お客様目線で「店構え」を見直す~Audiostockでの楽曲販売~
昨年まで続けてきた「毎日即興」。
暦生活さんの記事を読み「毎日必ず新曲を作る」ことをタスクとして2年間続けていました。
しかし、今年からはやり方を変更。「毎日新曲を作る」のをやめました。
(例えば、二十四節気、七十二候については毎年のことで、ほぼ曲が固まった等(・・・数年後には気が変わることもあるとは思うけどw))
いまは毎朝、暦生活さんの読み物を読み、
テーマを元に過去曲を含めて検討し、
これは是非新曲をつくりたい!と思えば作るし、過去曲の方が相応しいと思えばそこから選曲をして、BGMを付けた動画を投稿しています。
たとえば今日はこんな感じ。過去曲「Sweet Jazz 4」を選曲して、動画作成しました。(写真は、Pixabayさんと、写真ACさんのものです。)
「過去曲を選ぶ」ことは「Audiostockへの登録曲から選曲する」ことなのですが、これが実にやって良かった!と思えることになりました。
1.過去曲活用で「お客様目線」を実体験
Audiostockへの登録楽曲の中から、
例えば、動画のBGMとして、私のオリジナル曲の中で「爽やか系」な曲を使いたいとき。
まずはざっくりと「おうちおんがく_爽やか」と検索してみます。
そして出て来たページがこちら。該当楽曲数は439件。多すぎ(笑)。
動画のイメージを思い浮かべつつ、さらに検索ワードを増やして試行錯誤。
↓↓↓
「おうちおんがく_爽やか_希望」で検索して26件。
これくらいであれば、あとは実際聴いて比較しようかな、という感じ。
こんな感じで、自分の過去曲から検索をしています。
以下余談。
「爽やか_希望」の検索ワードだけでも探してみたりもします。
私の曲は中々出てきません(笑)。精進いたします。
でもね、検索ワードによっては、上位に入る曲も出てきているのです。
徐々にですが、ホームページ上でお客様から見えやすくなっていることにも気付けて、嬉しい発見もありました。
さて、本題に戻ります。
2.お客様目線で「楽曲の紹介文」をブラッシュアップ
Audiostockへ楽曲登録をする際、詳細な楽曲紹介文を記す欄があります。
普段から、私が気を付けていることは、
「思っても居ない事を、幅広に書かない」こと。
タグ付けにも、同様の目線が求められると思っています。
「なんでもいいのかよ」みたくならないように。
そんな中、お客様目線で自分の楽曲を検索するようになり、
「あ、こういうテーマにも合うな」「もっと詳細に書いた方がいいな」と実感できる場面が生まれたことで、自信を持って、楽曲の紹介文を修正するようになりました。
前向きに言うなら「楽曲紹介文のブラッシュアップ」ですね。
以下2つ事例を書きます。
➀「ありがとうのお正月」の楽曲紹介文
昨年12月上旬、お正月に向けて作曲したお琴(箏)メインの和風曲。
販売開始直後から、かなり沢山ご利用いただけた楽曲の一つです。
元々の楽曲紹介文はこんな感じです。
「お正月ならではのイベント」と記した部分に注目です。(黄色マーカー)
私自身は「鏡開き」をテーマにした動画を作成するため、
直感的に「ありがとうのお正月」が良いなと思い、BGMに使うことを決めました。
しかし、説明文を読んだときに気付きます。
『もし、お客様が「鏡開き」とだけ検索したら、検索結果に表示されないじゃないか』と。
そこで「お正月ならではのイベント(初詣、七草粥、鏡開き等)」と、より具体的な言葉を書き加えました。
②「新春モダン」の楽曲紹介文
こちらもお琴(箏)メインに作曲したもの。年末作曲→1月1日公開とお正月真っ最中になってしまいましたが、沢山ご利用頂けた楽曲です。
こちらは、とある和菓子をテーマにした動画をつくるため、BGMを探している中でピンとくるものがあり、黄色マーカー部分を後から加えました。
繰り返しますが、私が気を付けていることは、
「思っても居ない事を、幅広に書かない」ことです。
例えば、和風の曲だからって、
「和」に関するものを最初から詳細に列挙するのは、どうしても抵抗があります。『広く「和」をテーマにした…』のようにぼんやりした形では書けるのですが。
しかし、
自分が動画作成する際のBGMを「検索」することを実体験した上で、
「あ、こういうテーマにも合うな」「もっと詳細に書いた方がいいな」
と実際に思った事については、自信を持って書き加えられるようになりました。
このことが、実際にどれだけの「効果」につながっているかは定量的には分かりません。
でも、おかげさまで、私の楽曲を選んで頂ける機会が増えてきていて、
何か目には見えない部分での大きな繋がりを感じています。
あとは回りまわって、
「最初から幅広に捉える感性」を育んでいくことにもなるかもしれません。むやみやたらではなく。
捉え方でなく、伝え方だけかもしれない。まだうまく言えませんが。
今後も地道に進めていきたい取組のひとつです。
3.お客様目線で「店構え」を見直す~音楽活動にも言えること~
私は前職で約20年間、住宅関連の仕事をしていました。
商品や制度の企画よりも、
営業や広報、お客様目線での商品・サービス改善により多く関わってきた経験は、いま音楽中心に活動する上でも、大いに役立っています。
仮に、どんなに商品が良くても、お客様への伝わり方を怠っていたらいずれは衰退する。
「前向きな関心」を寄せて頂いたことに最大限感謝して、出来ることは何かを考え、積み重ねて行く。
今回で言えば、
「毎日新曲をつくる」ことへのこだわりを捨て、
Audiostockでのお客さまからの見え方に毎日少しでも触れ、感じ、考え、そして改善する方向転換をして、本当に良かったと思っています。
また、過去の仕事経験上、
ホームページの運営・システムメンテナンス、個々の営業や販路の開拓など、そう言ったところは一手にAudiostockさんがやってくださっていること自体が、本当に有難いことだと感じています。
(長年自分がそこをやってきたので、全く業務内容は違えど、あれこれ想像してしまいます。)
だからこそ、
素直な気持ちとして、いまの環境の中で、
音楽づくりそのものについて精進するとともに、
私の店構えからの「伝え方・伝わり方」についても日々見直しながら、
活動を続けていきたいなと思っています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました^^!