OUEN Japan は"社会的企業"を目指す
外苑前の[OUEN Japan] 事務所にいらした方々と、これからの[OUEN Japan]のありよう(活動)について話す。
ありがたいことに、皆さんからいろいろなご意見をいだだく。お話しする方は[OUEN 信念会]にご出席いただいた方に限らない。ご出席いただいた方が事務所にお連れいただいた方にもお話ししている。
それは、"友だちの友だちは皆友だち"であり、"類は友を呼ぶ"ことが真実だからと思うからだ。
私は能登半島出身だ。そのこともあり、それだからこそ、[OUEN Japan]は、能登半島の復興にどのように関わろうかと考えている。
そのことで石川県の友人・知人とも話しているが、「もう少し落ち着いてから、5月のGW以降にでも石川県に来て、現状を見て相談に乗ってほしい」と言われている。
[OUEN Japan]として、何らかの形で能登半島の復興の一助になりたいと思っている。
[OUEN Japan]の3パーツは、
①[OUEN 塾]
②[OUEN 信念会]
③[重陽の会]
だが、その中でリードオフマンは③の[重陽の会]ではないかと思うようになった。
[重陽の会]が[OUEN Japan] のブレインになって、[OUEN Japan]をリードし、具体的活動を考えていくスタイルがいいのではないか。
[OUEN Japan]はNPOであり、ボランティア団体として設立したが、私は、"ボランティアを永続的に続けていくためには、そのベースにビジネスがあることが不可欠だ"と常日頃から思っている。その発想を持つことなのだ。いわゆる"社会的企業"ということだろう。ここ最近、その思いが強くなった。
[社会的企業/ソーシャルエンタープライズ]
社会的企業とは、営利の追求だけではなく社会的な問題解決を目指す企業のことです。
具体例としては、地方の活性化や地産地消を目指す農場経営、児童養護施設の退所者への就職支援を行う企業、障害者を積極的に雇用して社会貢献に役立たせる企業などが挙げられます。
社会問題の解決に重点を置いてはいますが、事業として成り立つような運営を行うため、利益を度外視するようなことはありません。
収益確保と社会的問題の解決を両立させ、社会をより良くしながら、経済的にも豊かにすることを目指しています。
[社会的企業はNPOだけではなく様々な形態を取る]
社会的企業と一口に言ってもその形態はさまざまです。NPOをイメージする方も多いかもしれませんが、それだけではありません。社会的企業は社会的課題を解決するために、経営やビジネスで貢献する「ソーシャルビジネス」に取り組む事業体です。
例えばアメリカの有名なアイスクリームメーカーである「ベン&ジェリーズ」は、日本のスーパーにも商品が置かれるほど有名な企業ですが、社会的企業の草分け的な存在としても知られています。
ベン&ジェリーズは自社だけでなく仕入れ先・農家などの関係者が共存共栄できる社会を目指しています。原材料を適切な価格で買い取るフェアトレードなどを行っていて、酪農についても持続的経営が可能なスタイルを農家に提案しているのです。
アイスクリーム事業を、環境や社会に過度な負担をかけることなく成立させることを目指している経営スタイルは、まさに社会的企業の典型と言えます。
[CSR(企業の社会的責任)との関連]
社会的企業ではない一般企業に関しても、近年はCSR(企業の社会的責任)の重要性が指摘されるようになりました。
コンプライアンスの遵守という言葉はもはや当たり前の言葉です。企業は売り上げや利益を上げることだけではなく、社会的な課題解決への協力姿勢も問われています。人事で取り扱う領域にもCSRは深く関係しています。
一般企業はCSRという接点で社会的企業と連携し、ソーシャルビジネスを展開できる可能性があります。社会的企業の側から見ても、一般企業は経営資源が豊富でノウハウもあるので、パートナーシップを組みたいと考える組織はあると考えられます。
外連味なく、"ボランティア&ビジネス"、"ボランティア≒ビジネス"の絵を描くことができる、心清く、心美しく、そして、柔らか頭で賢く、[OUEN Japan]の活動を考えることだ。それをするのが、[OUEN Japan 事務局]であり、その構成メンバーは、緩やかでも強固な繋がりがある人間関係を構築している間柄の仲間たちである必要がある。
私は、それを[重陽の会]に求めたい。
2月10日現在、重陽の会のメンバーは20名を超えた。一昨年11月8日の発足当初は9名だった。次回の集まりには、今のところ16名が集まる予定だ。もう少し増えるかもしれない。自然体で少しずつ増えていくだろう。
今のところ、以上のことは私の頭の中だけの想いだが、無理なくそのようになっていくことを願っている。あくまでも自然体、自発的であることが大前提だ。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)