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人生の成功とは何か?

人生において、「成功」とは何かと考える。

私は、昨年6月、人生の区切りの儀式として、「第一生の生前葬」と「第二生の出陣式」を執り行なった。早いもので、1年以上前のことだ。
これは、友人たちとの交流のなかでの「成り行き」が切っ掛けだった。それが、結果として、私の「人生を生きる『想い』」を深化・浄化・純化させてくれた。そして、それは日々成長していっている。

そんな思いがあって、「人生の成功とは何か」とネットで繰ってみた。

ちょうどピッタリの本があった。
その本は、ズバリ、『人生の成功とは何か』(田坂広志著、PHP研究所)

「人生の成功とは何か」

この本の詳細情報は下記の通りだ。

「人生の成功とは何か」
これは多くの人々にとって、大切な問いです。誰もが成功したいと願い、ただ一度の人生を歩んでいるからです。しかし「あなたにとって、人生の成功とは何ですか?」と改めて問われると、これに答えるのは容易ではありません。
そのためか、お金や地位、名声のような分かりやすい基準において競争社会で勝利した人が成功者であるという考え方が、いま強い影響力をもっています。

本書はこうした風潮に一石を投じるために書かれました。「成功の方法」や「成功の鍵」を説いた本は溢れています。しかし、「人生の成功とはそもそも何か」という問いを突き詰めた本はありません。
著者は、世の中に存在する成功の思想の本質を見つめるなら、「勝者の思想」「達成の思想」「成長の思想」という三つの思想があると言います。本書はこれら三つの思想から、人生の成功の意味を深く問いかけます」

私は、人生の成功とはイコール人生における『幸せ』なんだと思う。人間は幸せになるために生きている。生きていること自体が幸せでなければ、人生は幸せとは言えないだろう。

そうであるのなら、田坂さんの仰る通り、3つの成功の思想をアウフヘーベンすることが「幸せ」への正道ではないか。
すなわち、「勝者の思想」から「達成の思想」へ、「達成の思想」から「成長の思想」へと、アウフヘーベンすることだろう。

私は、生まれ変わって戒名をいただき、それが第二生の本名となった。
【不動院重陽博愛居士】と言う名に恥じない生き方を目指そうと生きている。そして、それは生涯に亙り終わりはない。

1年前の生前葬&出陣式の時は、第二生の生き方がまだ漠然としていたのだが、そんな思いで生きていると、少しずつ「生き方」の輪郭がハッキリしてくる。白黒から少しずつ色が付いてくる。目指すは総天然色だ。
勿論、ちょっとした紆余曲折と七転八倒はあるのだが、少しずつ焦点が合ってきていることを自覚するのだ。

敬天愛人
絶対積極
応援人生

怒らない
恐れない
悲しまない

汝自身を知る
何事も本質を追求する
「恕の心」を持つ
「何のために生まれてきたのか」を絶えず意識して生きる
人は人のために生きる

自利利他
忘己利他
情けは人のためならず

思いあがらず、
下座に徹して生きる時、
天が君を助けてくれる

【人間の資質】
第一等は、深沈厚重
第二等は、磊落豪雄
第三等は、聡明才弁

宇宙の大流に沿って生きる

苦しいことも あるだろう
言いたいことも あるだろう
不満なことも あるだろう
腹の立つことも あるだろう
泣きたいことも あるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが
男の修行である

善因善果
悪因悪果
因果応報

岩をも穿つ闘争心を持って、争い・諍いのない平和な人生を生きていきたい。

そんなことを生きる指針にしていると、自然と穏やかな心になってくるのが不思議だ。

人と人は合わせ鏡だ。
私の周りの人たちも、人のために生きる人たちだ。

そして、人とのつながりは無限大に拡がっていく。私が渦の中心になって、そのつながりは有機的に拡がっていく。
しかし、私は主役ではない。脇役に徹する。応援団長だ。

それが、私の成長であり、それが私の究極の成功だと思う。

そんなことを日々感じながら、生きている自分がいる。

「人間の幸せ」とは、「人間の成長」であり、それが「人生の成功」ということではないだろうか。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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