ペッパピッグで英語を話せるようになる?使い始めるタイミングとコツ!
こんにちは!
教歴15年、おうち英語7年目の村上さとみです。
今日は、第二言語習得の知識とおうち英語実践で得た経験をもとに、人気アニメ「ペッパピッグ」についてお話ししたいと思います。
私自身、3-4歳から息子のおうち英語でペッパピッグを活用してきました。
息子が最初に大好きになったアニメがペッパピッグで、小学1年生になった今でも、好きなエピソードを楽しそうに見ていることもあります。
とはいえ、ゼロ知識から突然ペッパピッグを始めた訳ではありません。
英語圏の子ども達が普段見ているアニメですから、教育用コンテンツとは違い、自然な英語がそのまま使われています。
簡単だけど、難しいんですよね。
そのため、始める時期や活用方法が非常に重要になってきます。
この記事では、お子さんの英語学習にペッパピッグを効果的に取り入れるためのポイントを、私の実践経験を交えながらご紹介していきます!
ペッパピッグの特徴
ペッパピッグは、英語圏で子どもたちに広く親しまれている人気アニメです。教育的な要素を含みながらも、純粋に楽しめる作品として愛されています。
英語を学ぶ子どもたちにとって、以下のような点で活用価値の高いコンテンツと言えます:
家族や友達との日常会話が中心で、自然な英語表現に触れられる
ストーリー展開がシンプルで分かりやすい
アニメだけでなく、絵本や関連グッズも豊富
繰り返し視聴しても楽しめる内容
実際のアニメではこんな英語が使われています
ペッパピッグのアニメでは、実際の生活に近い自然な会話が展開されます:
複数のキャラクターによる会話 → ペッパ、ジョージ、両親など、家族での会話を通じて様々な表現に触れられます
感情表現豊かな声の使い分け → 喜怒哀楽に応じた表現の違いを自然に学べます
生活音や効果音との組み合わせ → より実際のコミュニケーションに近い環境で英語が学べます
こうした要素は、英語の総合的な理解力を育むのに役立ちます。
ただし、基礎がない状態で始めると、お子さんにとって「分からない音の連続」になってしまう可能性があります。
ペッパピッグを始める前に必要な準備
息子の場合、ペッパピッグを始める前に、まずは基礎的な英語力を身につけることから始めました。
これは意図的にそうしたというより、結果的にそうだったなという振り返りです。
幼児期からいきなりペッパピッグから始めたお子さんは、新鮮味もあって最初は見るものの、少し経つともう見たくないと言われて・・・というケースが非常に多いです。
我が家の場合
1-2歳:最初の英語との出会い
1日30分から1時間程度、英語時間を作る
簡単な英語の歌やお話のDVD視聴
この頃から基本的な単語(eat, keyなど)を自然に口にし始める
▷ この時点で500時間くらい英語に触れている。
3歳:英語表現が少しずつ身につく時期
英語の歌を口ずさむように
「It's blue!」など、簡単なフレーズを日常で使い始める
英語アニメのペッパピッグにハマる
始めるタイミングの見極め方
理想的な準備状態
基本的な目安として、約500語程度の英単語を知っているとスムーズに始められると言われています。
これは年齢に関係なく、お子さんが何歳で英語を始めても同じです。
具体的には:
日常生活の基本的な単語(色、数字、動物、食べ物など)を理解できる
簡単な動作を表す語(walk, run, eat, sleepなど)を知っている
基本的な形容詞(big, small, hot, coldなど)を理解できる
短い英語の歌やフレーズを楽しめる
まだ早いかもしれないサイン
英語の歌を聴いた経験が少ない
英語の発音に慣れていない
簡単な英単語を聞いて理解できない
英語の音に対する興味が芽生えていない
500語を身に付けるのにかかる時間は、お子さんの年齢によって異なります。これらのサインが見られる場合は、もう少し基礎作りの時期を大切にしましょう。
英語の歌やシンプルな絵本など、より基本的な教材で楽しく英語に触れる時間を作ることをおすすめします。
焦ってペッパピッグを始めるよりも、お子さんが自然と英語を受け入れられる環境を整えることが、長い目で見ると効果的です。
困ったときの具体的な対策
こんなときはありませんか?
内容が全く理解できていない様子
数分で「もう見たくない」と言い出す
同じ内容を日本語で見たがる
これらの反応は、とても自然なものです。ペッパピッグは英語圏の子ども向けに作られた本物のアニメです。そのため、教育用コンテンツのようにゆっくり分かりやすく話されているわけではなく、自然な会話スピードで展開されます。
お子さんがこのような反応を示すのは、「もう少し基礎固めの時期を楽しもう」というサインかもしれません。
基礎固めのためのステップと補助教材
英語の歌で耳を慣らす
タッチペン教材で語彙を増やす
短期集中の英会話レッスンを検討
ペッパピッグを始める前の準備段階として、以下のような補助教材を活用することをおすすめします。
発音が明瞭で、繰り返しの多い教材から始めることで、自然と英語の音に慣れていきます。視聴するだけでなく、タッチペンで触れながら学ぶことで、より能動的に英語を吸収することができます。
1日10-15分でも構いませんので、まずは基礎作りの時期を大切にしていきましょう。
基礎固めに最適なYouTube動画(無料)
動画アニメDVD教材(有料)
タッチペン教材(有料)
音声が明瞭で操作が直感的なもの
自分のペースで進められるもの
視覚・聴覚・触覚を使った総合的な学習が可能
おうち英語に取り組まれるなら、YouTube動画はうまく取り入れたいところ。タッチペンは余裕があれば1つはあっても良いかもしれません。子供だけで取り組めるので便利です。
教材自体は色々な種類がありますが、1万円以下でタッチペンと一緒に「語彙が増やせるおまけの本と音源」が付いてくるセット(こちら)がおすすめです。
小学生以降のお子さんは、英会話レッスンを通して語彙を増やしていくのも1つの方法です。
お勧めは、WorldiKids(ワールドアイキッズ)の小学生プログラムなんてどうかなと思います。
格安のレッスン料も嬉しい点です。
語彙を増やすことを目的に英会話レッスンを利用するときには、短期間でギュッと詰め込むことを意識してくださいね。自宅での取り組みの替わりと考えて、週5‐7回くらいで考えると良いでしょう。
週1回のレッスンの場合、ペースが遅すぎて何年経っても身に付かないということが起こります。
まとめ:焦らず、楽しく、着実に
英語学習は階段を上るようなもの。
一段一段、しっかりと踏みしめながら上っていくことが大切です。
ペッパピッグは素晴らしい教材ですが、お子様の英語力に合わせて、以下のポイントを意識しながら活用していきましょう:
基礎的な語彙力を重視する
楽しむことを第一に考える
理解できないときは一時的に他の教材も併用する
長期的な視点で成長を見守る
英語の土台(基礎力)を身に付けるには、英語接触2000時間が目安です。
一人一人の子どもに合った方法で、楽しみながら英語力を伸ばしていけることを願っています!
参考にして頂けば嬉しいです。
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