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職人とAI

バームクーヘン

バームクーヘンは生地を付けた棒を回転して何度もそれを繰り返すことで薄い層が重なった美味しい生地になります。

気温や生地の状態など、職人技が必要とのこと。


AI搭載オーブン

バームクーヘンで有名なユーハイムの河本社長は、
職人仕事を学ぶAI搭載のオーブン「テオ」を5年かけて開発したそう。

焼き具合をデータ化し、誰でも安定した品質のバームクーヘンを焼けるんだそう。


レシピ

我々の業界でも「レシピ監修」などの仕事がありますが、
AIが数秒でできるようになるのは時間の問題かもしれませんね。

「〇〇よりふっくら、〇〇と同じしっとり具合、
甘さ控えめ、どこどこの特産品の何々を入れ、鼻に抜けるように香る」
みたいな指示で
バーっと配合と製法が出てくる、という。

捉え方は人それぞれだと想いますが、
僕は全然否定的に感じていません。

料理の歴史でも、
薪で焼いていたのがガスや電気が出て来て、
コンベクションオーブン、サラマンダー、ロボクーボ、、
また、ガストロバックやエスプーマなどなど
イノベーティブなものが現れ新たなストーリーが生まれて来ました。

明治時代に洋服が入って来て、
「なんだ西洋の服は、けしからん、そんなもの着るな」
というのと、
時代の変化は受け入れるけど、
着物が好きで、要所要所に着物をたしなみ楽しむ、
とでは全く意味が違ってくると自分は考えています。


おまけ

神戸市中央区は、「テオ」に特別住民票を発行したそう。



#感謝の芽吹き

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