今年最初の[重陽の会]を企画する
黄さん(イノベーションソフト社長)に[重陽の会]の会長をお引き受けいただいた。
そして、昨日、黄さんは、私が親しくさせていただいている女性経営者や経営幹部、その候補者の皆さん18名宛に、今年最初の[重陽の会]のメールでの呼びかけをしてくださった。
[重陽の会]は、一昨年(2023)の11月8日に西櫻亭伊勢丹新宿で産声をあげた。
私は、一昨年6月4日に[生前葬&出陣式]を南麻布了聞にて執り行った。第1の生を閉じて、第2の生をスタートさせたのだ。
私の人生は自他共に認める[応援人生]だ。
第一生は、中学と高校では臨時の応援団のリーダーをしていたが、本格的には東大に入ってからだ。
東京大学応援部は、明治神宮球場がメッカである東京六大学野球の応援がメインイベントだった。
明治神宮球場で開催される春秋の東京六大学野球リーグ戦の応援は、最高のパフォーマンスのステージだ。それに憧れて入部し、応援漬けの大学生活を送った。
そして、応援は大学を卒業して終わるわけではない。それからが本番だ。大学時代は応援の予行演習、本番は現実社会の応援ということだ。そして、卒業して半世紀。七転八倒、紆余曲折を経ながら、応援活動を続けてきた。
平成26年(2014)にはNPO OUEN Japan を設立した。学生たち(日本人大学生および来日留学生)の応援団だ。
応援は独りではできない。多くの企業の皆さんのサポートをいただいて応援をしてきた。
応援はキャッチボールだ。応援していただいたら応援して差し上げる。そして、OUEN Japan は企業の応援団にもなった。
さらに、学生たちと企業の皆さんとともに手を取り合って、皆んなが住み、働き、学ぶ、地域の応援団になりたいと思う。
そんな拡がりを持ったNPO OUEN Japanでありたいと思う。
私の学生時代の応援団はむくつけき男だけの集団だった。女人禁制だ。
"女は汚れたもの"ということか。よく言うよ。自分たちは女性であるお母さんから生まれたんじゃないのか。好きで結婚した奥さんは女性ではないのか。可愛い娘さんは女性ではないのか。その女性たちを汚れていると言うのか。
私は、女は汚れた性だと当たり前に言っている、男だけの組織に属していたということか。
しかし、今はどの大学の応援団でも7割以上が女性である。東大の前々年度の応援団長は女性(杉田南実さん)だった。彼女は、それは素晴らしいお人柄だ。
もう女性がいなければ応援団ではない。そんないい時代になったものだと思う。
そんなことで、私は古稀を機会にせっかく生まれ変わったのだから、OUEN Japan は今までの男Onlyの応援団から女性の応援団になろうと思ったわけだ。
そして、私の第二生は、"女性を応援する応援団長"になることだと思った。
そんなことを思い、言い続けていて、いつの間にか、女性の経営者たちに集まってもらって、和気藹々とした楽しい女子会でもやりたいなと思ったのだろう。一昨年の秋のことだ。
ではいつやろうか。たまたま、私の誕生日が11月8日であり、それに合わせて開催するのもいいだろうと思ったのだろう。誰か女性の誕生日に、というわけにはいかない。それではキリがなくなってしまう。
会の名前は私の戒名を取って[重陽の会]がいいだろうということになった。
妻は、「厚かましいにもほどがある」と呆れていたが。
[重陽の節句]
https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2041/
9月9日は、「重陽の節句」といわれ、平安時代初めに中国から伝わったとされています。
家族の無病息災や子孫繁栄、不老長寿を願い、祝いの宴を開いたことが起源。
中国では、奇数は縁起の良い「陽の日」とされ、奇数の重なる日を祝いの日と考えられました。陽の日の最大値である「9」が重なる日を「重陽」と呼び、節句の1つにしたといわれています。
陽のエネルギーを持った、明るく前向きな人生を生きていこうと思っている女性たちが集まり、皆んなで切磋琢磨する会ができればいいと思う。
それは女性だけではなく、ともに生きている男性にとっても幸せなことだろう。男女が対等に肩組み合って、和気藹々と、自由闊達に、穏やかな心を持って、争うことなく、夢に向かってチャレンジしていく。
それぞれの得意技を磨き(続け)、その得意技を持ち寄り、お互いをカバーし合う。そんな牧歌的ではあるが、逞しい、なりたい自分になる、そんな社会をつくっていく。
自分たちが先頭になってつくっていく。男がつくった"お下がり"をありがたいと思うのではなく、自分の能力をフルに発揮できるという意味での自分が主役の人生を生きることだ。
東大応援部の3S-Spiritsは、東大応援部昭和31年卒部の中島清成先輩がつくられた応援部のモットーだ。
①Service
②Sacrifice
③Study
これを私は、OUEN Japanの3S-Spiritsとして意訳している。
①Service→社会貢献
②Sacrifice→活私奉公
③Study→人生修養
①人のために、社会のために尽くすこと。
②自分を生かして、自分が天から与えていただいた、自分だけの、自分らしい能力をフルに活かすことで、世のため人のために生きること。
③人間は皆平等である。平等であるべきである。もしそうでないなら、そのようにする努力をすることだ。絶えず公平を意識すること。平等を目指すなら、人には公平でなければならない。
自分を磨き続けることだ。"玉磨かざれば光なし"、"ダイヤモンドも磨かないとただの石"だ。
人生は修行の道場だ。楽しく明るく自分を磨き続けることだ。そして、人のために世のために尽くすことだ。それはその人の幸せである。
これは[重陽の会]の精神と一致するのではないか。
和気藹々、皆んな対等、切磋琢磨、明るく楽しく、自由闊達、緩やかな人間関係だが強固な結びつき、敬天愛人(天を敬い、人を愛する)、絶対積極(怒らない、恐れない、悲しまない)、応援し応援される、穏やかな心を持って生きる
そんな[重陽の会]ができたらいいなと思う。
オブザーバーを入れての会もあり、女性Onlyの会もあり、何でもありだ。
皆んなでつくっていく[重陽の会]であってほしい。
私の戒名がつけられていても、自由民主党の派閥ではあるまいし、誰を総理総裁にするわけではない。
仲間たちが素晴らしい人生を送るための一助になる会になってくれればと望むのみだ。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)