雑記36 川根本町小旅行'24-4 やまびこ資料館
やまびこ資料館は接岨峡温泉駅からの坂道を下って道路を挟んですぐにある。
入館料
大人(高校生以上)200円
小人(小・中学生)100円
今以上に林業の盛んだった頃、このあたりには、こんな太い木がたくさん生えていたという。特に太い木はお城や寺社仏閣使われていた。
林業が盛んだった頃と聞いてはいたけれど、そこから想像していた景色を超える写真があった。人のサイズと川幅と大量の木の幹が圧巻。また、こんな写真資料を残していることもすごいと思う。
ちょっと毛色の違うこの写真。なんと館内を案内してくれた方がかつて働いていた山小屋だという。驚きの裏話だった。
小さな小枝が置いてあり、切って香りを体験で切るようになっている。色々な植物が置いてあった。ふわりと鼻に届く香りは、香水やアロマでは再現できない。1つ1つ異なった姿や特徴があり、豊かな世界がそこにあった。普段の生活で道端の雑草にも関心を向けないでいると、こういうところで自分の視野がひどく狭く貧しくなっていることに気づかされる。
ダムが作られると、そこにあった植生や生き物の環境が大きく変わる。人々の暮らしも。
植物の押し花や動物のはく製、魚や虫の標本、人々の暮らし、祭事、ここにある豊かさをあとに伝えていこう。そんな気持ちが、ここに住んでいない自分にも伝わっきた。
見学後、映像記録を見せてもらえた。自分ひとりしかいないのにわざわざセットしてくれて、親切が嬉しかった。
写真でも見ていたけれど、映像で材木を川に浮かべている様子が本当にすごかった。少し怖かったくらい。
気が付くと帰りの列車の時間だった。こんなに時間をかける予定ではなかったけれど仕方がない。もう一度館内を見たい気持ちもあるけれど、仕方がない。帰宅しなければ。しぶしぶ館を後にしたのを覚えている。
奥大井のかつての暮らしや自然を学べる資料館、また行きたいなぁ。