４０代の反乱

なぜ、ここに来て時代が様変わりしていくような感覚があるのでしょう。

NEWSポストセブン｜元SMAP3人が携帯CMに出演へ？　水川あさみが合流説も│ https://buff.ly/2x15Sha

新しい地図を作り上げようとする、元SMAP３人。

香取慎吾、草彅剛、稲垣吾郎は共に４０代前半です。

木村拓哉、中居正広は、４５歳と４０代後半です。

ここにどんな違いがあるのでしょう。

４０代を共に過ごして来た皆様はお気づきでしょうか？

学生時代にも大きな歴史的転換点に私たちはいたのではないでしょうか？

同種の種類のようで、異端な存在達が入り混じっていました。

４０代の年齢はちょうど、ヤンキーとチーマーの分岐点です。

上下関係で統制しているヤンキーよりも、チームによる仲間意識が生まれ始めた時です。

この影響が、今、まさに現在、ジェネレーション・ギャップとなって浮き彫りに、そして顕著になって現れてきました。

すなわち、４０代後半はヤンキー世代が多く、上下関係の統制の中で学生時代を過ごしてきた人たちです。先輩たちが何よりも恐ろしい存在だったと思います。

そして、４０代前半よりも若い世代の人たちは、この古い仕来りにNOを突きつけて過ごしてきた学生時代を送っている人が多いと思います。年上だから何？ふざけんな！って対抗心は人一倍強い人が多いのかもしれません。

上下関係の統制よりも、チームプレイを重んじている若者が圧倒的多数となることで、現在の社会情勢を上書きしようとしています。

ピラミッド型組織社会は、今の大企業のように、社長がいて、取締役がいて、部長がいる、のように組織の長となる人間の支持に従って成立しています。

しかし、チームプレイは「新しい地図」が作り上げようとしている組織ではないでしょうか？

このような組織体制は、これからもコロニーやコミュニティとして小さな集団の結合による同期現象を作り上げていくことになるでしょう。

「新しい地図」は、メディア内にとても大きな影響力を持って生まれたと言えます。

これまで社長のように考えられる社員になりなさいと言われてきたサラリーマンの方もいると思いますが、それは明らかに間違えです。

社長と同じ感覚を身につけてしまうと、社員のライバルは社長になります。

社員には社員の役割があり、社長には社長の役割があります。

それぞれが違う考えで、違うことを行っているからピラミッド型組織は成り立つのです。

そこに社長と同じ考え方をする社員が現れると、社長と対立関係を作らなければなりません。

それは取締役や部長すらも下に見る社員になるという事でもあります。

上司の立場を考えて行動するというのは、上司のライバルになるという事なのです。

部下は部下らしく、命令に従ってさえいればよかったのです。

下手に社長の立場になって、企画を考えて、上司の考えを否定してしまうと、ピラミッド型組織では仕事が成立しません。

では、チームプレイではどうでしょうか？

チームプレイは個の領域を侵さず、個の力を発揮する組織運用です。

野球で例えるなら、ピッチャーがいない野球は成立しません。

レフトに二人いても、投球が一度も行われなければそれは野球ではなくそもそも競技ではありません。

チームワークは、ピッチャーが投げた投球を打たれたとしても、レフトフライでキャッチできれば、問題は解決できたということになります。

あらゆるイレギュラーな攻撃で二死満塁になっても、次の一人をアウトにしたならば、守りきることが出来たと言えるでしょう。

これが「新しい地図」です。日本では馴染みがない組織です。

しかし、私たちはスポーツという世界でこの組織を知っています。

サッカーなど人数が多くいるスポーツのチームプレイは、全てこの組織にあたり、個の力の役割を明確にした組織によって運用されています。

スポーツをスポーツたらしめるのは、お互い共通した目的をもって行動しているからでしょう。そこには外部監査となるレフリーがいて、試合遅延を管理するボールボーイもいることでしょう。

このようなあらゆる役割が正しく役割をこなしていることで、ファンはスポーツを楽しめているのです。

どちらの組織も、役割を超えた行動を望もうとすると壊れ始めるのです。

それが今ピラミッド型組織の中に存在します。

そして、私たち４０代前半よりも若い人たちは、学生の時味わったように何かが変わり始める兆候を感じ取れていることでしょう。

学生の頃味わったブームが、今まさに社会のブームに変わろうとしています。

もし、これから若い人たちが成長した時、学生の頃にどんなブームがあったのか覚えておいて欲しいと思います。

ゆとりブーム、さとりブーム

もちろん、これから来ますよ。社会を変えるブームが……

ほら目の前に「働き方改革」が来ているじゃないですか。