「クローズ就労」と「オープン就労」

こんにちは、おうりぃです。
昨日は完全オフの日ということでSNS関係はすべて触らない生活を
しておりました。

本日の記事テーマは「就労」についてです。
機会があればエッセイがてら自身の手帳取得までの話もまとめたいのですが
今回はそれよりも障害を抱えてる上での「就労」に関するまとめをさせていただきます。

「就労」の形態

障害のある人における「就労」は
一言で表しても多数の選択肢が存在します。

一般雇用ー「クローズ就労」or「オープン就労」
障害者雇用ー「オープン就労」

今回は
①クローズ就労(一般雇用)
②オープン就労(一般雇用)
③オープン就労(障害者雇用)
上記3つについて経験談を元にメリット、デメリットをまとめます。

クローズ就労(一般雇用)

障害を抱えていると判明した方でもいわゆる
「目には見えない障害」(ほぼ精神障害や内部障害の方)の人も多いと思います。
※政府の統計ですが、936.6万人(日本人口の約8%)がなんらかの障害を抱えている。とのことです。
その中でも身体障害436万人、知的障害109.4万人、精神障害419.3万人
おおよそ上記の3区分に分けられます。

話は戻りますが、そんな「目には見えない障害」の方は必ずしも企業に開示する必要はないので(いわない限りばれない。)
健常者と同じような就労形態で働くこともできます。

そのように自身は障害を抱えていることを知っているが、企業に開示せずに働くことを「クローズ就労」といいます。
「クローズ就労」には以下のメリットとデメリットがあります。

【メリット】
・健常者と公平な評価
・待遇(給与等)が健常者と変わらない

【デメリット】
・ばれると解雇の恐れがある
・体調に関しての融通が利かない
・公平評価されるため、精神障害持ちだと勤怠や業務成績評価が割と厳しい
・配慮が受けられない
・通院に行きづらい

私は今の職場までずっとクローズ就労だったのですが、
やはり季節的に体調崩したりすると勤怠にとても響きました。
また、配慮も受けられないので
「仕事のできない人」
「変わっている人」
というはれ物扱いされてきました。

オープン就労(一般雇用)

企業に事前に障害を開示することを「オープン就労」といいます。
ただし、誤解されがちですが
一般雇用の「オープン就労」と障害者雇用の「オープン就労」は厳密には別物です。
一般雇用の場合は基本的に雇用枠は健常者とほぼ変わりません。
面接の時などに事前に上司に伝え、どこまで公表するかは職場によります。
業務内容も職場により変動はあれど、
一般雇用なのでクローズ就労と同じです。
健常者同様の業務内容をこなすだけの力量が求められます。
(職場の理解によります。)
また、公表することで差別的な扱いを受ける可能性もあります。
「あいつは障害があるからおかしい。」
「特別扱いされている。」
などと言われなのないことを言われることもありえます。
「オープン就労」(一般雇用)には以下のメリットとデメリットがあります。

【メリット】
・職場にもよるが障害への理解や配慮が受けられる
・待遇(給与等)が健常者と変わらない
・通院や休みの融通が利く

【デメリット】
・一般雇用なので求められる業務水準は高めである
・公平な評価を受けれるかは職場による
・差別的扱いを受ける可能性

オープン就労の方がクローズ就労よりはいいと思いますが、
風当りは強いのでなかなか誤解されず理解して受け入れてくれる職場に巡り合うのが難しいです。

オープン就労(障害者雇用)

最後に障害者雇用についてです。
今までの内容と根本的に違うのは
「障害者雇用枠」の求人ということでしょうか。
障害者雇用枠の場合、一般雇用枠と違い障害福祉手帳の保持が必須条件になります。
また、障害者雇用枠なのでオープン就労です。
個人的には一番働きやすい就労形態だと感じます。

障害者雇用にも様々な分類があります。
①一般企業に「障害者雇用枠」で入社
②特例子会社に「障碍者雇用枠」で入社
③A型事業所やB型事業所といった職場に入社
大きく分けると上記3つとなります。
「オープン就労」(障碍者雇用枠)には以下のメリットとデメリットがあります。

【メリット】
・障害の度合いによって軽作業中心の仕事がメイン
・評価が一般雇用とは別枠なので同じ業務量ではなくても公平に受けられる
・職場にもよるが理解を得られることが多い
・通院や休みの融通が利きやすい

【デメリット】
・正社員登用までに契約社員期間がある
・非正規社員(パート)枠で働かされる可能性
・身体障害など「見える障害」の人と求人争い
・給与が基準よりも低い

今現在私は障害者雇用枠で働いていますが
正直金銭面ではカツカツですが、職場環境はいいと思います。
やりがいを求めるのであれば障害者雇用枠はよろしくないのですが
安定を求めるのであればサポートは受けやすいので
支援所などと連携しながら働いています。

以上が「クローズ就労」と「オープン就労」のまとめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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