Kindle出版では「はじめに」と「おわりに」には何を書けばよいの?
Kindle出版では、
冒頭の「はじめに」と
最後の「おわりに」には
何を書けばよいのでしょうか。
Kindle出版のノウハウ本を
50冊以上読み込み、
Kindle作家の方たちが
「はじめに」と「おわりに」に言及している
本の内容のポイントを整理してみました。
1「はじめに」に書く内容
「はじめに」は重要です。
Amazonでは試し読みで
最初の方を読むことができますので、
Kindle本が購入されるかどうかは、
「はじめに」にかかっている
と言ってもいいくらいです。
では、「はじめに」には
何を書けばよいのでしょうか
まず、
多くのKindle出版ノウハウ本で
言及されていたのが
著者の「自己紹介」です。
自己紹介と一言でいっても、
Kindle作家ごとに
捉え方がいろいろあります。
例えば、
これまでの自分の経緯や過去の失敗を
ストーリーやエピソードで表現した自己紹介。
また、
著者がこの本を書くに値する人間なのか。
それを示すような自己紹介。
Kindle作家の minさん は著書の中で、
自己紹介で「この人の話を聞いてみよう」
と思わせるような「悩みの共感」「悩みの共有」が
得られるようにするのがポイントだと述べています。
はじめにの中で
読者に「悩みの共感」や「悩みの共有」を
していただくことで、
冒頭から読者に共通認識を持ってもらうことができます。
次に、
Kindle出版ノウハウ本で
共通して述べられているのが
「どういう読者に読んでもらいたいのか」
いわゆる想定読者です。
そして、
その本は読者にどんな価値を提供できるのか。
ベネフィットですね。
これらを
「はじめに」の中に書いた方がよいと
述べている本が多くあります。
他に共通して述べられているのは、
本の目的や著者の問題意識です。
著者の問題意識から
読者に "危機感を煽る"
という内容もあります。
まさに以前の記事の
「新・PASONAの法則」ですね。
(新・PASONAの法則の 「共感」は、
PASONAの法則では "扇動" と
捉えられています)
あと、
「はじめに」の中に
本書を最後まで読みたいと
思ってもらえる内容を入れておくと、
最後まで読んでもらいやすくなります。
具体的にどんな内容を入れるのかは、
Kindle作家の個性が出るところです。
私の例で言うと、
拙著『読書の常識を超える「Kindle Unlimited 7つの活用術」』では、
「はじめに」の中で、
巻末に「オススメの Kindle Unlimited 対象の本30選」を
掲載していますとアナウンスしました。
これだけでも
最後まで読んでいただける可能性は
増すでしょう。
以上、
いろいろお伝えしてきましたが、
まとめると次のとおりです。
決してすべての内容を
盛り込まなければいけないわけではありませんが、
これだけの内容が「はじめに」に書いてあれば、
読者は安心して読み進めてくれるはずです。
なお、
順番はこのとおりでなくても構いません。
読者に伝わりやすいように
文章の流れを考えましょう。
2「おわりに」に書く内容
では次に、
本の最後の「おわりに」には
何を書けばよいのでしょうか?
私が読み込んだ
50冊以上のKindle出版ノウハウ本の中で
「おわりに」の書き方に触れていたのは
Kindle作家の みるくさん の著書だけでした。
同書では、
「おわりに」には
次の3点を入れた方がよいと言っています。
最後まで読んでくださったお礼
書籍を通してどんなことを読者へ望んでいるのか
最後に伝えたいメッセージ
とくに「最後に伝えたいメッセージ」は、
著者の "熱" をいかに入れるか。
それによりファンが増えるかもしれない、
と述べられています。
ぜひ、「おわりに」の中に、
あなたの "熱" を注入してください。
以上です。
次回の記事は、
「Kindle本の本文の文字数はどう考えればよいのか」
です。
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