生理が止まったので病院に行ったら病気だった②

そして婦人科を受診

4月18日 婦人科を受診。3か月生理が来ないこと、体重が増えて体がだるくて、甲状腺の病気も気になっていることを相談。内診と採血。

この内診、何度受けても慣れない。白黒の砂嵐みたいな画面を見ながら先生が説明してくれるのだけど、正直どれがなんだかわからないし股にエコー突っ込まれてるしでかなりカオスな空間なのに、毎回冷静を装って説明に返事をしているの、あとから思い出すとシュール。でも病気かもしれないという不安も隣り合わせなので笑えない。

実際、内診の結果、生理どころか排卵する気配もないらしい。

ちなみにこの先生は仏のように優しくて、時間内に受付すれば何時になっ手も必ず診てくれる。小さなクリニックだけど平気で3時間待つ。ディズニーシーの大人気アトラクション、ソアリン並み。

4月22日 採血結果を聞きに再度婦人科へ。
前回受診時から、私の甲状腺機能低下症への関心はとどまることを知らず、体験談サイトでは物足りず、5ちゃんねるの甲状腺機能低下症スレを読み漁るようになっていた。甲状腺機能低下症であってもなくても不安なのに変わりはないが、ストレスで片付けられるのが一番いやだな、と思った。

何といっても心療内科に通って治療している身、これ以上はストレスを減らしようがないと思っているからである。内科的な病気であれば、今の進んだ医療ではだいたい治療のしようがあるということを信じている。

そんなこんなで診察を迎え、採血の結果によると、まず甲状腺はいたって正常であることが分かった。正常であることに少し驚きつつもほっとしたが、LH(黄体形成ホルモン)が異常値を示しているとのことだった。

病名は多嚢胞性卵巣症候群。ストレスで片付けられることはなかった。
代わりに肥満がこの結果を引き起こしていると告げられた。

先生はかなり丁寧に説明してくれた。女性の正常なホルモンバランスと、私の身におきていること、そして、リスク因子に肥満とあるが、肥満という表現はやや不適切で、やせている女性でも体重が増えるベクトルに向かうとこの病気になることがあるとのこと。

甲状腺機能低下症で太ったと思っていたのに、太ったから多嚢胞性卵巣症候群になったのだ。因果関係が逆じゃないか。治療したらやせられるという淡い期待は砕かれ、自力でやせることが治療の第一歩であることが判明した。

「連休はおいしいものいっぱい食べたいだろうけど、ちょっと我慢してね
体重が減れば自然と生理が再開するとは思うけど、一回薬で勢いをつけて整理を再開させよう」

との仏ドクターのお告げを受けて、デュファストンという薬を1週間飲み続ける生活が始まった。

デュファストンを飲み切った今

4月29日にデュファストンを飲み切り、3日目に少量の出血があり、そして4日目の昨日、本格的に生理が始まった。

今回感じたのは、丁寧で優しい診察をしてくれた先生、正確に採血してくれた看護師、血液検査をしてくれた方、デュファストンを開発してくれた方、薬剤師などなど、たくさんの方がかかわってくださったおかげで生理を起こすことができたわけで、いくら大ネット時代であっても自分で調べるだけでは治療はできないということ。

生理は3カ月止まったら無月経という分類に入るので、原因を明らかにして適切な治療につなげるためにも受診は必須だということを再確認した。

今後どう治療していくのかはまだ決まっていないので、生理が終わったらまた受診し、結果をつづります。



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