音と言葉社 長尾和也

フリーのライターです。R&D全般、ITソリューション、人材開発など。若手の映像監督にお話を聞いて映像制作のエッセンスを広めています⇒https://note.com/kiraku2 (プロフ写真は@camx1y)

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マガジン

最近の記事

「情報過多のストレス論」について、解像度の高い見解をようやく得られたので何か書こうと思っているんですが、頼まれて書く仕事に追われて着手できず。メモ代わりにここに記す。

    • チャレンジをしないチャレンジをしようと心に決めた 恥の多い人生でした

      恥の多い人生でした。「できるかもしれない!」と思ったら最後、無謀なチャレンジを繰り返してきたからだ。ゆえに、私の部屋にはその残滓ともいえるガラクタが散逸している。 例えば、押し入れのなかにはあるのは、カシオ製のフルキーボード。「論理設計屋」としてライター業をやっているとおぼしき側面があるのでフィーリングに浸ることのできる趣味を持ったらどうだと思ったのだ。 結局、「エリーゼのために」を楽譜を見ながら弾けるようになっただけで終わった。半年かけて遊ぶことはできたけどそれっきり押

      • ”人間関係の毛皮”コレクション まるで裸猿が乾布摩擦をするようにして

        まず基本的な考え方として、他人を変えることはできないと思っている。本人が自発的に変わろうと思ったのでない限り、変わることはない。 交際上の違和感を覚えた場合、「離れる」か「受け入れるか」の二択で人間関係を捉えてきた。受け入れるとは、ある意味、自らを変えることだ(消極的だが)。 要するに、他人とは変えることのできない存在だから、共にあらねばならぬ状況に迫られているとき自分を変えるようにしてきた。 変えられるのは表層部分だけだ。フリーランスのしがない身の上であるからして、非

        • 「将来の夢」を語れないのは何歳から? 作品制作とはある種の「貯蓄」なのである

          「将来の夢」という言葉の使用が許されるのは、何歳までだろうか。私は30歳を超えてから「将来の夢」という言葉における”将来”のただ中にいるという感覚がある。かつて描いた夢を叶える途上に、今まさに自分はいるのかもしれない……これは言い訳だ。「将来」は擦り減る一方だ。 原稿用紙100枚ぐらいの小説を書いて世間に認められることが「将来の夢」だった。いまだチャレンジできずにいる。 言い訳のひとつは、現在の仕事が、集中力を多大に要するから。余暇の時間に書くことのできるボリュームは原稿

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        • 面白かったnoteの小説
          1本

        記事

          建設業の職人が教えてくれたこと 「自分の仕事の前後を想像せよ」

          「自分の仕事の前後を想像する」という教えは、建設業の職人から得た。とある住宅工事の現場で、壁のなかに断熱のため発泡ウレタンを仕込む職人が面白いことを教えてくれた。 「発泡ウレタンをとにかく吹き付ければいいなんていうメンタリティでやっていると、僕の後の工程を担当する人が困るんです。つまり、壁を張る職人さんの仕事がやりづらい。ほら・・・・・・発泡ウレタンの凹凸が激しいときっちり壁材を張りにくいじゃないですか。特に出っ張りは困る。壁を張る職人さんが発泡ウレタンを削らないといけない

          建設業の職人が教えてくれたこと 「自分の仕事の前後を想像せよ」

          町中華に思いを馳せれば 選ぶことのアンビバレンス

          いつのまにか「町中華」が話題のひとつとして成立するようになった。雑誌やテレビで「町中華特集」が組まれるようになってから、私も町中華に行くようになった類である。 以前は知らない町に行く機会があれば、ラーメン屋を探していた。そのポジションを私のなかで現在占めているのが町中華だ。周辺の町中華を調べると、4,5軒は見つかることがザラだ。その中から今の空腹を満たすにふさわしい町中華を選び出す。 ちなみに、ここでいう町中華とはかなり緩い定義で捉えてほしい。つまり経営者の国籍は問わない

          町中華に思いを馳せれば 選ぶことのアンビバレンス

          最安値では買えないモノがあるんだよね

          主に自宅で仕事をこなしている私は、午後3時のおやつ時を超えたあたりで駅前の市場に買い物に行く。高円寺駅前の「高野青果」といえば、緑黄色野菜がザルに盛られたどこか懐かしい光景を、街に来た人ならば目にしたことがあるはずだ。 いかにも地域最安値の雰囲気を出しているが、実のことを言うと、高野青果が最安値じゃない商品も多い。近所にある激安スーパーのほうが安価な食材もママある。 しかし、私は、イチ商品あたり数十円のプレミアムを支払ってでも高野青果に買いに行く。無数に積まれた旬の食材が

          最安値では買えないモノがあるんだよね

          「創ったものを他人に見せないと一生上達しないよ」恥ずかしい日記をわざわざ公開する理由

          頂戴できるお仕事があるという状態は非常にありがたいことです。特に、”エイヤッ!”とライターとして独立してしまった私は、現在ご愛顧いただいている皆様と出会うまでにカツカツの時代がありますから、なおさら、感謝の味を濃厚に感じるわけでして。 しかしながら、頂戴したお仕事だけをやっておるとですなあ・・・・・・媒体やテーマを取っ払った、ワタクシ個人としてやりたいことがわからなくなるんですわな。これはなかなかに焦る。 というわけで、やり始めたのがnoteだったわけですが、当方、木っ端

          「創ったものを他人に見せないと一生上達しないよ」恥ずかしい日記をわざわざ公開する理由

          創作メモのような小話③ 「不動産の有効活用」

          山手線をちょっと出たあたりの町に、風変わりな資産家のF氏がいた。閑静な宅地をまとめて買い取ったかと思えば、まとめて更地にしたきり、そのまんまなのである。マンション開発のための用地取得か?と、地元の不動産業者たちは様子を見ていたがどうもそうではないらしい。 こんな便利な場所にある綺麗な形のまとまった土地をそのまんまにしておくのはあまりにもったいないではないか。と、考えたのは、地場の中小ゼネコンで辣腕を振るっているα社長だ。 「ねえ、Fさん。あの土地にデザイナーズマンションを

          創作メモのような小話③ 「不動産の有効活用」

          備忘のための短編メモ② 「弱点」

          とんだ厄介ごとに巻き込まれたもんだと胸の内でぶつぶつ思いながら、口の中が布きれを詰められたことで水気を奪われて干からびていく感触が嫌だなと思っていたところだった。 「これからあんたの口に詰めたもんをとる。だけど、あんたは叫んじゃいけない。静かに文句を言ってもいけない。穏やかな質問をしたって俺は怒る。許されるのは俺の聞かれたことに答えるだけだ」 笑いを噛み殺すような抑制的なかすれ声が耳に囁いてきた。この圧倒的な優位にさぞかし悦に入ってるんだろうと思ったが、目隠しをされている

          備忘のための短編メモ② 「弱点」

          鳥取城跡に残されている不思議な石の正体

          鳥取城跡にそこそこ近い場所で私は生まれ育った。そのため、鳥取城跡は身近な遊び場だった。鳥取城といえば、鳥取市内に住む者であれば秀吉の兵糧攻めによる壮絶な戦場であったことを、大人のみならず子どもまでも知っている。空想を膨らませながら遊び回るには格好の拠点だった。 もちろん、天守閣で遊ぼうとすると、秀吉が真っ向勝負を嫌がったほどの山道を登ることになるから、私たちの遊び場だったのは、いわゆる「二の丸」までである。二の丸とは、平時の拠点が置かれる場所だ。ここで殿様や奥方が生活をした

          鳥取城跡に残されている不思議な石の正体

          備忘のための短編集①

          その山村のあばら屋には、誰知らぬ間に居着いた雑種の野良犬がいた。 よく吠える犬だが、恐ろしげな響きが少ない。 表情には人懐っこさが現れている。愛嬌に富んだ野良犬だった。 子どもらは遊び相手として野良犬と戯れたし、大人たちは荷物や赤子の見張りに用いた。けたたましく吠える声が村人の安全に少なからず貢献していた。野良犬は愛されていた。 ある日、遠くの町の資本家が、開発調査のため山村にやってきた。 家族のバカンスを兼ねてのことだ。 妻と子どもと、それから立派な飼い犬の猟犬が伴

          備忘のための短編集①

          noteのアドレスを名刺に書き込んだのは失敗だった。自意識が過剰に働くため、まるで書けなくなってしまう…

          noteのアドレスを名刺に書き込んだのは失敗だった。自意識が過剰に働くため、まるで書けなくなってしまう…

          日記:『テスカトリポカ』の刺激はトレーニングに有効か?

          土日は、案件が他人によってどうこうされることが少ない静寂の時間だ。だから土日こそ仕事をするべきと思う。 代わりに平日に休む。「休める!」と思った日が休日だ。今日、火曜日がその日だった。 この頃の忙しさでたるんでしまった肉を引き締めるため、日中は筋トレとランニングのトレーニングセットに時間を割いた。オーディオブックで『テスカトリポカ(佐藤究)』を聞いていた。残り1時間のところまで聞いた。 とても面白い構成を取った物語だ。主要人物が、各章で順々に描かれたのち、物語の歯車が急

          日記:『テスカトリポカ』の刺激はトレーニングに有効か?

          日記:書を捨てよ。筋トレをしよう。スマホでテキストを聞こう

          良い本に出会うと何かを書きたくなる。1冊と出会うだけじゃダメだ。自らの平凡さにウンザリするぐらいに読まないと。 2021年は耳で聴く読書を始めた年だった。アマゾンが提供するオーディオブックも利用するけども、どちらかといえばKindle本を読み上げアプリにロードして聴くことのほうが多い。トレーニングをしながら本を聞く。いや、本を聞くためにトレーニングしていた。 「よし。今日明日で、半藤一利の昭和史の上下巻1000ページを聞いてしまうぞ」とか心に決めて取り組んできた。蔓延防止

          日記:書を捨てよ。筋トレをしよう。スマホでテキストを聞こう

          解説文、〆切り過ぎてるうえに文字数オーバーして書いてしまった。。。 でも、本が売れてくれればいいかなぁ

          解説文、〆切り過ぎてるうえに文字数オーバーして書いてしまった。。。 でも、本が売れてくれればいいかなぁ