Kindle出版の販売価格はどうやって決めるの?
Kindle出版の
出版申請(出稿の手続き)には、
販売価格を入力する項目があります。
この販売価格をどうするかは、
真剣に考えるほど難しい。
Kindle本の価格は、
かかった費用に利益を乗せて決める
構造ではないので、
なおさらです。
私は、
Kindle本を14冊出版していますが、
いまだに悩みます。
では、Kindle作家の方たちは、
価格設定についてどのように考えているのでしょうか。
私が読み込んだ50冊以上の
Kindle出版のノウハウ本のうち、
価格設定について言及された内容を
整理ましたので、
ポイントを紹介します。
まず、
初めて Kindle本を出版した方にありがちなのが、
「自分みたいな素人の本が売れるわけないので、
最低価格の99円にしておこう」
という考え方です。
私も最初の頃は、
ずっと99円にしていました。
しかし、Kindle作家の海河童さんが
著書の中で述べているように
Kindle Unlimited(Amazonの読み放題サービス)の
サービスが始まってから、
安価過ぎる価格設定は不利に働くことがあります。
Kindle Unlimited ユーザーであれば、
人間の心理として、
「読み放題なんだから価格の高い本を読まないと損」
という発想になるからです。
これは感覚的にわかりますよね。
さらに、
例えば99円で売られていると、
「この本は大した内容ではないのではないか」
と見られてしまう
可能性もあります。
これも消費者心理としては
わかりますよね。
このように、
安価過ぎる価格設定は、
よほどの特別な戦略がない限り
避けた方が得策だと思います。
だったら上限の1,250円円にすればよいのか、
というと、それも短絡すぎます。
適正価格、
というものを考える必要があります。
とはいっても、これが難しいのですが、
1つの考え方として、
Kindle作家のれげおさん や 野口寛さん などが
著書で述べているように
同一分野のKindle本の販売価格を参考にする、
ライバルのKindle本より安価にする
という手があります。
購入する立場から考えれば、
検索したときに同じ画面に並んだ本のうち、
少しでも安価な方を購入する心理が働くのも
わからなくはありません。
また、当然、
本の分量と金額のバランスを考える必要があります。
極端なことを言えば、
Kindle作家の中野巧さんが
著書の中で言っているように
1,000文字しかないのに1,000円、
10万文字もあるのに100円となれば、
読者は不可解に感じるでしょう。
以上をまとめると、
価格の決め方は次のとおりです。
99円など安価過ぎる価格設定は、大した本ではないと見られる可能性や Kindle Unlimited ユーザーに読まれない可能性がある
同一分野の Kindle本の価格を参考にする
ライバルの本より安価な価格を設定する
本の分量と価格のバランスを考える
以上です。
次回は
「Amazonの書籍紹介ページには何かを書けばよいの?」
です。
Kindle出版に興味があれば、こんな本も。
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