映画【ラストマイル】物流業界従事者として考える事
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」両方共見ていない私ですが、
映画自体は単純に面白かったです。エンターテイメントとして良く出来ている映画で楽しめました!!
各ドラマとリンクされている部分は、各登場人物のキャラクター設定が分からなかったので、やっぱりドラマを観ておけばもっと楽しめたのではと感じました。
各所に散りばめられた伏線も最後には見事に回収されていたので、内容は大満足でした。満島ひかりさんの演技はいつも通り圧巻でした。存在感が抜群で、外資系の管理職を見事に演じていて、「あんな感じの女性管理職っていそうだよな!」と感じながら見てしまいました、、、
物流業界関係者としては複雑な心境でもありました。
2024年問題やラストワンマイル問題。運賃交渉など他にも様々問題を抱える物流業界において、かなりリアルに荷主と運送会社、そして実輸送するドライバーを描いていると感じ、映画の中にでてくる倉庫内作業者や運送会社事務員、配送ドライバーについて色々と考えながら見ていました。
もはや必要不可欠なECサイト。それを支えているのは映画に出てくるような縁の下で支えてくれている人達のおかげだという事をどれだけの人達が知っているのか、、
映画のように上手くいかないのが荷主との関係です。それが現実で、安い運賃で輸送せざるを得ない運送会社や、24時間でピッキングする作業員の人達など。
考える事が多い映画でした、、、、、、
難しい事を考えずに、単純に面白い映画でした。
一度観て自分なりに考察する事も多い映画なので、是非もう一度観たいと
思わせてくれる映画でした。