《鬼の旅6》 鬼女になりかけていた存在

この日は氷見から糸魚川へ移動した。
電車で2.5時間の移動ー
大雪の影響があったが
それでも電車が動いていて助かった。





車内で、宿泊する場所を確認しようと
予約サイトを開くと…



絶対に予約をしたはずなのに
反映されていない。



システム上、2日前までに予約をしないと
宿泊できないのでこれには焦った。
なんせ、3日も宿泊予定だったからだ。


お昼過ぎに糸魚川駅につき、
ようやくご飯にありつけた。

こんなこと滅多にないのだが
店員さんに声をかけても
気づいてもらえない。

さらに、お箸も忘れられた。


???


これは一体、何が起きているんだ?





真っ先に出て来たのが



「わたしのこと忘れないでよ!!」


「わたしの存在を無視しないでよ!」



という叫びだった。





海巫女より子宮と対話してみて
と言われたので意識を向けると




「わたし(子宮)から湧き出てくるもの
(直感、インスピレーション)で
あなたはこうして動けているのに

私ばっかり置いてけぼりにしないでよ!
なんで自分だけさっさと行っちゃうの?

一緒に連れていってよ、ひとりにしないで
さみしいよ…」




もっとわたしの存在を感じて欲しい
わたしの声をもっと聴いて!!





わたしにとって、「聴く」とは「愛を受け取る」
行為であるため、聴いてもらえないということは
「愛を受け取ってもらえない」ことを意味する。



子宮はもっと愛を受け取って欲しいと
叫んでいるのに、すでにこれだけたくさんの愛を
送って来てくれているのに


それに気づかない、つまり愛を無視していた故に
自分の存在を「無視」されるようなことが
立て続けに起こったのであろう。


そして、多くの愛を自分で無視していたが故に
「わたしは愛されていない」という思い込みに
至ったのであろうと、旅初日のことにも繋がった。





このことが、解消すると同時に
なんと、無事に宿に泊まれる連絡をもらい
事なきを得た。




そして、一番最初に出て来た

「わたしのこと忘れないでよ!!」

という悲痛な叫びは、糸魚川の地にいる
奴奈川姫のものでもあるかもしれない…




奴奈川姫の「奴」という字が気になって
調べる途中で気がついた。
奴隷にも使われる漢字だということをー



すると…


なかなかな意味の漢字であった。
こういう意味の漢字を充てられたということは
隠す必要があった
ということ。



つまり、奴奈川姫の本来の姿も
隠された存在であり鬼なのかもしれない…





「わたしのこと忘れないでよ!!」
「わたしの存在を無視しないでよ!」




奴奈川姫に意識を合わせると
「いいように使われた」
という感覚が来た…




明日以降、実際に土地を巡り
感じながら解放まで導けるよう努めよう。



と、書いた直後から
ヌナカワヒメのことを調べ始るうちに
あれよあれよという間に、
「だからか!!」というところに
行き着いたのであった。



この気づきが、わたしだけでなく
海巫女の根っこの部分をも癒し
翌日の解放の儀へと繋がる。



つづく

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