【限定】『自分の作品の続きを創ってほしい』という方を募集します。【お仕事依頼】
きっかけは、コメントリレー小説。
最近、note内で僕がハマっていることがあります。
それは『コメントリレー小説』。
童話や昔話をベースにしたお題をこちらが出し、コメント内だけで作品を完成させるという企画。
正直なところ、この企画をすることを思いついたとき、『なんでこんなに面白そうなこと、誰もやっていないんだろう?』と首をひねってしまいました。
首をひねったまま、あまりにも夢中になってしまったため、寝違えみたいになってとても痛かったです。
でも、その痛みのおかげで僕は確信しました。
『だれかと創作するのって、たのしいな♪』
その後、コメントリレー小説は回を重ね、いただいたコメントは200超。文字数にして約25000字にもなりました。(僕自身のものは除いて)。
▲初期衝動。楽しすぎた。
基本理念。
noteやココナラなんかを巡っていると『作品を添削するサービス』や『創作に関するアドバイス』、『小説を書くためのコーチング』、『アイデアを代わりに小説にする』といったものが散見されます。
それ自体は、必要な人がいることも理解できます。
でも、僕が求めていたサービスはついぞ、みつかっていません。
『一緒に創ることの楽しみ』が感じられるもの。
僕はそういうものを探していたのでした。
◇
時間が経つにつれて、この感覚は変化します。
『誰もやらないなら、自分がやってみるしかないのではないか』
そんな想いが募りました。
コメントリレーの企画のときと同じです。
無視することはできませんでした。
そんなコメントリレー小説ですが、僕の知る限り、参加者どうしで打ち合わせや評価なんかは一切されていません。
必要ないのだと思います。
だってもし『このキャラをめちゃくちゃワルモノにしてやろう』と画策しても、イレギュラーな参加者に、めちゃくちゃいいヤツにされる可能性も充分あるのですから。
そんな『自分が書いているんだけど、自分のコントロール下にない』という手応え。
『この先の展開どうなるんだ……』『いま出てきたこいつ誰だ……』という期待と不安。
『小説に書かされる』という立場の逆転。
書き手の皆さんならよくご存知かもしれませんが、それは一人で書く小説にも、たびたび起こりうることです。
というか小説にはそれが『起こらなくてはいけない』とすら思う。
なぜならそれに振り回されることは、とても自由で楽しいことだから。
そして何事につけ『続ける』ためには、自由に楽しむことが必要不可欠なのですから。
▲たどると去年も似たようなことを言っている。
具体的なこと。
今回はオーダーメイドであることと、僕自身が小説にコミットしたいという事情のため『有料記事として、こちらが投稿したものを購入していただく』という形式にするべきだと判断しました。
元となる作品の字数制限は1000~5000字まで。
すでに投稿済みのものでも、今から書くものでも構いません。
僕はそれを読みこみ、必要な分析、下調べ、構成などをしたうえ、1500字前後の【続き】として有料記事を投稿します。そしてそれを依頼主さまに購入していただくという塩梅。
価格は、一律1000円。
モニター価格なので、文庫本一冊くらいの値段にしました。
状況にもよりますが、こちらの締め切りとしては、基本的に1~2週間を目安にしていただこうと思います。
購入していただいた後、【続き】を僕のアカウントで無料公開するかどうかは、ご自由に選んでいただけます。
今のところ、募集人数は三名(一名一作品)ほどを想定中。
そのため定員にとどきしだい、募集を締め切りたいと思います。
この記事も、書き直しや証拠隠滅、記憶改ざん、過去改変のために下書きに戻すかもしれません。
注意してほしいこと。
この試みには、いくつか注意していただかなければいけないことがあります。
まずこれは『代筆』や『ゴーストライティング』といったものとは違う、ということ。
あくまで【乙川アヤト】という一人の物書きが、その作品の続きを書く、という視点があります。
なので展開や設定に関する打ち合わせ等はなしに、僕なりに作品のみを分析し、解釈し、再展開するということです。
無論、作者の人となりを理解するために、他の記事を参照する、といったことはあります。
しかしなにより優先したいのは、その作品自体に込められたエネルギー。
仮に、どんなに書き手が『優しい柔らかな恋愛模様を描きました!』と意図していても、作品自身が『血みどろホラーです……』と語りかけてくれば、そのように書きます。
ということを踏まえたうえで『この作品には手を加えてはいけない』『理解が及ばない』『僕の能力を超えている』とこちらが判断する場合があります。
具体的なところで言えば、二次創作や時代小説、オマージュの強い作品、私小説に近いものなど。
細かな前提知識が必要とされるものですね。
その場合は、作品をしっかり読ませていただいたうえで、お断りする可能性がございます。ご了承ください。
これは何より作品と作者をリスペクトするがゆえの対応だということを、申し添えておかなければなりません。
インドカレー屋にいって、寿司を握らせるようなものだと思っていただければいいのかもしれません。
「ワタシソンナノ、デキナイネ」
さいごに。
連絡はこの記事のコメント欄、またはX(旧Twitter)のDMまで。お気軽に使える方をご利用ください。
また、『べつに依頼とかではないし、小説でもないんだけど、単純に読んでみてほしい』という記事があれば、ぜひお知らせください。読みにうかがいます。
そのうえで検討していただくことも、もちろん構いません。
ぜひ、この『一緒に創ることの楽しみ』を味わってみてください。
▼こういうのも、あります。