「毎日即興」続けて良かった3つの理由
「毎日即興」は、暦生活さんの記事を読み、そこで感じた事を元に、オリジナルの即興演奏や簡易作曲をするというもの。昨年1月にTwitterをきっかけにスタート。
(↓こんな感じで、毎日投稿しています。)
先日、しみじみ「毎日即興をやっててよかったな」と振り返る機会がありました。
実は、先日腸閉塞を起こし救急搬送され(開腹手術歴が2回あるため)、結果的に1週間ピアノを弾くことが出来なかったんです。
折角、Twitterで1年10か月も連続投稿してきたのに、その記録が途絶えることは非常に悔しい出来事でした。
ただ、連続投稿が途絶えたとしても、「毎日即興」は私にとってはとても大切な習慣。今後も是非続けたいこと。
改めてそう確信出来たことは、貴重な出来事だったと感じています。
そこで
「なぜ私は毎日即興を続けたいと思うのか?」を、今一度心に留めておきたいと思い、この場を借りて書いてみることにしました。そしてこのnoteが、もしどなたかの参考になったら嬉しいなとも思っています。
1.「毎日即興」は大切な心のリセット時間
「毎日即興」は、暦生活さんの記事を読み、そこで感じた事を元に、オリジナルの即興演奏や簡易作曲をするというもの。昨年1月にTwitterをきっかけにスタートしました。
「暦生活さんの記事を読み」というのがポイントで、あくまでも「季節や暮らしに寄り添う中で、浮かんでくる音を大切にしよう」と思って取り組めている所だと思っています。
連続投稿してきた1年10か月の中で、正直クソ忙しいときも、体調絶不調なときもありました。
それでも、その日の時間や体調が許す範囲で良いから、感じた事を即興で音にすることを日課にしていたことで、忙しさや体調の悪さをフッと視野の外に外せるような感覚になれる時間を持つことが出来ていました。
どんなにしんどくても、毎日の即興をやったあとは、何だか前向きでスッキリしている。そう思えるから、毎日続けることが出来ていました。
「これをすれば、心がリセットできる」と思えるものを持っていることは、とても大切なことだと、身を以て実感しています。
(…救急搬送レベルでは、継続は無理でした。。健康維持は大事ですね。)
2.自ずと「引き出し」を増やしたくなる
数年前から、YouTubeで1週間に1回くらいの頻度で、即興でのオリジナル曲を投稿していました。だから、ある程度できるんじゃないかなと思いつつも、毎日投稿になることで、どのくらいしんどくなるのかは未知数でした。
振り返ってみると、始めてから3か月間くらいが、一番しんどかったです。
それは、自分で自分の作風に飽きてきたから(笑)。
これはかなりしんどかったです。自己肯定感も爆下がり。
元々、ごくシンプルなコード進行のなかで、ちょっぴり和風なメロディをピアノ即興で奏でるのが一番好きなんです。大好きです。
しかし!!!
毎日作品をTwitterで披露するようになり、「自分が一番好きなもの」だけでは、創作の継続には耐えられない事に気付きました。自分で自分に失望してたら、とてもじゃないけど創作なんてできない。
そこからです。数年来放置していたジャズの音楽理論を学び直したり、色んなジャンルの音源を聴くようになったのは。
その後、昨年12月からはAudiostockで音源販売をするようになりました。
(今日現在で、BGM 448曲、効果音 5件 販売中)
おかげさまで楽しく続けられています。私にとってはDTMに本気で取り組む大きなきっかけになりました。
また、商用で求められているBGMとは?なんて今まで考えたこともなかったので、特にここ1年での知識や実践の広がりは目覚ましいです。作風がグッと広がりました。
「毎日即興」での経験があったからこそ、自分の引き出しを増やし続けることを楽しみ、新たなチャレンジにも貪欲になっていられると思っています。
3.今ここの「即興」だからこそ生まれる音楽がある
どうしても、「作曲」するなら時間を掛けて試行錯誤したいし、より良いものにしたいと思ってしまうもの。
でも、即興での創作を続け、
人様に披露したり、販売させて頂くことを通じて、気付けた事があります。
時間を掛けたものが選ばれるとは限らない。
ささやかな想いが、誰かに響くこともある。
時間を掛けて練り上げたからこそ、到達できるものがある。そうでなければならない。・・・私はずっとそう思ってきましたし、即興なんていい加減だとも思ってました。元々は。
でも、Twitterでの素朴なつぶやきがバズったりするのと同じで、
音楽も、素朴な想いがそのまま表れているものだから心に響くものもあると実感しています。
これは、数年前にYouTubeで即興オリジナル曲を始めたときから感じていたことですが、Twitterで毎日即興をはじめ、さらにそれをAudiostockで音源販売させていただくようになり、さらに確信を深めています。
もし、頑張って音楽することに疲れたならば、
音楽をやめてしまう前に、一度は即興での創作にチャレンジしてみてほしい。新たな道が開けるかもしれない。そう思います。
4.さいごに
私にとっては、
素朴な想いを表現する「即興」と、時間を掛けて試行錯誤して辿り着く「作曲」とが、創作での大切な両輪になっています。
これからも、毎日即興、続けていきたいです。
もし「やってみようかな?」って思ってくださる方が居たら嬉しいです。
「即興」だからこそ、伝わるものがきっとある。
暮らしに寄り添い、幸せを感じる心から生まれる音楽を、紡いでいけますように。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)