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鞆の浦こども主体の地域診断プロジェクト~当院メンバーによる取り組み紹介
おうちの診療所では、日常の診療以外にも、スタッフがワクワクする活動にそれぞれ取り組んでいます。今回は、広島県福山市鞆の浦(とものうら)という町で、おうちの診療所理学療法士の佐々木さんが取り組む「こども主体の地域診断プロジェクト」をご紹介します。
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この活動の発起人は、鞆の浦で家庭医として働く平岩千尋さんです。2021年には高齢化率約48%、75歳以上の後期高齢者率が30%を占めるという鞆の浦で、個人の健康に対する意識・リテラシーだけでなく、地域全体が“元気”に過ごせるようになるにはどうすればいいか。そう考えた平岩さんは、まずは鞆の浦をもっと知るべく「地域診断」を始めることにしました。さらに子どもたちを起点として鞆の浦という地域と健康に寄与するまなざしをはぐくみ、かかわりをつくっていけると考え、子ども主体で地域診断を行うことにしました。そこで声掛けをされた当院理学療法士であり、ワークショップデザイナーでもある佐々木さんが、一緒にこども主体の地域診断プロジェクトのワークショップを作ることになりました。
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第1回は、「健康ってなんだろな?」と題したオンラインワークショップを行い、前提知識の共有などを行いました。第2回は「まちの高齢者にインタビュー」として、参加する子どもたち同士、インタビューの練習をしてから現地でインタビューを実施。地域にはどのような方がお住まいで、どのようなお困りごとを抱えているのか、直接聞かせてもらう機会を得ました。
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第3回は、「健康カードを作ろう!」。インタビューでうかがったことから地域の健康課題を掘り起こし、子どもたち自身どうかかわればいいのかを模索し、最後はアクションプランにまとめて発表してもらいました。
この活動は2022年に開始し、2023年も実施しています。2023年は、地域医療プログラムとして実施しており、地域医療に興味のある医師、看護師などの医療職、学生などから参加者を募りました。また、成果は第14回プライマリ・ケア連合学会学術大会でも発表しています。この活動にご興味がある方は、ぜひお声がけください。
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▼3日間の様子をまとめたムービー