぶろく」醸造が行われてきており、現在も国税局の許可を受けて、その歴史と伝統を連綿と受け継いできております。
中能登町は平成26年11月28日付けで、内閣総理大臣から"どぶろく特区"の認定を受けました。県内では羽咋市・白山市に続き3番目の認定となりました。これにより、町内全域で、農家民宿や農家レストランなどを営む農業者による「どぶろく」製造が可能となりました。

OUEN Japan 信念会では、伯父が社長だった鳥屋酒造醸造の新銘柄”眉丈山(まゆたけやま)””太郎右衛門のどぶろく”を皆さんに試飲していただこうと思っている。

私は成人式(大学2年)のおり、旧鹿西町に帰り旧鹿西中学校で行われた成人式に出席した。20歳になったこともあり、堂々とアルコールを飲むことができると言うので、痛飲して酔いつぶれてしまった。
私の在所の家々は能登部神社の氏子であり、神社の隣にある、いつもお世話になっている神主さんのご自宅にお邪魔して、神社でつくったどぶろくを鱈腹ご馳走になった。
この能登部神社が、全国に約8万社ある神社の内、どぶろく製造の許可を受けている30社の神社のうちの中能登町の3社の1社だったのだ。

鱈腹飲んだため、それもアルコール度数は清酒よりも高いこともあって、へべれけになって家にたどり着いた。吐いて祖母にえらい剣幕で、「親子揃って、意地汚い酒を飲む」と言って叱られた(どぶろくはそれ以来飲んではいない)。中能登町がこんな”どぶろく特区”であるとは露ほども知らなかった。

”のと、どぶろく宣言セレモニー”は、船木中能登町観光協会会長のご挨拶と”のと、どぶろく宣言”の発表、宮下中能登町長から、再来年(令和8年1月16日)に”第17回全国どぶろく研究大会”が中能登町で開催されることの表明があった。このイベントには、全国から多くのどぶろくの酒蔵やどぶろくオタクが中能登町に集まってくるらしい。

セレモニーが終わって、午後はずっと道の駅でスマホでメール、line、電話と打ち合わせの半日を過ごした。打ち合わせが終わって、能登やまびこの稲葉さんにみおやの里まで送っていただいた。
中能登町の住民の皆さんや中能登町を元気にしようと集まってくる人たち等、たくさんの人たちとの交流が拡がっていく。私は、”友だちの友だちは皆友だち”を実践しているのだと、どんどん心が豊かになっていくような気がする。
皆さんと和気藹々、そして真剣勝負で、中能登町をみんなが愛する町にしていきたいものだ。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)


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