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2022年10月のおんがく

はじめに

本エントリーはその月に聴いていた曲を体系的にまとめ、"自分の人生をおんがくを通してアーカイブ化すること"でコロナ禍において自分の思考を整理する実験的試みの2022年10月編です。
やり方を変えて2021年1月から継続している試みとなりますので、過去の試みは下記エントリーからご確認いただけますと幸いです。
※あくまでも私の個人的な感想です。

■2021年のまとめ

前月のエントリー

韓国音楽学概論


① tonun / Sugar Magic

RADAR:Early Noise 2022にも選出されていたtonunの新曲"SUGAR MAGIC"です。
10月26日リリースのデジタルシングル。
tonunのイメージであるメロウ・グルーヴィー・ジャジーな感じは残しつつ、今回はよりポップでダンサブル。
MVのプロデューサーがMaxillaの松井さんということでInstagramで広告見つけた瞬間に松井さんに速攻連絡してしまった…
今月のNo.1ベストソングです。

映像もめちゃくちゃカッコよく、tonunの気だるいダンスや陰影のコントラストが非常に美しいので、是非MVと合わせて聴きたい一曲です。


② Travis Japan / JUST DANCE! - Yaffle Remix

最近色々と世間を騒がせているジャニーズ。
そもそも彼らの楽曲はほとんど配信されていないため、ちゃんと聴く機会すらままならないのがほとんどなのですが…

Travis Japanは全世界デビューということで、全編英語詩。ストリーミングも有。しかもtofubeatsが製作に関わっているということでチェックしました。
良い…
カップリングに収録されているYaffleのremixバージョンが今月のNo.2ベストソングです。

原曲の方もある種ジャニーズ楽曲あるあるのトンチキ感を感じるフシもあるのですが、それも含めてめっちゃ好き。

もう何回でも推してしまうんですが、セクゾのライネクのようにジャニーズは時たま大バズり曲を出してくれるので、是非全面的にストリーミング解禁してほしいです。


③ tripleS / Generation

JYPからそのキャリアをスタートさせ、2010年代前半にはWoollimでINFINITEやLOVELYZのA&Rを担当。
数多の作品に携わり、(彼の手からは離れているものの、最近もかなり炎上してしまった)LOONAをプロデュースしたことで現在はHYBE傘下のミンヒジン女史と対をなす名物プロデューサーにもなったビョンギが新たにスタートしたガールズグループ"tripleS"のデビューシングルGenerationです。
今月のNo.3ベストソングです。

ミンヒジンが手がけたNewJeansが平成感、SPEED感、あの頃のアイドル感満載であるのに対して、個人的にはこちらはあまり平成感は感じません。
ただし、気怠さや倦怠感というキーワードは両者に共通しており、
群衆の中でダンスパフォーマンスを楽しそうに踊る様やMVの含みのある終わりかたなど意味を持たせた構成はLOONAを思わせ、再生回数などでは(リリース時期の違いはあれど)大きく差を付けられていますが、個人的にはGenerationの方が楽曲としては好きです。


④ Joyce Wrice Ft. UMI / That's On You

コロナが落ち着きを見せたこともあり、10月にビルボードライブ東京/横浜で来日公演を果たした日本にルーツを持つR&BシンガーソングライターJoyce Wriceのデビューアルバム"Overgrown"から、同じく日本にルーツを持つアメリカ人シンガーソングライターUMIとのコラボレーションであるThat's On YouのJapanese Ver.です。
ゆっくりしたい時によく聴いていた気がします。
夕方の陽が落ちるタイミングでコーヒー片手に聞くのが最高の一曲。

Joyce Wriceといえば最近リリースされたケイトラとの以下コラボレーションのMVもめっちゃシュールでgood。


⑤ iri / friends

最早若手日本人女性シンガーソングライターの旗手になったと言っても過言では無いiriがメルセデスAMG SLとのタイアップソングとしてリリースした楽曲"friends"です。

この楽曲を聴いたときも常感じるのですが、夜のドライブでカーステレオからかかるiriの楽曲は夜のドライブをより上質なものにしてくれるので気がします。
今回はメルセデスとのタイアップということで、彼女の声質や音楽的なイメージともマッチする非常に良いタイアップなのでは無いかと思います。
個人的に好きなiriの夜ソングをいかにいくつか貼っておきます。
(渦とかもういつだって聴きたくなる曲。)


⑥ Megan Thee Stallion / Red Wine & Ms. Nasty

今年リリースされたアルバムTraumazineより2曲です。
この2曲に共通しているのがプロデューサーがLAの3人組プロデューサー"Bankroll Got It"であるという点です。

元を正せば上述の2曲を聴いていたというよりも、以下のコラボEPを聴いている中でBankroll Got Itのプロデュース作品を掘っており、見つけたというのが正しい記載であり…
Luh KelのY.O.U.などと共に聴いていたのがミーガンの上述の2曲でした。

JP THE WAVYとBankroll Got ItとのコラボレーションEP。ANARCHYとのコラボシングルなども。

ヒップホップを聴いているとプロデューサータグがよく登場するわけですが、Bankroll Got Itのタグは何故かいつも耳に残ってしまう…
最近はレーベル聴きやプロデューサー聴きなどもあまりできていないので、時間を取れないことが反省ではあるのですが…


⑦ Jiselle, Chanceller / Missed Call

今更…という感じの昔の曲になってしまうんですが、韓国のR&BシンガーソングライターJiselleとラッパーChancellerのMissed Callです。Jiselleのデビュー曲。
この後にこの二人はAUTOMATICでも共演しています。

何ということは無いのですが、帰りの電車でよく聴いていた気がします。


⑧ tofubeats / PEAK TIME (KM "Back to 2006" Remix)

大好きな曲×大好きなプロデューサー。
その時点で"最高"は約束されているわけですが…
tofubeatsのREFLECTION REMIXESからPEAKTIME × KMさんによるremix。
この後に触れるMJ Cole然りですが、無限に踊り出せてしまうようなピアノのバッキングメロディーがズルすぎる一曲です。
4分10秒過ぎからのヘヴィーな展開も良い…
他の楽曲のリミックスも最高の布陣。

tofubeatsのアルバムはリミキシーズも含めて楽しむことができるので最高…


番外編 UK Garage / 2stepという音楽ジャンルについて

いつもであれば写真を記録のために撮り溜めているのですが、今月は自分に余裕が無かったのか、ほとんど写真を撮っていなかったので、番外編は最近また自分の中で再燃しているUK Garageとりわけ2stepの曲を記録しておこうと思います。

もういつからかわからない程に、もう20年も経っているのに2stepの魔力には取り憑かれているような気がします。
きっと小学生の頃にm-floのcome againを聴いてしまった時からずっと。

変則的なリズム。美しいピアノバッキング。
今にも踊り出したくなるこのジャンルを直感的に理解するなら、UK Garageレジェンドの一人MJ ColeのAGAINST THE CLOCKを見れば理解できるでしょう。
わずか10分程度でこんなにも永遠に踊れてしまうようなフレーズを産み落としてしまうその才能に嫉妬せざるを得ません。

最近はもっぱらアジアの音楽を聴くことが多いですが、インディーズシーンでもこのジャンルでイケてる楽曲がいくつか出ていたり…
再注目する機会が多かったなと思います。

個人的にはHiggo / Sleeping Aloneや同じくHiggoのcrushのような少し夜感を感じさせるようなおしゃれ2stepが好きなのでこれからも掘っていきたいところ…
また近々DJもしたいのでその際には外さずにかけたいところです。


こんな1ヶ月間でした。
以上。
2022年11月が良い月になりますように。
ファイティン!


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