見出し画像

<公開保育レポート>10/23 リズムの丘こども園

2024年10月23日に福島県いわき市のリズムの丘こども園にて公開保育を実施いたしました。

昭和26年の開園以来、「音楽による情操教育で心豊かに育って欲しい」という思いのもと、地域の多くの子どもたちを育ててきたリズムの丘こども園。
その思いを礎に、現在は「知る」「考える」「発言する」など、子どもたちの主体性を育むための環境づくりに取り組んでいます。

リズムの丘こども園ではICTも表現や学びの道具のひとつです。子どもたちのためのICTツール「KitS(きっつ)」のアプリを製作遊びや音の表現活動などに取り入れています。
今回の公開保育ではタブレットの中に閉じるのではなく、アナログとデジタルを融合した子どもたちの遊びをご覧いただきました。
ここからは、当日のセミナーレポートをお届けします!

=================================
初めまして、10月に入社した尾高です。

前職では、小中高の学校に楽器レンタル、武道具レンタルの提案をしていました。幼稚園業界は初めてになりますが、色々な園のお手伝いが出来るように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

今回は福島県のリズムの丘こども園で、公開保育を開催しました。

3歳児クラスは「アートポン!」、4歳児クラスは「プログラミングあそび」、5歳児クラスは「とりえ」を実施しました。

3歳児クラス 「アートポン!」

「アートポン!」は子どもたちが描いた絵を取り込むと、画面の中で自由に
動き回るアプリです。絵が動くことで、子どもたちの創作意欲が掻き立てられます。絵を描くことが苦手な子どもたちも、楽しく取り組むことができます!

今回のテーマは10月ということもあり『ハロウィン』をテーマに作品を作りました。事前に塗り絵をして、当日はそこにシールや折り紙で装飾を加えていました。
みんな集中しており、個性的な作品が多く出来ました。

私のはまだかな~、僕の絵がダンスしている!

子どもたちは楽しそうに画面とにらめっこしてしまいました。
途中からダンス大会も開催されました。
自分の描いた絵と一緒にダンスでき、良い体験となりました。
これこそまさに、アナログとデジタルの良い融合です。

4歳児クラス「プログラミングあそび」

パンダのコーディー君を使ったロボットプログラミングです。
4歳でプログラミング!?と驚かれるかもしれませんが、プログラミングができるようになることが目的ではありません。
お友達と楽しく試行錯誤する体験がねらいです。

可愛いパンダのコーディー君が動いている、でもでもなんだろう、思ったように動かない、そんなところから始まりました。
どうしたらコーディー君が思ったように動いてくれるか、表情をみたり、コーディー君と同じ方向に体をむけている考えている子もいました。

なんでだろう?どうしてだろう?
論理的に考え、また子ども達で協力してやっている姿を見て、我々大人も同じように頑張らないとなと思いました。

5歳児クラス「とりえ」

「とりえ」は園の中を探検しながら色を探し、写真を撮ってステンドグラスを完成させるというアプリです。色探しを通して、身の回りにはいろいろな色があることに気づき、色に興味を持つこと、またお友達と協力して課題に取り組むことをねらいとしています。

5歳児は2人1組で「とりえ」に取り組みます!カメラを構える係、ボタンを押す係、自分達の役割を決め協同的に活動していました。

園庭の隅から隅まで探してるペアがいれば、クラスの中や室内で探してるペアもいて、それぞれ自由に探し回っていました。

先生が答えを与えるのではなく、子どもたち自ら考え行動する、主体的に動いているなと感じ、これは日頃から先生方の声掛けや見守り方が上手なんだなと感じました。

講演会


最後に、園長 根本先生の園へ思いや、考え方を聞くことができ大変勉強になりました。

職員採用では園児の保護者、卒園児から職員になった方も多いようで、先生方や園の雰囲気がいいのも納得です。
園児募集では、Instagram、LINEなどのICTツールを活用し、戦略的にやっています。

きっつもそうですが、ICTも上手に活用していくことで、より活動の幅や見える視点が広がります。そこには先生方や保護者の理解や協力も必要になり、一長一短で出来るものではありませんが、着実にいい方向に向かっているという印象を受けました。

実際に他園が実施している保育や思い、環境を見ることで、少しでも参考になれば嬉しく思います。

本日ご参加いただいた先生方に取っても良い時間になれば幸いです。
本日はご参加いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?