みーんみんみん。
もうすぐ8月も終わる。まだエアコンが手放せない程暑いけど、ゆっくりと夏が終わっていくんだなぁとしみじみ。
そんな中、今日たまたま同期との会話でセミの話題が出た。同期が言うにはこうだ。
「玄関の前に死んでるか分からないセミがいて、、、セミ嫌いなんだよね。」
「でも、何故かセミに愛されてて、毎年玄関に居座ってるの。」
「いや、カブトムシなら大丈夫なんだよ。ほら、セミって意図しない動きするじゃん。」
「セミに負けたくないんだよね。」
「なんとおぞましいんだ、セミ退治イベント。」
不思議な気持ちになった、全部元カノが昔嘆いていた事とそっくりだ。一言一句そっくりだ、自分でも驚いた。
どうしてこんな些細な会話まで覚えているのか不思議だが、鮮明に思い出せる。メーデーメーデー言って焦る姿。
「ホウキとかでズラせばいいじゃん。」と、同期に返した自分もあの頃と変わってない。
「いや、ホウキとか普通家にないでしょ笑」
その返答も元カノそっくりだ。
昔は冗談めかして、「そのセミにも家族や友達がいるのに。」と言っていたっけ。
「せめて痛くないように、ホウキでフルスイングしてあげるからね。」と言っていた元カノ。
なんだかよく分からない魅力に溢れた人で、まるで魔法がかかっているかのようなその言葉に、自然と惹かれていった。
流石に同期には冗談は言わなかったが、もしも、こんなたわいも無いやりとりが続いていたら、多分泣いていたかもしれない笑
ありがとう、懐かしい思い出を思い出させてくれて。
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