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私が主体となるということ

4月27日(土)からスタートした大型連休も今日が最終日だ。3日間の平日を挟んでいるが、併せて10日間のGWだ。
年中無休の私だが、人と人をつなぐ仕事が生業だから、自ずと私も休日モードになる。

このGWは、前半は1泊2日で長野県高遠への旅行、後半はウォーキング三昧だった。

ウォーキングは、4月30日が靖國神社コースで、18,150歩。5月3日が明治神宮コースで、19,804歩。4日が自然教育園コースで、22,800歩。5日が皇居一周コースで22,125歩。4つのコースを全て回った。

今日は、私が応援している企業の紹介のメールを[OUEN COMPANY]に発信する作業の他、事務所でゆったりと明日からの仕事の準備作業をしようと思う。

今年になってずっと考えていた。
私は人と人をつなぐ仕事を生業にしているが、それは人さまの仕事を応援することであり、その人さまの仕事は私の仕事ではない。

野球の応援もそうだ。野球をするのは選手たちで、応援団が野球をするわけではない。応援団は応援をすることが仕事だ。プレイはこうありたい、こうしたいと思うのは、プレイヤーであり、応援団はそれを応援するだけだ。主体はプレイヤーたちだ。

応援とはそういうものだと思うが、ちょっと立ち止まって考えてみると、やはり、自分が主体となって、プレイヤーとなって何かを成してみたいという思いがある。

人生の最後に、そんな思いを果たしてみたいと思うようになった。応援は応援に変わりはないのだが、そんな自分がプレイヤーになる応援をしてみたいという思いが沸々と湧いてきた。

それは元日の能登半島地震がきっかけだ。能登半島復興応援は応援であるが、今までの応援ではないように思う。

明治神宮球場で東大野球部を応援することとはちょっと違う。同じ応援でもちょっと違う。
黒子は黒子であり、それは応援なのだが、自分が主体となった応援なのだ。

稲盛さんは仰る。

大義と謙虚さが物事を成就させる。「何のために」という大義が絶対に必要だ。

世のため人のために尽くすことが、人間として最高の行為である。

謙虚さは魔除けだ。
「自分はまだまだ未熟だ」「多くの人のお世話になり、今があるんだ」という謙虚さを失わなければ、道を外すことはない。

神様は平等なのだから、常に明るく前向きに一所懸命努力を重ねていれば、必ず報われ、素晴らしい人生を送ることができる。

リーダーが周囲の人を惹きつけていく人間性、徳性を磨き高めていく。自らの徳を以て周囲を感化し、人々を巻き込み、「遂げずばやまじ」を実行していく。

この事業をやることは正しいんだという大義と善き思いをベースにして事業を興したなら、必ず最後までやり遂げなさい。

願望を成就につなげるためには、並に思っただけではダメだ。中途半端なレベルではなく、強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中、そのことを思い続け、考え抜く。頭のてっぺんからつま先まで全身その思いでいっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。それほどまでにひたむきに強く一筋に思うこと。そのことが物事を成就させる原動力となる。

私の人生最後の応援は、私が主体となって私の"想いを果たすべく応援する応援"でありたいと思う。

日々の精進で、人間性・徳性を磨き高め、自らの徳を以て周囲を感化し、人々を巻き込み、「遂げずばやまじ」を実行していく。そんなリーダーになりたい。

真の応援団長とはそんなリーダーなのだ。

超少子化の日本である。2023年の年間出生数(速報値)は75万8631人。婚姻数(速報値)は48万9281組で、いずれも過去最少とか。

外国人の人たちにも助けていただきたいが、それと並行して、日本をもっと住みよい国にして多くの子どもを産み育てることだ。それが先決だろう。

今、何でもアメリカを見習えと、功利主義と理性原理主義は蔓延している。

ロシアとウクライナ、イスラエルとパレチスナの問題にしても、「自由と民主主義を広げていけば世界は平和になる」と言う価値観で平和は実現しないのが現実だ。私はそうあってほしいと思うが、そうでないのが現実だ。
その理由は、皆にそれぞれの歴史があって、それぞれの価値観で人は生きているからなのだろう。

武士道精神とは、
義理、人情、忠孝、正義。弱者への同情、共感、涙という惻隠の情。

武士道精神には"惻隠の情"がある。

穏やかで、しかし、いざという時には雄々しく立ち上がるのが日本人の精神構造だ。

人の役に立つ善いことをすれば、家庭や会社や地域、延いては国や世界にも貢献できるという"利他の心"
"修身斉家治国平天下"は、"利他の心"がベースだ。

天は、いつでもどこでも全てをご覧になっていて、自分のためだけにする狡いことは決して見逃されない。

それを、[OUEN Japan]が能登の復興応援で、主体的に、イニシアチブを取って、しかし、決して、前や表に出ることなく、黒子として考え行動していく。

兎に角、一本の真っ直ぐな太い柱を立てることだ。

勿論、[OUEN Japan] には多くの仲間たちがいる。その仲間たちの力を借りることだ。
そして、応援はお互い様、キャッチボールだ。その仲間たちのことを思い遣って、そのビジネスのサポートを一所懸命にして差し上げることだ。

それは、私が主体となること、私がイニシアチブを取るということではないだろうか。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)


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