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保護者会の役員 というものをやってみた話

小学生の親をしていると、かならずやってくるのが
PTAや保護者会の役員…正直憂鬱なアレ
我が家がお世話になっている小学校は、学校PTAも学童保護者会も、くじ引きで決まるという「平等」で、うーん、正直面倒くさいなぁと思っていました。

そしてちょうど一年前、いきなり届いたメール「保護者会役員に決定しました。明日の夕方に公民館にて役員会を行います。お集まりください」
えええええ?そんな、ひどい…そして行かないとたぶん怖い…
イヤイヤ向かった公民館、落ち込んだ顔で集合している保護者たち…
思い返すだけでも笑っちゃうくらい嫌だなぁという顔をしていたと思います。

それでも「くじ引き」で決まっちゃったんだもん、仕方がないよ。
ということで、やれることだけやりましょうという、ほんのり投げやりな雰囲気すら感じる中、役が決められて、解散…不安すぎる年度明けの予定。
こんな感じだから嫌われるんだよ、PTAとか、保護者会とか、ぜんぶ辞めちゃえばいいのに…
そんなふうに思いながら、前任者から引き継いだ役員の資料。
前年度のコピペでOK、と貼ってあるフセン…そうか、前年度踏襲を毎年する意義か…
自転車を走らせながら、妙にこの役員の意味を意義を考えてしまった春でした。

そして1年。
役員の仕事は思ったほど嫌なものではありませんでした。
日々のコミュニケーション、といっても月に1回程度LINEでやり取りするだけ。
あとは先生と3か月に一度書類のやり取りをして、「ついでに」雑談をする程度。
直接顔を合わせての打ち合わせは4月に引き継がれたとき、12月の役員会、3月の年度末集会、そして次の役員さんへの引継ぎの、今日。
思ったより、本当にあっけなく終わってしまいました。

なによりも得るものが多くて、驚きました。
だって、役員をやっていなかったら、他の学年の保護者の方とこんなにお話をすることも無かった。
子ども同士で接点のない方の、人となりを知る機会なんてなかった。
担当の先生とこんなにたくさんお話する機会もなかった。
子どもの困り感への対応やこれからのことも、中年以降の大人な話も
本当にたくさんの事をお話しできて、不安もたくさん解消できて
役員をやらせていただいた事で、役員以外の学びがたくさんたくさんありました。

なので、今は「PTAや保護者会の役員、やってみても良いと思うよ」と言えます。
くじ引きで当たっちゃったと落ち込んでいる方もいらっしゃると思いますが
そこまで悪いものではありませんよ。
この機会を、うまいこと使ってやれと思って、1年楽しんでください。

余談ですが、今年度はPTAと地域の子ども会、そして発達障害児者の会で役員をすることになりました。
あらら、ちょっと張り切りすぎたかしら。
仕事と家庭とちょっぴり大変な子育てとの両立、頑張ってみたいと思います。
ファイト、わたし。

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