都合のいい性格
街中にある占い屋さんに友達と行ってしまった。
元々占いには興味があって、数年前までは機会があるとすぐに椅子に座っていた。だけど「なんて自分は余裕がある人みたいなお金の使い方をしていたんだ」と気づいてから、最近は興味も湧かなくなっていた。我ながら正論。
私が占いをしてもらう目的は、お悩み解決ではなく、ただ自分を分析してもらうことである。
だから、自分が元々自覚していたことを言ってもらうのが嬉しくて、自分が思ってもいなかったことは全く信じない。
なんなら「⚪︎歳の時にこういうことが...」とかも興味もない。
なんて無礼極まりない。
先日は、生年月日と手相とタロットで占ってもらった。
お話の仕方が嘘っぽくなくて、占いを「統計学」として扱っている方だった。
私にとって都合よく、嬉しく、印象に残っていることは三つ。
①墓守の役割を持っている
②音楽が好き
③年上に可愛がられる
なんとなく「こういう星に生まれたんだ」とか「そう持って生まれたんだ」とかはずっと信じている。
「墓守」という発想を持ったことはなかったが、なんとなく自分が持つ家庭内の役割は意識していたし、音楽に対する好きという気持ちは誰にも負けないと考えたことがある。
バイト先の大人に僻まれたり、ギクシャクしたことは今まで一度もなかったし、今でもご飯に誘ってくれるような部活の先輩が何人かいる。
これらは今までの自分の行動、選択によって得たものではなく、生まれつき、そういう人間だということを言われると、自信が持てる。
対して、都合が悪く信じないと決めたのは、結婚は35歳ごろと言われたこと。結婚はするなら早めにしたいし、今の人じゃないなら誰ともしたくない。
そういう時ばかり、「まあ自分次第だからな」と言い聞かせる。
自分次第なのでね。