貧乏人に寄付を求めるな
YouTubeを見ていると、よく「ご寄付をお願いします」という広告が流れてくる。
去年の秋頃からだろうか?
戦争中のウクライナの惨状を訴えるもの。
ひとり親家庭の子供がお腹を空かせていますというもの。
あとは何か忘れた。
なぜ私にお願いする?
むしろ私が「ご寄付をお願い」したいぐらいなんだが?
私は現在、雇用保険を受け取っている身の上で、わずかな収入しかない。
故に、買うものもネットで見繕うものも、手頃な価格のものばかりであり、その購買記録からはおよそ金持ちであるとは判断されないであろう。
寄付を募るならば、金持ちをターゲットにしたら良いのではないか?
金持ちの方がポンと大金を出してくれそうではないか。
トラッキングを利用して金持ちっぽいと判断された人の端末にこういった広告を流すことだってできるだろうに、なぜ私をターゲットにする?
こうも頻繁に出てくるのを見ると、うんざりを通り越して、広告主の悪意さえ感じる。
「詐欺師は金に困ってる人間を狙う」、というのを聞いたことがある。
募金詐欺なんてよくある話だ。
自分の手元を離れたお金がどう使われるのかなんて結局は確認のしようがないのだから。
寄付なんて、自分が出したお金が誰かの遊ぶ金に使われてもいい、ぐらいのつもりで出せる人間が出せば良い。