たけまい母のお話①
今日は娘の保育園時代のことをお話しましょう。
4歳になった時にカトリック系の保育園に入園しました。
朝、歌を歌い、道端の草花を見ながら、保育園に送り、
夕方迎えに行く日々でした。
ただ、私の楽しみは、連れて帰る時に
我が子のその日の出来事をシスターから聞くことでした。
私には忘れることのできない2つのエピソードがあります。
一つは、昼寝前のトイレ時間に
トイレから帰ってこない我が子を心配したシスターが迎えに行くと
仲良しの友達とトイレの側のイスで手をつないで眠っていたそうです。
「よっぽど眠たかったのでしょうね」とシスター(笑)
二つ目は、昼寝が出来ず、
シスターに砂場で遊びたいと言って一人で遊んでいたこと。
「帰ったらすぐに眠くなりますよ」とシスター。
その通り、爆睡でした。
いつもいろんなことでシスターに「ありがとう」と感謝していました。
その後、転勤で東京に戻りました。
後日、機会があり、娘と二人、保育園にお礼に伺いましたが、
すでにシスターは病に倒れ、亡くなられていました。
涙、涙でした。
私たち二人の心の中には、今もずっとシスターのことがあります。
シスターは娘の恩人の一人です。