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『もり・のおと』記録⑤ 札幌滞在記

音の博覧会『もり・のおと』音楽監督として札幌にお招きいただきましたが、滞在中の良き思い出についても少し記します。


■3日 札幌入り
空港に迎えに来て頂き、まずはお昼ごはん。

五○堂

初スープカレー。この時点で既に北海道好きになっている。主催ステージマインドさんの事務所で少しお打ち合わせ後、会場の札幌芸術の森へ。

この日の仕込みの様子はこちらにて。


■4日 オフ日
札幌駅から地下鉄とバスを乗り継ぎ、イサム・ノグチの遺作だというモエレ沼公園へ。

ガラスのピラミッド

休館日のため中には入れませんでしたが、自然と融合する人類の建造物……を体感して胸いっぱい。

テトラマウンド

あの中に立ってみたかったけど、まだまだ雪が残っており無理そうでした。

そこかしこで雪解け水の音。この音を、やはりイサム・ノグチ作、花と石と水の広場『天国』で聴いたように思います。

プレイマウンテン
登っている人もいた!

「大地を彫刻する」というコンセプト。

ノグチが訪れたとき、モエレ沼の内陸部は不燃ゴミの埋め立て地として利用されていました。ゴミの舞い散る大地に立ち、ノグチは「人間が傷つけた土地をアートで再生する。それは僕の仕事です。」と言い、モエレ沼公園の計画に参加することを希望しました。
モエレ沼公園websiteより

この公園の中を歩き、ノグチ氏の狙いと願いは間違いなく現実化されている、と思われました。


確かな充実感と共に札幌駅へ戻り……。肉体は疲れ果てていたので、とりあえず目に入ったJRタワーホテルのラウンジでひと休みしようか……とロビーに入るとベルマンの方に「スパのご利用ですか?」と聞かれる。スパ、あるんですか…?もう疲れちゃったしこのままここでご飯食べちゃお〜、そしてスパしよ〜!

レストランの窓からの景観
夕暮れと三日月


スパのサウナが素晴らしかった。まず、サウナの中にテレビがない!! テレビの音情報の過多さが苦手なのでとても嬉しい……。利用者数も少なく、お風呂から夜景も見られて、くつろぎルームもゆったりで、最高でした……。また来るぞ、と心に誓う……。


■5日 『もり・のおと』1日目
札幌芸術の森へ。演奏家達を迎え入れてリハーサルスタート。リハの様子はこちらで。

演奏家全員参加の『もりびらき』『前夜祭』についてはこちらで。

終演後、大慌てで翌日分のサウンドチェック。
23時前に終了させ、芸術の森からすぐ近くの宿泊施設、芸森スタジオ & Cloud Lodgeへ。

どこに身を置いても居心地の良い空間。ご用意頂いていたお夜食が美味しすぎて、ありがたさが身に染みました……。


■6日 『もり・のおと』2日目
美しい部屋で休み、疲れた心身が癒され健やかになっていくのを感じました。

寝室に入る陽光
長期滞在も楽しそう
暖炉のあるリビング。
ここで様々に思想を固めました。
木彫りのキーホルダー


「夜ごはん美味しかったし、朝ごはんも食べよ〜」とラウンジへ向かうと、尺八の岩田さん、元永さん、原郷さんが「サウナ!サウナ!」と騒いでいる。なんとテントサウナがあるそう。ごはん……サウナ……逡巡しながらも、サウナを選んだ!!(朝ごはんの時間、既にギリギリだったので…)

炎のゆらめき、薪の燃える音
雪降る中で体を冷ます

身から溢れそうな多幸感を「絶対にお客様に還元します」と雪降る中ひとり胸に誓い、会場へ。


『もり・のおと』2日目の様子はこちらから。
がんばりました……。


7日 出立日
泊まっていた芸森スタジオの見学!

Beatlesを録った卓
え?
陽光の中でレコーディング!
弾かせて頂いたスタンウェイ
「また逢おうね〜」と約束した

また泊まりに来たいし、ここで録りたい。


さて、あとは遊ぶだけ!
皆、自由に散って行った。笑

六花亭札幌本店
佐藤水産でお買い物

一応、時計台と赤れんが庁舎をチラッと見て……
私はオフ日に行ったスパが忘れられず、またサウナに入りに行ったのでした……。

空港まではプロデューサーの梶野さん自ら送ってくださいました。音楽をやる、我々がそのことに集中出来たのは、細部までお心配ってくださった主催、制作の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。




もう行きたい。北海道、札幌。
素敵なとこでした。


以上で、音の博覧会『もり・のおと』記録を終えます。
ありがとうございました。

素晴らしい仲間たちと

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