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<公開保育レポート>12/6 あいら幼稚園(鹿児島県)

スマートエデュケーションの九州担当、山本です。
12月6日(金)に、鹿児島県姶良市のあいら幼稚園にて公開保育を開催いたしました。

あいら幼稚園はこれまで、地域の他園に先駆けて様々な正課活動を導入することにより、「お勉強に力を入れている幼稚園」や「色々なことが経験できる幼稚園」との評価を受けてきたそうです。しかしながら、これまでの価値観にとらわれるのではなく、次の時代に生き残る為に子どもたちに必要な体験は何だろうかと考えていたところ、偶然、「きっつ(子どもたちが活用するICT教材)」に出会い導入を決めました。

教育熱心な地域でもあり、園の方針やをICT導入の意図を保護者の方々に丁寧に説明。保護者の理解が新しい取り組みの後押しにもなっているそうです。

今回は「きっつ(子どもたちが活用するICT教材)」が、子どもたちの遊び(=保育)にどのように活用されているのか、当日の様子を下記にてご報告します。

【制作×きっつ(アートポン!) 4歳児】

子どもたちが紙に描いた作品や立体作品をiPadで撮影してアートポン!に取り込むと、画面の中で自由に動き回ります。作品に命が吹き込まれることで、子どもたちの創作意欲に火が付きます!

クリスマスが近いため、今回はみんなでオリジナルのクリスマスツリーのちぎり絵制作
みんなの作品を、「アートポン!」というアプリに取り込んでみよう!!

クリスマスのテーマの中に、みんなの絵が取り込まれて絵が動き出すアプリに子どもたちは興味津々!!「これ〇〇ちゃんの作品だー!!」と、お友達の作品をみてて楽しんでいました。自らの作品だけでなく、お友達の作品も共有し映し出すことができるのはICTの良い点ですね。

【行事×クイズ×きっつ(おとえ) 4歳児】

秋の1 日バスハイクで水族館行ったようで、そこで見た生き物を題材にしたクイズ大会を実施!!

「おとえ」はiPadで取り込んだ写真に音を入れることができるアプリです。今回は水族館で気に入った生き物の絵を描き、「チョキペタ」というコラージュアプリでみんなの絵をコラージュ。そこに声を吹き込んでクイズを作りました(複数アプリを組み合わせる高度なアイデアです!!)

この日は、みんなが作ったクイズをお披露目する日。それぞれがお友達の作ったクイズを楽しみました(みなさんもスマートフォンでQRコードを読み込んでみてください)

みんなが描いた生き物なにかな~?
「おとえ」というアプリを活用し、クイズを作成しておりました。
QRコードを読み取り、絵を触ってみるとみんなが作ったヒントを聴くことができるよ!
先生がみんなが作ったクイズを保育室の各所に貼付けており3人グループでiPadを活用し謎解きを楽しんでいました!
最後にみんなで答え合わせ!

子どもたちが水族館で見て感じたことに対して、先生がアイディア提案(今回はクイズ大会)することで今回の遊びに発展したようです。
その中で、子どもたちの伝えたい思いや気持ちを表現する道具の1つとしてICTが活用されていました。
子どもたちが水族館で感じたこと考えたことを自分で表現したり、友だちと共有することで、表現をすることの楽しさを味わい、意欲をもつようになっていました

【デザイン×ごっこ遊び×きっつ(チョキペタ) 5歳児】

お店屋さんごっこで使用する財布を「チョキペタ」というアプリで制作!

自分でデザインした財布なので、みんな慎重かつ楽しんでに製作していました!

チョキペタはオリジナルのデザインを作ることができ、それをペーパークラフトに繋げることができるアプリです。
デザイン作成時にはiPadが1人1台必要になるのですが、あいら幼稚園には10台しかありません。
一斉活動だけでは活用しづらい環境にありますが、先生方は、子どもたちが朝や午後の自由時間を使って自分たちの好きな時間に作成できるような環境づくりを行っているため、円滑に活動を進めることができているようです!

【生活発表会×映画×きっつ(mobie) 5歳児】

生活発表会で披露した劇を「mobie」というアプリを使って映画化しよう!!

ドキュメンテーションで映画づくりの経緯を掲示

きっつのアプリは現在15個あり、先生方は子どもたちの興味関心や行事に合わせて少しずつ使っています。
子どもたちから、「生活発表会の劇をゆっくり見れなかった人のために映画を作ろう!」という意見があり、今回は新たなアプリ「mobie」に挑戦したようです

子どもたちが「mobie」に興味をもつきっかけを先生が作り、子どもたちはみんなで話し合い、にじ組さんの劇をゆっくり見れなかった方に「mobie」で映画制作し見せてあげることになったようです。
苦戦しながらも、先生と子どもたちで協力しながら一緒に使い方を学んで試行錯誤することで素晴らしい作品が出来上がっていました!!

【講演会・座談会】

公開保育後は園長先生による講演会やご参加いただいた園の皆さまで座談会を行いました。

講演会では、子ども向けのICTを導入した経緯や園での活用方法、今回の公開保育を行う意義を話していただきました。

【園長先生の講演より】
「公開保育を開催することで参加する側だけにメリットがあるわけではなく、実施する側も先生方の意欲を高める良いきっかけになった。また、今回のイベントをきっかけに他園との繋がりができたので、地域を巻き込んだ取り組みをしていきたい!!」

【最後に】

当社としては、「きっつ」を活用することで子どもたちは創り手や表現者になることができ、自己肯定感を高めることに繋がるのではないかと考えております。
あいら幼稚園の先生方はICTを使うことを目的としておらず、日々の保育や行事をより楽しいものにするための道具として活用されていました。
今回の公開保育で先生方の姿を目の当たりにし、子どもたちだけでなく、先生方の自己肯定感UPにも繋がっているように感じました。

レポートは以上となります。

あいら幼稚園の皆さま、当日ご参加いただきました園の皆さま
誠にありがとうございました!!
今回のイベントが子どもの遊びにおけるICT活用について考える一助となれば幸いです。

レポートをご覧いただき、ありがとうございました!!

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