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[OUEN Japan]をアウフヘーベンする

[OUEN Japan]を哲学する。

1.[OUEN Japan]を立ち上げようと思ったわけ

そもそもの切っ掛けは、私が絡んで、東大の提携国際交流宿舎ができたことだった。

[国立大学の法人化]
国立大学法人は、平成16年4月から法人化し、文部科学省が設置する国の行政機関から、各大学が独立した法人格をもつ「国立大学法人」となりました。
国が財政的に責任を持ちながら、自主・自立という大学の特性を活かした運営ができる新しいスタイルです。

国立大学の法人化の流れの一つとして、私大で利用されていた「民間企業運営による学生たちのための提携国際交流宿舎を、東大でも」と言うことで、私が東大と共立メンテナンスの間を取り持ったことで、井の頭公園で、男女別々の提携国際交流宿舎ができたことが、[OUEN Japan]設立の切っ掛けになった(同じように東工大でも、私がセッティングして、梶ヶ谷に共立メンテナンスが運営する国際交流宿舎ができた)。

そんなことで、私は、応援部の現役学生たちとは別ルートの大学生や留学生との交流ができ、その流れで、平成26年1月に、「日本人大学生や来日留学生と、主に地方の民間企業との交流を推進する[NPO OUEN Japan]を設立した」というわけだ。

その当時は、日本が大好きで日本に学びたいと来日して、いざ就職となると、留学生はその高いハードルに戸惑い、その結果、日本嫌いになってしまうケースが少なからずあったらしい。
そのため、学生同士の交流のための国際交流宿舎という"ハード"のみならず、民間企業との交流を目的とする"ソフト"を実現するためのNPOを立ち上げたのだ。

その具現化として、[OUEN塾 in 福岡・北九州]と[OUEN塾 in 金沢/石川]をスタートさせた。
残念ながら、コロナ禍で今は中断を余儀なくされている(コロナは落ち着いたが、新しい[OUEN Japan]をリスタートさせるにあたり、そのベースを固めることを優先したいと思い、リスタートは来年以降にしたいと思っている)。

2.[OUEN Japan]のミッション

⑴学生の応援団
当初のミッションである。

⑵企業の応援団
私の想いを応援してくださる企業の皆さんを、私が応援して差し上げることだ。応援していただいたら、お返しに応援して差し上げるのが"応援の心"だ。
応援とはキャッチボールなのだ。

⑶地域の応援団
[OUEN Japan]は、学生たちと企業の皆さんと手を携えて、皆んなが住み、働き、学ぶ、地域を応援したいと思う。

ところで、今年の元日、私のふるさと能登が大地震に襲われた。
今こそ、[OUEN Japan]は地域の応援団として、私のふるさと能登を応援したいと思う。そして、[チーム 【OUEN NOTO】]を結成したいと考えている。

3.[OUEN Japan]をアウフヘーベンする
実際のところ、今までは[OUEN Japan]=小林博重だった。
一人で何でもしていた。勿論、人さまのお力を借りてはいたが、全ては私の頭の中で完結していた。

経営者としては失格の私だ。このことは誰よりも私がよく分かっている。

[OUEN Japan]はNPOであっても、赤字の垂れ流しでは"成るものも成らない"。それでは、決して長続きしない。結果、全ては徒労に終わってジ・エンドとならないとも限らない。きっとそうなるだろう。私がいなくなったら、それで全ては終わり。

私は何を成すために生まれてきたのか。古稀で生まれ変わったのであれば、そして、今の第二生がいつまで続くか分からないという現実を直視すれば、[OUEN Japan]を実質法人化することは不可欠なことだろう。

微々たるものであるが、今までの私の実績がある。そして、人とのつながり、それを人脈というのであれば、私には人が持っていない厚い人脈がある。人脈を厚く、熱くしていくことができる想いがある。
ノウハウと言ったらちょっと語弊があるが、人が私の周りに集まってきてくださる天性のものがあると私は自負している。
これらをベースにして、心温かく、熱き心根を持った仲間たちがブレインになって、[OUEN Japan]を堂々たるNPO法人に変えていってほしいと思う。

私は、そのトップに収まって動かないことを良しとしない。私は誰よりもフットワークが軽い人間だ。

応援団は、一般的には強烈な縦の人間関係で成り立っていると思われているが、私の"応援"のイメージはそうではない。それとは真逆だ。

あくまでもフラットな人間関係で成り立っている。それぞれに与えられた役割、その人に最も相応しい役割を、それぞれがフルに発揮することで、その組織は、"緩やかでも、強固な組織"になる。肩組み合って、和気藹々と、自由闊達に、何でも言い合える、フラットな人間関係が、一番組織を強くするのだ。私はそのことを確信している。
私は、そんな[OUEN Japan]になってほしいと思う。

[OUEN Japan]と[重陽の会]

[OUEN Japan]から[重陽の会]は生まれた。
これは、当初の[OUEN Japan]のミッションには全くなかったことだ。"瓢箪から駒"である。

親の[OUEN Japan]と子の[重陽の会]は、お互いが深く関わり合い、"人間の幸せ"という究極の目的を、Win Win の関係になることで果たすことができる。

小池都知事は、築地市場を豊洲へ移転する時、両方とも生かすと言うことをアウフヘーベンすると言った。正反合の本来のアウフヘーベンとはちと違うが、 Win Win の意味では小池流のアウフヘーベンだ。

[OUEN Japan]と[重陽の会]の関係も同様だ。双方がより生きる意味で、[OUEN Japan]は[重陽の会]と手を携えて、アウフヘーベンを目指したい。これが小林流のアウフヘーベンだ。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)



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