「東京少年」の楽曲が全曲サブスク配信されてるよ。
『もーいいかい?』買ったばかりですが。
昨日、ブックオフオンラインで購入したCDを店頭に取りに行きました。
その中の1枚がこの「東京少年『もーいいかい?』」。ぼくが高校時代によく友人にオススメしてた大好きなバンドです。
「東京少年」は唯一無二のバンドだと思う。
そんなやり取りがあったのを思い出しました。
47歳、これまでの何度かの引っ越しの際に手放してしまっていたのですが、ここ半年ぐらい自分を再構築中(?)なのか、無性に聴きたくなっていました。
学生時代のように歌詞やジャケット写真とにらめっこしながら、ソニーのヘッドフォン(よくミュージシャンの録音風景でみかける「MDR-CD900ST」ってやつです。左右からしっかり色んな音が聞き取れて、ある意味ミュージシャンの意図を真っすぐ受け止められます)で曲順通りに3回ほどリピート。
いやぁ、やっぱり「東京少年」は今聴いてもホントにすばらしい・・・。
高校時代も今も、ぼくは完全にボーカルの笹野みちるさんにやられてしまっています。
誰にも似てないメロディー(作曲は笹野みちるさんだけでなく、バンドメンバーのも多数あります)で、ティーンエイジャーの日常にキラリと光る瞬間を綴った、切なかったりコミカルだったりする歌詞(作詞は笹野みちるさん)、信念を宿したイタズラっぽく無垢な歌声(ホント、歌声・表現力が最高)、それを際立たせるための音、アレンジ。
フォロアーバンドも存在しないし、唯一無二のバンドだなぁと改めて思いました。
この『もーいいかい?』の中から、ぜひ聞いて欲しい曲を厳選して3曲紹介したいと思います(アルバムの収録順です)。
あくまで個人的な感想ですので、その点ご了承ください。
①Shy Shy Japanese
その他「イガクリ頭が気になって 彼女のそばにいけないよ」とか、初恋以上~恋愛未満、小学生高学年~中学生ぐらいの男子目線の曲。
笹野さんの詞は、男子目線がほとんどですが、どれも少年漫画1巻分ぐらいのストーリーがあります。
これなんかは、好きな女の子に気持ちを伝えられないシャイな男の子の曲ですが(そのまま読んだらわかるって、と自分にツッコミ)、
「待ってるんだから(もどかしいったらありゃしない) 行きなよ(告白しなよ)」と、可愛らしい青春じゃないですか。
②プレゼント
この曲はサビから始まります。
もうこの1番の歌詞を読むだけで素敵ですよね。
「すずめ達 ピイピイ はしゃいで歌うよ」とか、充実した徹夜明けなんだなぁ、きっと。
「My Song」とは文字通り自作曲かもしれないし、彼女のことを思って編集した曲のカセットテープかもしれないし、何か手作りのものかもしれないし。
アニメ「らんま1/2熱闘編」のエンディングテーマにもなっていました。
⑥陽のあたる坂道で
この曲もサビから始まります。
恋人だけではなく、きっと一緒に過ごした仲間たち(高校のクラブや大学のサークル)との別れ(卒業)の曲。
おそらく一番輝いていた時期(青春)になるであろうと、わかっていながら。
離れ離れになっても、繋がっているよ、同じ思いで生きていこうよ、と。
過去でも未来でもなく、「今」をフツーに過ごして楽しめていた時期って、
人生でそう長くはないですよね。それを次のステージでも続けたいけど、
そんなの難しいってわかっています。
だって、「今」の仲間とは、もう旅立ちの時期なんですから。
青春時代には、皆「夢」を持って過ごしていますよね。
でも、挫折してあきらめたり、方向が変わったり。はかないとわかっていても、どこかで信じていたい。
若い頃は、どこかで「信じていたい」と思って聴いていたし、今、30年経って聴くと、「はかなくも一生懸命だったなぁ」、と心にジンジン響きます。
曲全体を感情を抑え気味に淡々と歌うところが、「さよなら」と伝えてくれているようですし、歌詞カードには記されていませんが、最後にセリフのように「Love You, So long」と言って曲は幕を閉じます。
まるで映画のように。
まだまだあるんですが・・・。
このアルバムでベスト3を厳選したら、この3曲。
この3曲でどれが1番かは難しいし、その他の曲も聴いて欲しいんですが。
あと、収録曲順に紹介しましたが、これは「あえて」そうしました。
おまけ サブスクも良いけどもう一度CDを買おうよ!
あと、すいません、本文でCDの曲を紹介した時には、このネタ(おまけ)を毎回書いておこうと決めたので、書かせてもらいます。よかったら、もう少しだけお付き合いください。
サブスクも良いけど、もう一度CDを買う文化といいますか、時代になって欲しいと思っています。
CDは単なる曲を収録したものではなく、ジャケット写真や歌詞のフォント、曲順も含めてアーティストの意図がつまった作品ではないでしょうか。
曲順で聴くと数曲で1つの物語になっていたり、アーティストのメッセージが込められていたり。
CDジャケットの写真を眺めながら聴くと曲の世界観も広がり、歌詞の行間も読み取れたり。
作業用のBGMならともかく、サブスクで聴くのは、一度きちんと作品と向き合ってからじゃないと、もったいないよなぁ、と思っています。
で、音楽業界の皆様、サブスクも良いけど、もう一度CDに力入れませんか?
「CDが売れないから」って事情もわかりますが、これは、ごめんなさい、買う側にすると、アルバムの3000円はちょっと高いんです・・・。
2000円までで出せませんかねぇ(わがまま言ってスイマセン)。
先行シングルは配信のみで、アルバムを1980円で。
確かに音楽の聴き方としては、PCやスマホで聴くのが主流になっていますが、先ほども言いましたように、「CDは作品」と考えているユーザーも、まだまだたくさんいると思うんです。
そういうユーザーは必ず作品であるCDを買いますよ(1980円ならたぶん・・・)。
ぼくも微力ながらこんな世間の端っこで「CD買おうよ」運動を続けていきますし。
以上、おまけの「CD買おうよ」運動でした。
↑ 「Amazon Music Unlimited」に入っていおられる方は、ぜひお試しください。
その他のサブスクは、
↑から見てみてください。
でも、なによりCDでの復活を希望します!!