左利きの世界
わたしは、左利きに生まれました。
今日は、そんなわたしが日常を過ごしていて思ったことを書いていきます。
ノート
横書きのノート。
左利きには、未来が見えていて、右利きには過去が見えている。未来とは、ノートの余白、過去とは、文字を書いた部分という意味で。
つまり、左利きは、書いた文字が利き手で隠れていく。結果、鉛筆で文字を書いていると手が汚れていく。右利きは、自分の書いた文字がそのまま利き手で隠れることなく見える。そして、鉛筆で手が汚れることもない。
縦書きのノート。
これが、先ほどの逆の現象が起こる。左利きには、過去が見えて、右利きには未来が見えている。これも、未来とは、ノートの余白、過去とは、文字を書いた部分という意味で。
日常の小さな話題になる
右利き人が多い中、左利きなんだと驚かれたりすることがある。特別少数派というわけではないが、少数派になる。なので、わたし自身も左利きの人を見かけるとなんだか親近感がわく。
座る位置に注意//
2人で横並びに座って勉強しようと思った時、右側に左利き、左側に右利きの人が座ると、なかなか窮屈な現象が起こる。けんかになりかねないので、右側に右利き、左側に左利きの人が座るのが、スマートな座り方だ。
なんかちょっと器用になる気がする
駅の改札は右側にあり、トイレのトイレットペーパーも右側にあり、パソコンのエンターキーもデリートキーも右側にある。右利きの人の方が多いので、必然的に右側で操作するものが多くできたのだと思う。でも、これは生まれた時からのことなので特に不便とは思わない。言われてみれば右利きの人の方使いやすいかもねくらい。
左利きの人が世の中を暮らしていると、毎日少しずつ右利きの人より利き手とは反対の手を使うことになる。だから、なんかちょっと器用になる気がする。特に根拠はないのだが…。
ありがたいはさみ
最近、両利き用のはさみがほとんどになってきたように感じる。とてもありがたい。小学生のころは、友達にはさみを貸したり、借りたりする機会は意外によくある。そんな時に、あっ、これ左利き用かあとなると、なんだかちょっとお互いの気分が下がってしまう。このちょっとの気分の下がりが両利きはさみの誕生によってなくなった。とてもありがたい。
およよ?向きに反してるぞ
小学生の頃にあった習字の授業。今まで鉛筆で文字を書かなかったので気づかなかったのだが、習字を体験してはじめて漢字やひらがなは、右利きの人の流れにそって作られていることがわかった。きっと最初に、筆を紙に乗っける所の心地よさがかなり違うのだと思う。左利きは、少し窮屈に手首を曲げないといけないから。
さいごに
わたしは左利きに生まれました。きっと少数派の左利きに生まれたから、noteで利き手について書こうと思えたのだと思います。そんな左利きに感謝です。