2022年9月のおんがく
はじめに
本エントリーはその月に聴いていた曲を体系的にまとめ、"自分の人生をおんがくを通してアーカイブ化すること"でコロナ禍において自分の思考を整理する実験的試みの2022年9月編です。
やり方を変えて2021年1月から継続している試みとなりますので、過去の試みは下記エントリーからご確認いただけますと幸いです。
※あくまでも私の個人的な感想です。
■2021年のまとめ
■前月のエントリー
■韓国音楽学概論
① Mura Masa, Erika de Casier / e-motions
9月16日リリースのアルバム"demon time"からデンマークのシンガーソングライターErika de Casierを客演に迎え、恋愛における傷心を描いた"e-motions"です。
フジロック2022で久々の来日を果たし、その際にもパフォーマンスしていて超最高だった楽曲。
今月のNo.1ベストソングです。
音楽が大好きで大好きで。
いろんなライブに足を運んできましたが、2019年にzepp divercityでの彼のライブパフォーマンスは本当に印象に残っていますし、今でも鮮やかに思い起こせる最高のひとときでした。
それだけにフジロック2022に直接足を運べなかったことが悔やまれるのですが…
配信観ていてシンプルにぶち上がりました。
先日もfnmnlにてmura masaのdemon time発売に合わせたインタビューが掲載されていましたが、氏へのインタビューを行ったnamahogeさんが過去にRedditに降臨した際のファンとのやりとりをまとめている記事を見つけ、アルバムとともに楽しむなどしていました。
アーティストの死生観、人生観を覗くのは個人的にはすごく興味深いです。
彼の過去の名曲達で好きな曲をいくつか貼っておきます。
② Tomggg & Merry Lamb Lamb / 沒關係 it’s okay!!
2022年に入ってからというものの、kiki vivi lilyを客演に迎えた「License of Love」がAppleのCMに使用されたり、春野や様々なアーティストとの精力的なコラボレーションで注目を集めているTomggg。
彼がファッション・アイコンとしても注目を集める香港のMerry Lamb Lambとのコラボレーションとして発表した沒關係 it’s okay!!です。
今月のNo.2ベストソングです。
詩は広東語なので当然和訳を見ないとわからないのですが、表題の"沒關係"は"大丈夫"という意味の中国語。中国語を大学時代に第二外国語で履修していたのでちょっぴり懐かしいです。
楽曲は非常にダンサブル。自然と肩が揺れてしまいそうになる。そんな一曲です。
③ Eliza Rose / B.O.T.A. (Baddest Of Them All)
イギリス、イーストエンドロンドンのDJ、音楽プロデューサーであるイライザローズの大ヒット曲。B.O.T.A. (Baddest Of Them All)です。今月のNo.3ベストソングです。
この曲も少し昔の曲…なのですが、最近はもっぱらハウスの楽曲を少なくなってきていた中、2022年に入ってからリリースされたハウス楽曲で英国チャートTOP10入りも果たした久々のスマッシュヒットということでテンション上げたい時に聴いてました。
2020年以降は特に、韓国はじめアジアの楽曲を聴くことが多かったですが、思い返すと今月はmura masa然りイギリスの楽曲も掘っていた気がします。
④ SEVENTEEN / MOONWALKER
セブチのMOONWALKERです。
…いや、古くね?という事ではあるんですが、今月聴いていたkpop houseのmixがめちゃくちゃ良く、その核になっている曲であったため、かなり聴いてました。
(なぜかmixのリンクが貼れないので割愛…)
この曲からのAB6IXのBLIND FOR LOVEに繋いでいるのですが、この繋ぎが最高でした…
個人的な話になってしまいますが、10月から受け持つ仕事が変わる関係でまた新しい感性に触れることができるんだろうなとワクワクする一方、街と音楽の関係性を考えたときに(やりたいけど)先日の秋葉原でのKpopイベントのようなものをやったり、Kpopという枠組み縛りで自分が誰かの前でDJするのはなんか難しいな…とも思うとちょっぴり悲しいです。
だからこそ、7月のDJの際のようにジャンル縛りの中でアジアの音楽を中心に選曲し、その中でいいと思ったKpopを自然な流れでかけて乗ってもらえるような技量を身に付けないとな…とも思うのでした。
⑤ ASOBOiSM / 自分の機嫌は自分でとる
ASOBOiSMの久々の新曲"自分の機嫌は自分でとる"です。
人間は一人では生きていけないので、我々は仕事をはじめとする様々な関係性の中で他人と付き合いながら生きているわけですが…
流石に日々、感情を全て無にして押し殺して生きていく…のは精神的にはヘルシーではなく、ネガティブな感情とポジティブな感情のバイオリズムの中で生きているなと感じます。
Kvi Babaの楽曲然り、この曲もある種辛い時に自分をサポートしてくれる宣教ソング…ということで、ストレートな表題含め好きな楽曲でした。
⑥ Cosmo's Midnight , SIRUP , Shin Sakiura / BREAKTHROUGH
レコードも買い集め、来日時には足を運ぶ程度には大好きなオーストラリアのデュオ、Cosmo's Midnightと日本人シンガーソングライターSIRUP、Shin Sakiuraのコラボレーション楽曲"BREAKTHROUGH"です。
久々に"軽快"というワードが素直に似合う楽曲。日産のCMにも採用されているのですが、休日のドライブにもってこいの音楽です。
PCDJでDJする際は履歴が見れるのですが、大概ほとんどの現場で以下の曲などをかけてました。この曲もまたDJの際などにかけたいところ…
⑦ DAY6 / Time of Our Life(한 페이지가 될 수 있게)
個人的に10月から新天地での生活が始まるということで、そんな時はなんとなく青春ロックが聴きたくなってしまうのは私だけではないはず…
自分の中での青春ロックの代表格と言えば個人的にはandropのYeah! Yeah! Yeah!などがやはり定番で思い出されるのですが…
今月上記の曲と合わせてたくさん聴いていたのがDAY6のTime of Our Life(한 페이지가 될 수 있게) です。
この曲、イントロから青春ロックまっしぐらなんですよね…
歌詞が美しすぎて胸がキュッとなりそうなくらいに。
아무 걱정도 하지는 마 (何の心配もしないで)
나에게 다 맡겨 봐 (僕に全部 委ねて)
지금 이 순간이 (今 この瞬間が)
다시 넘겨볼 수 있는 (また繰り返し見られる)
한 페이지가 될 수 있게 (1ページになれるように)
This is our page Our page
一番の終わりの↑の部分とか。
結局のところ、この曲も爽快・軽快な楽曲なので、人間は定期的にこういうのを求めているのかもしれません。
⑧ LUCY / 맞네(You’re right)
またも韓国のバンドの青春ロック系の楽曲なのですが、LUCYの"맞네(You’re right)"です。めっちゃ好き。
表題の"맞네"は"正しいよ"という意味なのですが、いろんな関係性があって、思うことがあって、時にイライラすることだってあっても。
結局は他人を許すこと、認めることって素晴らしいよね…と最近ずーっと感じていたこともあり、この曲は今月何度も聴いていた気がします。
LUCYも来日したら観たいバンドの一つ…
生演奏も素晴らしいです。
今月は8曲です。
やはり自身の置かれている状況に応じて心の中でヒットする楽曲は変わってくるな…ということを嫌が応にも感じる1ヶ月だった気がします。
今月は昔聴いていた曲を聴きかえすことも多かった1ヶ月でした。
聴いていて印象的だった楽曲たちとしては…
Rina Sawayama / LUCID
조우찬 / VVIP (feat. Sik-K)
iri / 渦(neon)
Kvi Baba / Too Bad Day But...
工藤晴香 / 君へのMHz [tofubeats Remix]
などなど…
番外編 新しい街に会いに行く
今月も本当にあっという間…
過ぎ去った日々のことを記録するためにShootした記録。カメラで辿った街の記憶を残すことにします。
こんな1ヶ月間でした。
以上。
2022年10月が良い月になりますように。
ファイティン!