気心の知れた人たちのお陰で生きている
昨日、山﨑ちはるさん(クリエィティブディレクター)が外苑前の事務所にいらした。
彼女に初めてお会いしたのは、今年の8月18日だ。3PLATZ(茅場町)の神谷和秀社長を訪問したおりに紹介された。お会いしてまだ3ヶ月しか経っていない。
それから1〜2度お会いし、11月の[重陽の会]にもご参加いただいた。
来年1月の[OUEN信念会]もお声をかけて、ご出席のお返事をいただいている。
そして、山﨑さんのキャラであれば、[七朋会](12.2開催予定)にもご興味がおありではないかと思い、昨日のランチのおり、その話しをした。
彼女は、昔に築地の飲み屋で早稲田大OBたちが肩を組みながら応援歌を歌っていたことを羨ましく思い出したこと、また会場の東大駒場はご自宅に近いこともあって、喜んで参加させていただきたいとのお返事をいただいた。ありがたいことだ。
古稀を過ぎると、私の場合は特に生前葬で生まれ変わったこともあり、人さまとのお付き合いはそれまでの第一生とはちょっと違う感覚があることを感じている。
特に、異性に対してはそのことは顕著のように思う。戒名(不動院重陽博愛居士)をいただいているせいかもしれない。
勿論、気の合わない人であればそんなことはないが、気心が知れた人とは短時日でザックバランになる。これはきっと、私が第二生を生きているからなのだ。
気心は、ビジネスの感覚にも非常に影響する。ビジネスをビジネスライクオンリーに考える人とは、私は深いお付き合いはできないと感じている。これは直感だ。
私は会社を辞めて独立したおり、頻繁に[異業種交流会]なるものに出席していた時期がある。
私は名刺集めを趣味のように、今まで交換した名刺を捨てずに山ほど持っているが、[異業種交流会]で名刺交換した人とは、今は全く付き合ってはいない。
その人たちがどうだこうだではない。ただ、[異業種交流会]に集まってくる人たちは、当然ながら[ビジネスオンリー]で参加しているのだし、[ビジネスライク]にならざるを得ない。
[異業種交流会]でハートフルなビジネスを求めることは所詮無理なのだ。そう思ってから、私はこのような交流会にはよっぽどのことがない限り出席していない。
[七朋会]は国立七大学応援団のOB・OG会であり、全くビジネスの色はない。[OUEN信念会]にしても、私のOUEN Japanの想いがベースにあり、その私は大のビジネス不得手の人間であるから、その想いがベースにある集まりになる。異業種交流会とは全く違う。
それが、自然の流れでビジネスにつながれば、それはきっと長続きするビジネスになるのだろう。そうでなければ、ビジネスはつまらないものになる。
山﨑さんとは、そんなビジネスについての考え方、人間に対する思いが共通しているのではないかと思う。だから、たった3ヶ月であっても旧知の間柄になることができるのだろう。
彼女はクリエィティブディレクターであり、私とは全く違う別世界に生きていらっしゃるのだが、私のキャラクターや人脈を生かして、私が何かできることがあるのであれば、お手伝いすることはやぶさかではない。
それはきっと、私のビジネスの領域を拡げていくことになるのだろう。
穏やかな心になったせいで、午後の2つの打ち合わせは実にスムーズに事を運ぶことができた。
やはり、心は穏やかであるべきだ。角張って生きていると、至るところでぶつかって、心は貧しくなるし、ビジネスは上手くいかない。
そのことは頭では分かっているのだが、凡人の私は痛い目に遭わないと血肉にならない。
亀の歩みで遅々として歩みは鈍いが、少しづつでも、時間が掛かっても、前進していきたいと思う。
[七朋会]は、100名まではいかないが、90名強の人たちが集まる。また、[OUEN信念会]はまだ開催まで1ヶ月半あまりあるが、現在のところ150名強の参加者の申し込みがある。上限の200名近くにはなるだろう。
私は多くの人たちのお陰で生きていると思う。集まってきてくださる人たちに感謝したい。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)