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Kindle出版で「読んでもらえるだろうか…」という不安への対処法
(2025/02/11更新)
4回に分けて
マガジン『はじめてのKindle出版』の中で
「Kindle出版の不安な気持ちへの対処法」を
紹介しています。
4回目の今回は
「出版した本を読んでもらえるだろうか」
という不安への対処法です。
まず自著を読んでもらうためには
マーケティングを理解しておく必要があるでしょう。
最近のKindle出版関連本を読んでいると
マーケティングや
売れるための戦略が盛り込まれている本が
増えてきました。
それらの本を読んでいると
私自身「マーケティング」という言葉を
正しく理解していなかったことに気づきました。
あなたは「マーケティング」を
正しく理解していますか?
私はマーケティングを
市場調査という狭い範囲でしか
捉えていませんでした。
マーケティングの手法を
Kindle出版に落とし込んだ
石井金子さんの『Kindle出版×ニッチ戦略1』によると
「マーケティングとは、ニーズに応えて利益を上げること」
とあります。
市場調査も大事ですが
"ニーズに応える"が重要なのです。
しかも、利益よりも "ニーズに応える" が先にあるんです。
読者ファーストと同じですね。
さらに興味深いのは、同書では
マーケティングの最も重要な部分は製品を売り込む技術ではない
と言います。
どういうことかというと
「マーケティングの狙いは、売り込みを不要にして
ひとりでに売れるようにすることだ」
というのです。
コトラー氏は、マーケティングを最も短い言葉で定義しました。「マーケティングとは、ニーズに応えて利益を上げることである。」「マーケティングの最も重要な部分は製品を売り込む技術ではない」(中略)そしてこの次に続いた文章、マーケティング・マネジメント理論の第一人者であるピーター・ドラッカー氏の言葉でさらに衝撃を受けました。「マーケティングの狙いはセリング(売り込み)を不要にし、ひとりでに売れるようにすることだ」
このマーケティングの手法を
Kindle出版に落とし込んだ戦略は
多くの Kindle作家の方が
実践されていると思いますが
すべての根底は
「読者のニーズに応えた本を作り
売り込みをしなくても売れるようにする」
という意識を持っておくことが重要だと思います。
しかし、一方で
あまりマーケティングや
売れるための戦略に
傾倒し過ぎてはいけません。
私は最も重要なのは「本のクオリティ」だと
思っています。
Kindle作家の ツナギビト さんは
著書の中で本(作品)の質が高ければ
いつかは多くの人に届けられる
と言っています。
まずは大前提として作品の質に注力しよう。極端な話だが、誰もが驚くほど面白い作品を生み出すことができれば、いつか必ずその作品は陽の目を観るはずだ。誰かの心を揺り動かすことができるような作品であれば、きっとその作品の評価は高いものとなる。その評価が徐々に増えていけば、自ずと作品は多くのヒトに届けることができる。
私もまったく同感です。
しかしモノづくりの世界では
「いくら高品質の商品を作っても売り方を知らなければ売れない」
と言われているのも事実です。
これも一つの真実でしょう。
そう考えると
本(作品)のクオリティか、マーケティングか
の二者択一ではなく
この両方を追い求める姿勢が大事
なんだと思います。
「読んでもらえるだろうか」という不安に対しては
クオリティの高い本づくりを意識する。
そして
読者のニーズに応えた本を作り
売り込みをしなくても売れるようにする。
この2つを意識してください。
具体的な実践方法は、
マガジン『Kindle出版研究所』の中で
紹介していきます。
以上です。
次回の記事は
「Kindle出版のテーマの探し方」です。
ぜひ、ご覧ください。
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