旅の効用
ようやく日本地図を大体覚えました。旅に行くようになって、地理の能力がようやく平均値に近づいた。地名はまだまだ読めない所もありますが、そこはおいおい学習するとして・・・。
旅が好きになって、あまり縁のなかった土地の地場産業を学ぶ。そしてかの地を訪れる。それだけでも日常がぱっと明るくなる。適当に選んでいた買い物も、今ではじっくり吟味して買う。「せっかくならあそこの商品を」なんてね。この年になって、遂に大人のショッピングも出来るようになりました。
例えば「この地域はこういう産業が盛ん」という事は、手先が器用な人はここらへんで仕事を得やすいなど。街を知り、またどういう人を欲しているのかも把握できる。その街を深く知ると、今度は人と街のマッチングも上手くいくんじゃないかな。
街のPRというのも口でいうほど簡単でもない。お互い得する関係性って、どういうものだろう。この頃しばしよく考えます。その土地の気候が合うというのも大事なポイント。
暖かい海の近くに住みたいはよくある話。塩害の事を知っておかないと、きついです。憧れだけでも住めないのが海街。地元の人に聞かなければ分からない事ばかり。
気になる街には、とりあえず行ってみましょう。そこが自分の第二の故郷になるかもしれません。そこに絶対に住まなくちゃいけないというわけでもない。移住しなくちゃと思ってどこかに行くというよりは、ピンとくる町にいつか出会えるかもくらいの気分のほうが楽に旅する事が出来るでしょう?
だってみんながみんな移住したい人ばかりでもない。たまに見知らぬ土地を訪れて癒されたい。贅沢な願望をかなえるために、非日常に飛び込む。それも旅の魅力のひとつ。
あぁ旅っていろんな楽しみ方があるんだ。どんな旅も等しく、旅に貴賤はない。さてと今年の連休もどこかで骨休めしなくちゃ。