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Kindle出版で「最後まで書き切れるだろうか…」という不安への対処法
(2025/02/11更新)
4回に分けて
マガジン『はじめてのKindle出版』で
「Kindle出版の不安な気持ちへの対処法」を
紹介しています。
1回目の今回は
「最後まで書き切れるだろうか…」という
不安について。
これは初めて Kindle出版に
チャレンジする方には
多い不安だと思います。
何度か出版を重ねると
こういった不安は
いくぶん和らいでくるのですが
最初は不安ですよね。
この不安に対する対処法として
50冊以上のKindle出版ノウハウ本を読み込んだ知見と
私のこれまで20冊以上出版してきた経験を踏まえた結果
次の3つの考え方が有効ではないかと思います。
つべこべ言わずとにかく書く
最初は少ない文字数でもいい
最初は本命でない本を書く
詳細をみていきます。
1 つべこべ言わずとにかく書く
まず、1つ目の
「つべこべ言わずとにかく書く」。
こう言ったら
もともこうもないかもしれません。
でも私の経験上
一番効果があると思います。
Kindle作家のminさんは
著書の中でこう言っています。
とにかく必要なのは、『まず、完成させること』出来栄えや、修正、読み直しなどは、書き終わってからしたらいいのです。まずは、書き上げることが重要です。
まずは
完成させることを重要視しています。
すなわちこういうことです。
クオリティは気にしなくていい。
細かい修正は後でいい。
とにかく最後まで書き切ることを第一の目標にする。
これでうまくいく。
そう信じて書くだけです。
後ろは振り返らず
つべこべ言わず
とにかく書く。
そんな姿勢です。
シンプルだけど忘れがちな姿勢ですので
ぜひ肝に銘じていただきたいと思います。
2 最初は少ない文字数でもいい
2つ目は
「最初は少ない文字数でもいい」と
欲張らないことです。
商業出版の本であれば
最低でも7万文字
一般的には10万文字以上が必要だ
と言われています。
でも、Kindle本の場合
そこまでの文字数を
書かなければ出版できないわけではありません。
Kindle作家の方たちが考える
最適な文字数は人それぞれです。
大体1万から5万文字の間が最適だと
考えている Kindle作家が多いようですが
1,500〜3,000文字を目安に掲げている方もいます。
ですので文字数にプレッシャーを感じているなら
まずは少ない文字数でもいい。
とにかく
読者に伝えたいことを文字にする。
そういう意識で書き始めればよいでしょう。
さらに言えば
文字数はそこまで重要でしょうか?
Kindle作家の中野巧さんは
著書の中でこう言っています。
文字数が多いか少ないかではなく、
◎ 読者が満足してくれる
◎ あなたの目的が達成できる
この2つが、もっとも重要です。
要するに
大事なのは文字数というより何を伝えたいか。
読者に自分が伝えたい内容を伝えるために
文字を書いていくわけです。
となれば文字数は単なる結果だとも言えます。
よって
「何文字以上書かないといけない」
というプレッシャーを感じるよりも
読者に何を伝えたいのか
読者に伝わるためにはどう書けばよいのか
文字数よりもそこにフォーカスしてみてください。
3 最初は本命でない本を書く
3つ目は
「最初は本命でない本を書く」です。
これは、初めて出版する本は
あえて想定される読者層が狭く
自分が書きたい本命ではないテーマで書くとよい
というアドバイスです。
なぜなら
もしあまり読まれなかったとしても
心理的なダメージを最小限に抑えれるからです。
Kindle作家の 寺澤伸洋さん は
著書の中でこう言っています。
読者層が広くないエリアだったら、あんまり読まれなくても『まあそうだろうな』って納得できて、心理的ダメージ少ないでしょ。それに、電子出版をする手順とかルールを知らない状態で本当に出したい本を出すよりも、きちんと電子書籍出版の全体像を把握してから、より多くの人に届けたい本命の本を書いたほうが、色々とうまくいきそうだと思わない?
1度出版すれば
出版の手順の流れが理解できますので
次回からは執筆に専念できます。
そうなれば
自ずと本のクオリティは
上がっていくでしょう。
初めての出版の場合は
あえて狭い読者層を狙い
本命でないテーマを書く。
これも1つの戦略だと思います。
以上です。
では、次回の記事は、
「自分が書いた本に価値があるんだろうか…」
という不安に対する対処法
です。
Kindle出版初心者の方に役立つ記事を
マガジン『はじめてのKindle出版』の中で公開しています。
また、ワンランク上のKindle出版を目指した記事を
マガジン『Kindle出版研究所』の中で公開していますので
あわせてご覧ください。
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