弁護士紹介画像のポーズに関する一考察

法律事務所のWEBページの定番で弁護士紹介というものがある。
所属弁護士の経歴、取扱分野などを紹介するもので、たいていはどこの事務所にもある。
私も相手方の弁護士や友人弁護士のページを覗きにいったり、Twitterの匿名垢を特定するために、いろいろな事務所の弁護士紹介ページを調査することが多い。

そのときの個人的な楽しみとして、弁護士がとっているポーズを調査するこというものがある。いろいろなポーズがあるが、どのポーズをとるかで事務所の雰囲気や弁護士の考え方がわかるといっても過言ではないということはない。
分類すると概ね以下のとおりである。(なお明らかに●十年前のものや、画像のないもの、フォトショ修正を施しているもの、増毛されているものなどがあるが、それは別の論稿で検討したい。)

1 証明写真型

証明写真風のポーズで定番のポーズである。統計はとってないが、印象としてはもっとも採用されているポーズであろう。やはり真面目、誠実、基本に忠実、手堅い、などの印象があり、弁護士の紹介としては堅実である。迷ったら証明写真風ポーズ一択であろう。

2 腕組み型

最近人気のあるポーズである。ラーメン屋の店主がとるポーズとして有名である。偉そうであるという批判、防御を固めていて消極的だという批判もあるが、むしろイケてる感が出やすく、頼もしさもあるのではないか。活発な、積極的な事務所に多く採用されている印象である。
実は、私個人は過去に「腕組みポーズなんか絶対やりたくない」とdisっていた。

ちょっと恥ずかしいかなと思っていた。しかし最近はある事情により、これもいいんじゃないかと再評価しているところである。

3 ろくろ回し型


一部の意識高い系、ウェイ系の経営者やパリピビジネスマンが好んで採用しているポーズである(詐欺師もよく使うよね)。弁護士の場合はさほど多くない印象であるが、事務所HPではなく、インタビュー記事とかをみるとろくろを回していることが少なくない。(なお、同期のFBの写真がろくろ回しポーズだったので、コメントするたびにずっとイジッていた。)
かくいう私も、撮影こそしていないが、打ち合わせ中に、わりとろくろ回しポーズをとっていることを自覚している。体を大きく見せつつ、相手に包容力と積極性を感じさせるポーズではないかと考えている。
Twitterではdisっているが、実は、恥ずかしさの裏返しであり個人的にはやってみたいポーズNo.1である。

4 ジョジョ立ち

著作権への配慮から、ジョジョ立ちの画像は使わなかったので、よく似たポーズの画像で許してほしい。
Twitter上では人気の高いポーズであるが、あくまでネタであり、そんなやつはいない。とかいってたら、コスプレイヤーの弁護士さんもいらっしゃるので、事務所WEBサイトはともかく、普段のSNSとかではこういうポーズも見たことがある気がする。

5 刃牙立ち
(画像省略)
これもネタの鉄板であるが、そんなやつはいないって。


なお、最近はオシャレな事務所も増えてきて、プロのカメラマンによる撮影で、モデルのようなポーズをとったりするものもある。モノトーンとか。アゴに手を添えてたり。あれ渋くてかっこいいよね。
また事務所メンバー全員が写っている写真もあることが多いが、以前は学校の集合写真みたいなやつが多かったのに、最近はソファーの周りにバラバラのポーズで立ってたり、腰かけたりとかのオシャレな構図とか(こういう構図は個人的にはなにかのドラマを連想する。内部で恋愛ドラマがおきてドロドロになってほしいという願望を抱いている。)、屋外で上から見下ろす角度でとったりとか。かっこいいけど、あれは似合う事務所と似合わない事務所があると思うので、気を付けたほうがいいと思う。

最近は法律事務所のWEBサイトも力が入っていて、従来の王道的なWEBサイトの構成から脱却し、集客を意識したもの、事務所イメージとしてオシャレ感を出すもの(クライアントへのイメージもあるが、採用面でも好影響はあるだろう)があり、様々な事務所のWEBサイトを覗きに行くのも結構楽しい。
みなさんも是非、他の事務所のWEBサイトを覗きに行ってはいかがだろうか。
そのときには、あ、こいつ、ろくろ回してんな、とか、親しみやすいポーズで素晴らしいな、とかいろいろ研究して、自分がどんなポーズをとりたいか是非考察をめぐらしてほしいと思う。
親しみやすいポーズってどんなポーズ?まさか会議室に(ピー)いるだけのポーズが親しみやすいとか(ピー)



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