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中能登スローツーリズム協議会との合同忘年会を開催する

12月17日(火)。今日は中能登に来て初めての”動かない1日”だった。

喜屋を8時に出て徒歩10分のみおやの里まで行こうと宿を出ると、玄関でお子さんを学校まで送り届けて帰宅されたおかみさんと鉢合わせした。
おかみさんは、親切にも、「みおやの里までお送りしましょう」とお声をかけてくださる。お言葉に甘えて、「ありがとうございます。お言葉に甘えて、よろしくお願いします」と言葉を返す。
そんな何気ない一言二言で、何となく心が和む。昔の日本は、いつもこんな日常があった。それがまだ田舎にはある。いや、田舎でもこれが当たり前ではなくなってきている。そのようにあることが、人間の幸せなんだと、それを絶えず意識して日々を暮らす”人への想い”があるかないかなのだ。

午前は、顧問をしている東京の会社の皆さんと月に1度の営業会議だ。私はZOOMで参加する。リアルだけでWebがないと、能登から会議には参加できない。
しかし、Webはあくまでもコミュニケーションの補助手段にしか過ぎないと思う。そうでないところにいろいろと問題が生じているのが今の社会問題につながっているのではないか。

午後は、「中能登縁むすびの会」との打ち合わせ、専業農家の「いまい農場」との打ち合わせをした。いずれも、中能登町を如何にして日本全国にアピールしていくか。その球が私に投げられてきた。それだけ、OUEN Japan に期待していただいているということだ。ありがたいことだと思う。

たまたま17日は、「中能登スローツーリズム協議会」の忘年会を開催する日だったので、OUEN Japan との合流忘年会をしようと言うことになり、みおやの里にて開催と相成った。
"黄さんの餃子パーティ"だ。協議会から、喜屋のオードブルをお持ちいただいた。本場中国大連の「黄さんの餃子」に舌鼓を打ちながら、ざっくばらんに、中能登のこれからを語り合った。皆さんから、「OUEN Japan に期待するところ」もどんどん出てきて、「ちょっとえらいことになってきた」とその責任の大きさに身の引き締まる思いがする。

中能登町の食文化、伝統文化、美しい景観などの魅力を体験。
ゆっくり楽しむ新しいカタチの旅。

中能登スローツーリズム協議会は中能登町の誇れる宝を、石川県が推進する「スローツーリズム」の考え方を使って磨きをかけたいとの思いからスタートしました。衣・住・食・観光・里山保全・歴史文化と言った6つ各部門をつなげ、関連付け・情報・ネットワークの場を提供していきます。

[衣 部門]
【能登上布の普及と麻糸つくりの複活】地域の資源である「能登上布」の普及、能登上布振興協議会(能登上布会館)・山崎麻織物工房と連携を取り能登上布の普及そして麻糸つくりを、苧麻の栽培から麻糸つくりを目指します。「きもの」は再生を目的とする衣類であり生活の中にきものの温もりを高級感を提案取り組んでゆきます。「衣の部門」の目的であり目標です。

[食 部門]
「おにぎりの定義作成によるブランド化」。目指す方向は、日本最古!「中能登おにぎり」の定義一本化を進め、弥生から2,000年続く稲作文化ヒストリーによる米、どぶろく、発酵食の中能登らしい食ブランド化に取り組みます。

[住 部門]
「おもてなし宿の運営」。目指す方向は古きを活かしながら新しきを創造します。空き家、空き施設(公共施設、店舗など)をソフト、ハード共にやさしい再生と利活用に取り組みます。

[観光部門]
弥生時代の米文化を起源とする衣、食、住、歴史、祭りのストーリーと里山景観と能登人のやさしさを前面に打ち出した滞在交流型観光業に取り組みます。

OUEN Japan の目指すところとスローツーリズム協議会のそれとはほぼ同じだ。協議会のみなさんは、力強い助っ人が来てくれたと思っていらっしゃるのだろう。ありがたいことだ。
OUEN Japan は自らのネットワークと知恵をフル回転させて、協議会の皆さんと手を携えながら、中能登町を光り輝く自治体にしていきたいと思う。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)


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