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放置と責任感
妻と車で一時間かけて北海道の田舎にある無料温泉に行ってきた。
無料と言っても村営で、施設は古いが綺麗に保たれている。
それより感じたのが、利用者のマナーだ。
そこを利用する人のマナーがじつに素晴らしい。
髪を染めないでください。湯船にタオルを入れないでください。
なんてことは一切書いていない。
にも関わらず髪染めはおろか、皆体を洗ってから湯船に入り(男湯では体を洗わずに入る人が多い)さらに使い終わったイスや桶をちゃんと戻す。
繰り返すがそのような張り紙は一切ない。
僕は思った。
言われないとしない人は、言われてもしないのではないかと。
大きな温泉ホテルに行くと壁中にいろいろな言語で注意書きが貼られている。
それは脱衣所だけでなく、湯船の壁にも貼られ、情緒もなにもあったものでない。
終いには洗い場に仕切りがあり、隣の人にお湯が掛からないようになっている。
そこまでされない人は、何をしてもしない。
裏を返せば利用者の僕たちのレベルがそこにある。と見られているのだ。
これは子育てにも言える。
うちは一人っ子なので何でも手をかけてた。
できない事に手をかけるのは良いが、つい先回りして何でもやってしまった。
子供なので失敗する。それはいい。
間違いもする。それもいい。
大切なのは、同じ失敗を三回しない事だ。
僕は息子がイタズラしたり怠けたりしても三回だけやさしく注意する。
三回やさしく注意して四回目で雷が落ちる。
だから息子も考えるのだ。
一回目はテヘペロ。
二回目は何がダメなんだろう。
三回目で思考を実践。
ただ手を出しても、ただ怒ってもダメ。
考えさせる。
そして一緒に考える。
考えて出た事をもう一度試す。
そしてまた三回注意され考える。
それを繰り返すことで
考える癖が付く。
手をかけたくなるのも分かる。かわいい我が子だ、嫌な思いはさせたくない。
もちろんだからと言って怒ってばかりでは「悪いからしない」ではなく「怒られるから」しない、になってしまう。
大切なのは考えること。
そして一緒に考えること。