Kindle出版の収益UP策① 〜カテゴリーの追加申請〜
Kindle出版の収益アップにつながる
18個の具体策を
マガジン『Kindle出版研究所』の中で
順番に紹介しています。
1個目の今回は
「カテゴリーの追加申請」です。
Amazonで販売されている書籍には、
カテゴリーがあります。
そのカテゴリーを追加で申請するのが
今回紹介する方法です。
カテゴリーの追加申請とは、
出版申請時には
カテゴリーは2つまでしか申請できませんが、
出版後もしくは予約出版後、
追加で8個(計10個)まで申請することです。
それほど難しい手続きではなく、
手間がかかるわけではないので、
申請しない手はないでしょう。
といいながらも、
私は14冊目の著書で初めて申請しました。
遅すぎですね。
というのは、
よい本を作っていれば
カテゴリーを追加申請せずとも、
自ずと目に触れるだろう、
と考えていたのです。
そして、もう1つ。
カテゴリーの追加申請には、
驚くべき目的があることを知り、
その目的に馴染めなかったのです。
では、
カテゴリーの追加申請の目的とは何か。
まずは誰もが考える目的から説明します。
そもそも、Kindle本のカテゴリーは、
前述のとおり、出版申請時に2つ申請できます。
その後、
追加申請することで、
10個までカテゴリーを増やせます。
これにより、
Amazon のページに訪れた人の目に触れる
確率が高まります。
当然ですよね。
2つより10個のカテゴリーに表示された方が、
自著が目にとまる可能性は高まります。
これはわかりやすい目的でしょう。
そして、もう1つ驚きの目的。
このカテゴリーの追加申請の目的は、
自著が目にとまる可能性を広げるだけではありません。
ベストセラーを取れる確率を上げるために
カテゴリーの追加申請を行うのです。
どういうことかというと、
簡単に言えば、Amazon のベストセラーは、
カテゴリー内のランキングで1位になると、
本の紹介ページにベストセラーの帯がつきます。
となると、
マイナーなカテゴリーであればあるほど
ベストセラーが取りやすくなる、
ということです。
それはすなわち、
マイナーなカテゴリーを追加申請すれば
ベストセラーが取りやすくなるのです。
もっと詳しく言えば、
Amazon の総合順位が低くても、
カテゴリーランキングで
1位を取れそうなカテゴリーを狙えば、
ベストセラーになる可能性が高まる
ということです。
この目的を初めて知ったときは、
正直なところ、
「こんなカラクリがあったのか…」と思い、
同時に、腑に落ちるところがありました。
というのは、失礼な話、
「どうしてこの本がベストセラーなのか」
という Kindle本に何度も出会っていたからです。
そして、
Amazon のベストセラーを
信じられなくなりました。
だから、これまで
カテゴリーの追加申請は敬遠していたのですが、
前述のとおり、14冊目の本を出版したとき
初めてカテゴリーの追加申請をしました。
理由は、
ベストセラーだけを狙った
作為的なカテゴリーの追加申請ではなく、
本の内容に見合った適切なカテゴリーを申請すれば、
自著が目にとまる可能性が広がるのはもちろん、
より読者が本を選びやすくなると思ったからです。
要するに、
カテゴリーの追加申請の目的を
他に求めたのです。
ちなみに、
最初に申請する2つのカテゴリーもそうなのですが、
必ずしも自分が申請したカテゴリーになるとは限りません。
また、8つ追加申請して、
必ずすべて認められるとは限りません。
あくまで Amazon側の判断となります。
また、前回の記事では、
収益アップには
「初速」(スタートダッシュ)が大事だ
と言いました。
となれば、
このカテゴリーの追加申請は早めにした方が得策です。
もっと言えば、予約出版の手続き後
すぐに申請した方がよいでしょう。
では、最後に
カテゴリーの追加申請の方法を説明します。
① KDP のトップページの下部にある「お問い合わせ」を押す。
②「Amazonストアおよび商品詳細ページ」を押して表示される「Amazonカテゴリーの更新」を押す。
③「お問い合わせの内容」に追加申請の内容(文例は後述)を入力し、右下の「メッセージを送信」を押して完了。
④ 後日、KDP からメールで申請結果が届く。
追加申請の内容は、本の AISN と追加したいカテゴリーを入力してください。
カテゴリーは最大10個まで登録できます。
参考に、私が追加申請したときの内容を以下に記しますので、コピー&ペーストするなどご活用ください。
ちなみに、本の AISN は以下のとおりKDPの本棚のページで確認できます。
以上です。
次回の記事は、
「著者ページの作成」です。
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