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感情ってやつは…

感情といっても感情(affect)、情動(emotion)、気分(mood)、情操(semtiment)などがありますが、私たちが普段感情といって使っているのは「喜び」「怒り」「悲しみ」「楽しさ」など身体的な変化を伴う心の動きで情動に当たります。

そして感情の定義は様々ありますがオートニーら(Ortny, et al.1988)によると「感情とは、人が心理的過程のなかで行うさまざまな情報処理のうちで、人、物、出来事、環境についてする評価的な反応である」 とされています。

様々なことに対する評価的反応だとすると、人によって見方も異なるため起きてくる感情も違うことがあるのです。
同じ文章を読んでも、同じ映画をみても一人一人似た感覚はあっても持った感情は違ったという経験はあるのではないでしょうか。
そのどれも間違いということはありませんよね。

ひとつの現象にたいして見方で気持ちが変わるなら、いろいろな方向から見てみませんか?
新しい感情に出会えるかもしれませんよ。

時に感情的になって失敗をしてしまったという経験もっている方もいるのではないかと思います。
また長い時間ネガティブな怒りや悲しみの感情に囚われるというのもしんどいものです。
ではどんな人や方法がネガティブな感情から解放されやすいのでしょうか。

①表現豊かに気持ちを言語化できる人
 人に話したり、紙に書いたりするとネガティブな感情は薄くなります。
②自分の感情を俯瞰して見れる人
 「私怒っているんだな」「私悲しいんだな」と意識できるとネガティブな感情は薄くなり、消えていきます。
③その場を立ち去る
 ネガティブな感情を喚起している事柄から物理的に距離を置くことで感情を鎮めることができます。子育て中には私も子どもから離れてトイレで深呼吸したものです。
アンガーマネージメントで6秒ルールと言われているものがあります。
怒りを感じると攻撃のホルモンであるアドレナリンの分泌がピークを迎えるのが約6秒と言われており、この6秒を乗り切れば冷静になれるとされているのです。

そして本当の気持ちに気づくことも効果があります。
怒っている気持ちが偽物の感情であることもあるのです。
実際にカウンセリングを学んでいて生徒同士で練習をしていた時、私は人間関係で「怒っている」と感じていたことが実は「悲しんでいる」感情であったことに気づかされ、本当の気持ちに気づいたことで楽になった経験がありました。怒りと悲しみって混同しやすいみたいです。

気持ちの持ち様ってとても大切ですよね。
自分の感情と上手く付き合っていくことも人生を楽しく過ごす一つの方法かもしれません。


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