結婚できない中年サラリーマンは何故か天使見習いだった(契約)
これは夢から発想を得た物語
残念なお知らせ。作者関西弁を知らないので関西弁が適当です。
キャスト:
天使見習いは何故か今田耕司風
天使教官は多分遠藤憲一風
悪魔見習いは恐らく清水富美加風
悪魔教官は吉田羊風?
前回
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悪魔見習い「私が魅力的すぎるのがいけないの?」
悪魔教官「魅力は武器、誘惑は悪魔の上級スキルよ。使い方は難しいの」
悪魔見習い「ねえ。ちょっと使って見せてよ。どうやるの?」
悪魔教官「あんたにはまだ早いわよ」
悪魔見習い「いいじゃ~ん。ちょっとだけ。ねっ♪あっ、ほらあの人。見るからに引っかかりやすそお。私が誘惑してきちゃおっかなあ」
悪魔教官「あっ、こらダメ」
悪魔見習い「ねえねえ。私の事スキ~♪」
悪魔教官「そんな、誘惑の仕方で引っかかるわけあるか!」
天使見習い「え?俺に聞いてるの?(いやった~。天使チャンス降臨♪)スキ♪スキ♪」
悪魔見習い・悪魔教官「落ちた……」
悪魔見習い「ねえ。私の何処が魅力的ぃ~♪」
天使見習い「え?よく分からんけど、その可愛い笑顔ちゃう?僕が君を幸せにしよう♪」
悪魔見習い・悪魔教官「いきなり、さむっ」
天使教官「それは無理だよ」
天使見習い「なんでや!」
悪魔見習い「なんで?」
悪魔教官「うそっ!こいつ天使見習いなのか!この年齢で!」
ぼふっと黒い煙に包まれて悪魔教官が実体化する。
天使見習い「うわっ!出た!お化け」
悪魔教官「誰がお化けだ!出来損ない天使め!こんな年齢になるまで人間なんてさぞや出来損ない教官と一緒なのだろうな。出てこい天使!」
ぼふっと白い煙に包まれて天使教官が実体化する。
天使教官「おいおい。随分な物言いだなあ。まあ、間違っちゃいないけどな」
悪魔教官「さらっと認めてんじゃないわよ。忌々しい。あんたがこの出来損ない天使を一人教育している間に、私は何人の若手悪魔を育てたと思っているの!もう天界に帰っちゃいなさい!それとも悪魔にでもなります?」
天使教官「そうですね。それも悪くはないのでしょう。でも、私には私の仕事がありますから、彼を立派な天使にするまで、それが私の仕事です」
悪魔教官「こんな出来損ないが天使になんて成れるわけないじゃない。先にうちの悪魔見習いが悪魔になっちゃうわよ」
天使見習い「出来損ない。出来損ないってあんた、傷つくことを平気で。俺のが先に天使になるって」
悪魔見習い「私のほうが先!だって、もうあなたは私の虜になったもん」
悪魔教官・天使教官「なってない」
天使見習い「まだなってない」
悪魔教官・天使教官「まだ?」
天使見習い「いやいや。なってない」
天使教官「はあ、しっかりしてくださいよ」
天使見習い「わりぃわりぃ」
悪魔見習い「じゃあ、勝負よ!私が先に悪魔になるのか。あなたが先に天使になるのか!先に人間界を出たほうが勝利だからね!」
天使見習い「勝ったらなんか貰えるのか?」
天使教官「あんたね。紛いなりにも天使だから、そういうの求めちゃダメでしょ」
悪魔教官「私から出来損ないに欲しいものなんでもあげるわよ♡」
天使見習い・天使教官「悪魔の誘惑」
悪魔見習い「わ、私をあげるわよ!」
悪魔教官・天使教官「え?」
天使見習い「よっしゃのった!」
悪魔教官・天使教官「え?」
天使見習い「天使になったるぞ~」
悪魔教官・天使教官「へんなスイッチ入ったな」
悪魔見習い「私が勝ったら?」
天使見習い「お、俺をあげるよ」
悪魔見習い・悪魔教官「いらんわ!」
天使見習い「天使教官を悪魔にプレゼントじゃ」
悪魔見習い・悪魔教官「まあ、それならね」
天使教官「お前!俺を景品みたいに扱うな!」
悪魔見習い・悪魔教官「もうだめぇ~」
悪魔教官「悪魔と天使の神のもとに、ここに契約を取り交わさん。よっと」
ぷちっと天使見習いの髪の毛をむしり取る。
悪魔教官「髪の毛頂戴」
悪魔見習い「はい」
悪魔教官「神よ。ここに記されし二人の誓いを破りしものに罰と罪を与えよ」
まばゆい光が一瞬煌めくと
天空より稲光が落雷し二人の髪の毛を持ち去った。
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つづきを閃いてしまった……
つづくかな??
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