中能登町地方創生アドバイザーとして、氷見市役所を訪問する
11月18日(月)の観光経済新聞に、宮下為幸 中能登町長と、一青妙 中能登町観光大使と、中能登町地方創生アドバイザーであるOUEN Japan 副団長の黄英蘭さんと、私の4名での座談会が掲載された。
10月25日(金)、椿山荘での”いしかわ県人祭"の前に、台東区池之端の観光経済新聞社本社にて座談会を行なったものだ。
[観光で能登全体の活性化へ]
石川県北東部、能登半島の中心部に位置する中能登町。2005年に鳥屋町、鹿島町、鹿西町の3町が合併して誕生し、繊維産業や農業が盛んな同町は、今年1月に発生した能登半島地震で震度6弱を観測。幸い地震による直接の死者は0人だったものの、道路や建物など数千カ所で被災した。現在も傷んだインフラ設備の再整備などを進めているが、町を復旧することに加え、観光を通した能登半島全体の活性化に向けた道筋も模索している。そこで今回は、町の復興に取り組む宮下為幸町長と、作家や女優として活躍しながら同町の観光大使を務める一青妙さん、同町出身で地域の復興を応援するNPO 法人 OUEN Japan 団長の小林博重さん、副団長の黄英蘭さんによる4者座談会を開催。町の持つ観光資源や特産物などの魅力に触れながら、地域活性化を通した災害復興のビジョンについて語っていただいた。
宮下さんは中能登町長として。
一青さんは、ルーツが中能登町一青であること。
私は、出身が中能登町(旧鹿西町)であり、ふるさと能登の応援をしようと思ったこと。
黄さんは、10年前に中国大連から日本に来て会社を設立したが、常々日本でお世話になっていることの恩返しを社会貢献という形でしたいとの思いがあり、能登の応援をする私を応援することでその目的を果たすことができると思ったこと。
それぞれの想いを持った4人の座談会だ。
私には、中能登町を拠点として能登半島の復旧・復興、創生を応援したいという想いがある。
ふるさとの詩人 室生犀星が詠う”ふるさとは遠きにありて思ふもの”という想いだけでは、ふるさとへの想いは消化不良になって、天が私に与え給うたミッションを果たすことができないと思うに至ったからだ。
それを副団長の黄さんが応援してくれる。同じ想いを持って応援してくれる。
人は心があって生きている。人は心で生きている。熱い心で生きている。人は人のために生きている。黄さんのその熱い想いを「何とありがたいことか」と、心から深く感謝するものである。
昨日は、中能登町地方創生アドバイザーとして、氷見市役所産業振興部(商工観光課)を訪問した。
中能登町地方創生アドバイザーは中能登町のみならず、中能登町同様、近隣の市町を応援して、地方創生のサポートをするミッションを持っている。それが、中能登町を応援するコスパを高めることになる。
”広域の地方創生をすることが、基礎自治体の地方創生の最短距離”なのだ。
氷見市役所を訪れ、「OUEN Japanは、氷見市も、中能登町同様、応援したい」と、そのような趣旨のお話しをさせていただいた。
氷見市は、中能登町と県境を接している富山県の自治体である。能登半島と言えば石川県のみだと思っている人が多いと思うが、能登半島の地図をご覧いただければ一目瞭然、どっこい氷見市も能登半島の南東部で能登半島をしっかり支えている。
私の祖母は氷見市小久米の生まれであり、私は15歳まで祖父母に育てられたこともあり、春秋の祭りには祖母と石動山を徒歩で山越えして、小久米の祭りに出かけたものだ。
私の感覚では、七尾市や羽咋市と同じ距離感で氷見市を捉えている。
県境を接する石動山や碁石ヶ峰のイベントは、中能登町と氷見市が揃って開催しているようだ。
先週、半世紀ぶりに碁石ヶ峰に登ったが、頂上からは、北に邑知地溝帯(中能登町と羽咋市)、南に氷見市、富山湾、遠く立山連峰まで一望できた。
私が富山県を親しく思う、もう一つの理由は、能登の地形に因るところが大きい。
私が能登に住んでいた時は、毎朝の北日本放送(富山市本社)を点けると、テレビからいつも”富山県民の歌”が聞こえてきた。だから、私は富山県民の歌が石川県民の歌よりなじみが深い。石川県民の歌は歌詞を見ながらしか歌えないが、富山県民の歌は歌詞を諳んじている。
能登に入る電波は、金沢よりも富山からがよく入る。
[富山県民の歌]
仰ぎ見る 立山連峰
朝空に 輝くところ
躍進の 理想かざして
高らかに 生産の歌
声揃え 声揃え
共に歌わん 共に歌わん
ああ われら われら富山 富山県民
東京大学応援部では、私は石川県と富山県の合同寮である明倫学館を訪れ、新人勧誘に勤しんだ。それで、多くの富山県出身者(富山中部高校卒や富山高校卒)が入部してきた。そして、応援部のコンパの時には、彼らと肩を組み合いながら、東大の第2応援歌と称して、みんなして”富山県民の歌”を高らかに歌ったものだ。
氷見と言えば、全国的に有名なものは、"氷見ブリ"、"氷見うどん"だ。
氷見は藤子不二雄Aさんのご出身地であり、"藤子不二雄まんがワールド"がある。
その他、たくさんの売り物があるようだ。
黄さんは中国大連の出身である。
富山きときと空港と大連周水子国際空港の間には定期便が飛んでいる。大連から富山に来て、氷見~七尾~中能登~羽咋と”ことをする観光開発”を考えている。
そんなこんなで、まずは、”能登半島南部の観光開発”の応援ができないものか。
高度人材にも移住していただきたい。
人は人のために生きる
自分のためはひとのため、人のためは自分のため
近隣の基礎自治体同士、みんな仲良くして、みんなで幸せになりたいものだ。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)