トランプを操る女性の存在が…!「SNS人事」のウラでポンペオ元国務長官の追放を主導した「猛獣使い」の正体と、アメリカ中枢ではじまる「復讐の嵐」
現代ビジネスへの投稿の後編です。
前編『トランプが政権人事で「共和党エリート」たちを次々と粛清…!「ほめ殺し」の末に追放されたポンペオ元国務長官の「悲惨な末路」』で紹介したように、かつての部下で袂を分かったポンペオ氏への「ほめ殺し」はかなり陰湿で「いけず」でした。
後編では、トランプ次期大統領が第2次政権でやろうとしていることを、さらに分析していきます。
具体的には、今回の選挙運動を統括し、新たに次期首席大統領補佐官に指名された「最強の政治コンサルタント」ことスージー・ワイルズ氏が、トランプ氏の大統領らしくない部分を抑制する役割が上手く機能している可能性を考えます。
たとえば、トランプ候補(当時)が7月31日にシカゴで開催された全米黒人ジャーナリスト協会(NABJ)の年次大会の質疑応答で、「ライバルのハリス候補はずっとインド人だったのに、急に黒人に変身した。誰か調査すべきだ」「彼女は黒人と見られたいようだ」などと問題視されることが確実な発言をした際に、それ以上ダメージが拡がらないよう予定時間を早めて切り上げさせたのは、ワイルズ氏その人でした。
また、発言を未然に止めさせることはできなかったものの、9月10日の大統領候補討論会でトランプ氏が「オハイオ州スプリングフィールドのハイチ人不法移民が犬や猫を捕まえて食べている」とデマを話した際に、スタジオにいたワイルズ氏はトランプ氏を鋭く睨みつけていたのだといいます。その後トランプ氏は、この話をあまりしなくなりました。
トランプ次期大統領は基本的にワンマンの暴れん坊ですが、ワイルズ氏による「猛獣使いのスージー効果」はすでに現れていると見るべきでしょう。戻って来た「トランプのSNS政治」は、その文脈において裏の裏まで読む必要がありそうです。
解析を試みました。ご一読ください。