ものづくりの動機はどこから生まれているのか
どうして江戸時代に正確な地図が作られたのか。
その地図は何を動機にして作られたのか。
わたしは、地理好きの人が楽しくて地図を作り、世の中に伝えたのかなと思っていました。
江戸時代に日本が正確な地図を作った動機は、
自国の地理を正確に把握し、他国から自国を守るためだと知りました。
なので、当時の地図は国家機密情報でした。
これにはとても驚きました。
地図を作ることが国を守ることにつながるとは、考えたこともありませんでした。
このことから「守る」は物づくりにおいて大きな動機ににつながっていると気づかされました。
「守りたい」から生まれたものはたくさんありました。
例えば、
ガズはもともとは無臭だが、人をガスによる事故から守るために、ガス漏れに気づくことができるように臭いがつけられています。
フライパンの取手は、人を火傷から守るために熱を通しにくい素材で作られています。
家は、人を雨風寒さから守るために、囲まれた形に建てられています。
エレベーターの扉は、人が挟まれることから守るために、扉に何かが挟まったときには自動に開くように設計されています。
誰を何から守りたいのかを考えることがアイデアの原点、そしてものづくりの動機だと気づかされました。
また、最近のゴミ問題や食料問題を知り、誰かを守るために作ったものが、他の誰かを犠牲にしていないのかについてしっかり考えることが大切だと気づかされました。また、「誰か」の対象は人だけでなく、動物や植物、環境を含める必要があると気づかされました。
なので、まずは現状を知る必要があると強く感じます。
たくさん本を読んでテレビ番組を見て学び、今自分にできることを見つけていきたいと思います。