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もう戻れないの?📕新しい自分になればいいよ!

もう戻れないの?

古き良き時代!「あの頃は良かった~~」

私は,風のにおいで過去のことを思い出すことが時々あります。皆さんはいかがですか?においと記憶が結びついているのでしょうか。しかし過去は過去。その光景を思い浮かべることはできても,後戻りはできない。

以前の記事『先が見えない?病気のときに思うこと!』で紹介させていただいたのですが,私は半年ほど「うつ病」でまったく動けない時期がありました。犬の散歩すらできない(´ー`)カナシバリ…。横になってできる事といえば「スマホ」しかありません。しかも調子が良いときだけ。苦しさから抜け出そうと「うつ」についての記事や動画はたくさん見ました。それらの中で一番気になったのが「うつ病患者は過去の自分に戻れない」ーーガーン…∑(゚Д゚)ウソ?…。

厳密に言えば,うつ病にかかった人だけでなく,すべての人は過去の自分には戻れません。成長と後退を繰り返している私たちは,まったく同じ状態にある日は一日もないからです。しかし,うつ病の人について上記のように言われているとこには,また別の意味があると思います。

私はこのことを体験を通して実感しています。「努力して人間的に成長する,逆に努力を怠って後退してしまうという」という「意識」によって自分作りをコントロールできるならば,まったく同じとはいかないまでも,過去の自分に近い状態は作ることができるはずです。この意識の操作ができない状態が,うつ病患者が過去の自分に戻れないと言われている原因ーー「過去の自分に戻せない」と表現した方がピッタリ合うのかもしれません。

このことはどういうことでしょうか?
うつ病は,身体だけでなく意識まで動かなくしてしまうのです。つらくない訳がありません。しかしこれには大きな意味があるはず。否,意味を持たせないと自分が可哀想です。今,うつの期間にいる方は,どうか,深い意味のある病にかかっている自分を大切にしてください。

生物には自己防衛本能が備わっています。人間にもこの防衛本能があり,一人ひとりに合わせて,高レベルで作動している(はず)。うつ病はある意味「過去の自分のまま生きていたら命をすり減らしてしまうから,必死にそれを阻止して生命を守ってくれている,実にありがたい機能」と言えるのではないか…つまり「人間を守る機能」なのではないでしょうか。

そうであれば,私たちは過去に戻れないのではなく,戻る必要がないのですね。病気が「新しい自分」を作ってくれているのですから(;_;)カンシャ。

他人を大切にすることが良いことであれば,そのままそれを自分にする…これも良いことのはず!決して自分を粗末に扱ってはいけない…悪いことだから。

すべてのことは自身の成長のためにある!新しい自分に会えることを希望として!



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